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海と芸術の街ハウステンボスコミュのハウステンボスカップ タマリンド奮戦記

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ハウステンボスカップ ヨットレースでの
タマリンド奮戦記です。読んで下さいねわーい(嬉しい顔)

コメント(10)

2006年ハウステンボスカップ、タマリンド奮戦記
9時30分に出航。すでにスタートしたロングコースの戦列が見える。どうもリコールが有ったようでスタート海面には入らないよう指示がでている。リコール艇のペナルティーが終ってスタート海面が開放されるとすぐ、スタートラインに平行に走ってラインと風向の角度を見る。ほぼ直角だ。これならどちらからスタートしても損得は無いが、それならばスターボースタートが有利だろうと判断。スタート右海面の本部艇脇からのスタートを計画する。此処には多分有力な艇が密集する。一度本部艇右後ろからのスタートをシュミレートして適当な位置で左にジャイブ(ジャイブとは後ろからの風で方向転換すること)。左回りでシュミレートした同じコース取りをする。うまくいった。今日は珍しく三女がやるきまんまん。さっきから「働くぞー」と叫んでいる。どうやら今回の旅行でクッキーやら甘いもの食べすぎでかなり太った分、肉体労働でのカロリー消化を狙っているらしい。ウインチマンに陣取ってジブシートを引いてくれている。スタートラインに近づいたところで風が止まる。密集集団の少し前に出ていたので命拾いをする。直ぐ後ろは無風の中密集集団があえいでいる。こちらの両脇にはぶつかりそうなヨットは居ない。微風をとらえて周りの新鋭艇にそん色無く進む。その瞬間P旗が降りて単音一声。スタートだ。いいスタートだ新鋭艇にじわじわ抜かれるのは致し方が無いが、この船としては非常に良い位置で良い走りをしている。これでレースの1/3は決まった。爽快なスタートだ。後は何処でタックするか。最も風の良さそうな海面に乗らなければ無ければならない。手前でタックしている船もあるがこちらはじっくり我慢。ぎりぎりまで我慢して「タックー!!!」いいぞー。いい風の海面を取った。これがクルーザーレースの真髄。タック後次の海面を探す。さざ波の色だ。遠方のさざなみの色の動きをとらえ風の動きを読む。ここの選択が勝敗に大きく左右する。この船は左からの向かい風に弱い。急に速度が落ち、向かい風への上り角度が悪くなる。途端に他の船にじわじわと抜かれる。クヤシー。多分右のサイドステーが弛んでいるせいで、マストが微妙に左に傾いているせいだろう。レースが終ったら右のサイドステーをもう少し締めて調整しなければ。スタートが良かったのに、ポートタックになってからじわじわ抜かれてしまった。風の無いときはなにしろ我慢。歩くのもそーっと船を揺らさないように動く。セールトリムを頻繁にとってセールの形を最良の状態に調整。家内達ウエイト役に風下側に移動してもらい、船を風下側に若干傾けて下ヒールを丁度良い状態に保つ。体重移動はをじわりじわりと微妙に行う必要がある。1センチ1センチ少しづつでも見えない相手に勝つ思いで努力する。クルーザーレースは競技海面が広いので、潮の読み、風の有る海面の読みなど、それぞれ皆一番良いと思っている海面を目指す。したがってそれぞれの艇がてんでんバラバラに点在する状況を呈す。直ぐそばを競いながら行うレースと違って自分との勝負になる。息を殺してそーっとそーっと船を揺らさずにじわーっと風に合わせてゆく。そして他の艇より少しでも早く風の有る海面に入り込めばこちらのもの。風は狭い範囲で海面により微妙に違う。時には自分の船の周りしか風がふいていないような幸運のときも有る。ちょうど回り込みブイまでの行き半分まで進んだところで、コース短縮の合図。流し込みゴールだ。あまりに風が弱い為折り返し地点のブイがゴールに変更となった。これはまずい。我が艇は向かい風に弱く、折り返し後の背風でのスピンワークで逆転を狙っていたので、まずいまずい。これでは勝てない。この時点で上位入賞は諦め。ところがこの辺から我が艇の走っているところだけ風が吹いてきた。右の船も左の船もどんどん後ろに下がってゆく。またまた闘争心が湧いてきた。ブイと本部船が遠く左斜め前方に見てきた。風としてはこのままの方向に行くのが良いがこの方向ではゴールのラインに入れない。しかし風はここが良い。左へのタックを我慢。我慢。ねばってねばって。「タックー」三女がウインチマンで頑張っている。直後に左後ろから迫って来た2艇の前にかぶさったが、こちらがスタボータックで優先権が生じた。相手はこちらの艇を避けなければならない。前にかぶさって2艇は押さえ込んだ。今度は右にもう一度タックしてゴールラインにせまる。ゴールの本部船を横切ると「ブー」ゴール通過の音響。ゴールだ。レース最後がスリリングで楽しかった。直ぐにエンジンをかけてハウステンボスに向けて帰投。ハウステンボスカップは毎年夏の終わりを告げる一大イベント。これが終ると今年の夏休みも終わりだ。
2007年第14回ハウステンボスカップ。タマリンド奮闘記。
昨日なかなか眠りにつけなかったが朝は7時前に目が覚めてしまう。ロングコースのスタートを見る為9時10分に出航。
ロングコースのスタートを見た後、いよいよショートコース。10分前になると本部艇の回りに参加艇がひしめきあい始める。ぎりぎりになってもスタートラインに入り込む隙間が出来ない。仕方なく最初の一群の後ろから2分も遅れてのスタートになってしまった。このスタートの失敗は痛い。 その後も風が弱くタマリンドには最悪。弱風なので下ヒールさせて最適のセールカーブを作りじっと我慢。大崎半島側の風が強めなのでさっそく大崎半島側に向かう。風もだんだん強くなりタマリンドが少しづつ走り始める。しかし風の方向から行ってあまり大崎半島に近づくと風が急に止まる可能性がある。ただブイの方向に向かうには出来る限り大崎半島に近づいてからタックした方が有利。うまく行けば1回の右タックでブイに向かえる可能性がある。ギリギリまで岸に近づいて「タックー!!!」しかしタック後の進行方向はブイの方向よりやや右。もう一度どこかで左へタックする必要がある。しかし前方の左右の海面を観察すると左が弱い。あまり左海面に出ないほうが良さそう。この頃からどんどん風が弱くなり始めジブセールもメインセールもだらんと垂れ下がってしまった。真夏の太陽がジリジリと肌を焼く。風が無いので暑い!!皆じっと我慢。右前方を見ると運営艇がコース短縮の旗を掲げて走っている。やはりコース短縮だ。コース短縮では折り返し点のオレンジブイがゴールに変わる。しかしスタートしてからすでに2時間半でタイムリミットまであと2時間。コース短縮になってもこの状態ではリミットまでにゴールできるかどうか?そんな時サイドステーに付けておいたテルテールが少し前方に振れる。分からないほどの弱さだが一定の方向を向いて動かない。確かにそれまで前から吹いていた風が後ろからに変わっている。「JRさん!!!テールだテールに変わって来る」「スピンの準備!!」 さっそくJRさんがスピンポールをセットする。まだだれもスピンを上げていない。いいぞ〜最初にスピンを上げた艇が勝ちだ!!風は右後ろからの微風。 私が風向に合わせてポールの向きを固定し、スピンシートを引いて前もってスピンのフットを広げておく。準備が整った所でJRさんがスピンハリヤードを巻き上げ。ハリヤードがスルスルとあがり、ちょっと間をおいてスピンがパッと開く。と同時に止まっていたタマリンドがじわじわと動き始める。ヤッター!!と思って左右を見ると、もうすでに多くの艇がスピンを上げている。皆すごい!!風は遥か後方海面からどんどん変わって来ている。その強い風のある海面のさざなみは遥か後方にあって、まだタマリンドの所まで届かない。その風に乗った後方の艇がどんどんタマリンドに近づいてくる。なんて事だ!!と焦りがつのるが、後方の風は何時までたってもここまで届かない。そして!!なんと!! その風はタマリンドに届かないまま左にそれてゆく。さっき先に風が止まって立ち往生していた左舷方向遠方の船が、皆強い背風にスピネーカーをパンパンに張ってぐんぐん進んでいる。それでもまだタマリンドにはその風がやって来ない。右を見るとはるか遠方まですごい数のヨットが皆強い背風を受けて、どんどんスピードを出してきている。どうしてタマリンドにだけ風が来ないんだ。こんな事ってあるか!! いち早く風の変わり目を察知して誰よりも早くスピンを上げたのに。悔しさがこみ上げるがいかんともしがたい。ここは我慢!!周りの船に抜かされながらじっと我慢をしていると、やっとタマリンドにも強い背風が吹き始めた。もうかなりの艇に抜かされているが、ここで諦めてはいけない。前方を見ると右から左からゴールを目指し色とりどりにスピンに風をはらんだヨットが、団子になって次から次に押し寄せてくる。すさまじい数の艇がどんどん重なってフィニッシュ。ゴールラッシュだったが、事故も無く無事レースを終了できてよかった。そのままエンジンをかけ左に反転し帰途につく。帰着申告を終わりタマリンドに戻ると、JRさん達がオーニングを広げて影を作っている最中。私も手伝ってオーニングを張ると、その下は良い風が入って涼しく気持ちが良かった。あとは総合順位がどうなるか? スタートも失敗し、風にも恵まれず、さんざんなレースだったので、順位はあまり期待できなかったが、ショートコースの順位を見てびっくり!!意外に良かった結果に皆で大喜びしてヨットに帰った。

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