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懐かしい物ふぁんくらぶ♪コミュの007 ロシアより愛をこめて(From Russia with Love)

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イアン・フレミングの長編小説第5作。また1963年に製作された007シリーズ映画第2作。ユナイテッド・アーティスツ提供。1964年4月の日本初公開時の日本語タイトルは『007 危機一発』。1972年に、『007 ロシアより愛をこめて』としてリバイバル公開。

あらすじ
犯罪組織「スペクター」は、クラブ諸島の領主ノオ博士の秘密基地を破壊し、アメリカ月ロケットの軌道妨害を阻止した英国海外情報局の諜報員007ことジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)への復讐、それもソビエト情報局の美人女性情報員と暗号解読機「レクター」を餌にボンドを「辱めて殺す」事で両国に泥を塗り外交関係を悪化させ、更にその機に乗じて解読機を強奪するという、一石三鳥の計画を立案した。

実はスペクターの幹部であるソビエト情報局のクレッブ大佐(ロッテ・レーニャ)は、真相を知らない部下の情報員タチアナ・ロマノヴァ(ダニエラ・ビアンキ)を騙し、暗号解読機を持ってイギリスに亡命する様、また亡命時にはボンドが連行する事が条件だと言う様に命令する。英国海外情報局のトルコ支局長・ケリム(ペドロ・アルメンダリス)からタチアナの亡命要請を受けたボンドは、罠の匂いを感じつつも、トルコのイスタンブールに赴いた。

しかしそこにはスペクターの刺客・グラント(ロバート・ショウ)が待っていた・・

みどころ
前作の成功により、さらにアクションを取り入れた活劇大作。屈強の殺し屋との格闘、ヘリコプターによる追跡、ボートでの脱走と、見せ場が次から次に登場する。ダニエラ・ビアンキは、知性の中に色気とチャーミングさを覗かせ、その後のボンド・ガールの方向性を確立した。ボンドのアクションにおける強敵としてのグラントのキャラクター、支給品の秘密兵器(ここでは決まった手順であけないと麻酔ガスが噴き出す仕組みになったアタッシェケース)がクライマックスで重要な伏線になること、何よりもオープニング・テーマの前に「プレ・アクション」が入るようになったことなど、後続作品に踏襲されることになるパターンの多くが、本作で形作られた。ファンの間でも最も人気が高い作品の一つである。

原作は刊行当時(1956年)の趨勢を反映して、英国秘密情報部対ソ連特務機関スメルシュの図式となっているが、映画では政治問題を避けて前作に続き犯罪組織「スペクター」を主敵としている。しかし、映画作品内といえども当時のソ連にとって好ましくない描写もあったため、同国ではその後007シリーズは御法度とされていたという。

ロケ地であるイスタンブールの描写やオリエント急行車内(映画では特に明言されていない)での模様など、ストーリーの展開は概ね原作に近づけてある。また、往年の名女優ロッテ・レーニャの名演、およびペドロ・アルメンダリスの生涯最後の演技が作品を支えている事を忘れる訳にはいかない。


サウンドトラック
ライオネル・バート(Lionel Bart、1930年 - 1999年)が作曲、バラード・シンガーのマット・モンロー(Matt Monro、1932年 - 1985年)が唄う同名タイトルの主題歌が大ヒットした。


タイトル
1964年4月の公開当時の邦題の「危機一発」は、髪の毛一本の僅差で生じる危機的状況を意味する「危機一髪」と銃弾「一発」をかけた一種の洒落で、当時ユナイト映画の宣伝部にいた映画評論家の水野晴郎が考案したとされる。
その後、「危機一発」という語句は「ドラゴン危機一発」や「黒ひげ危機一発」、映画では「ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!」でも用いられた。
これによって間違えやすい熟語に加えて本来の四字熟語としての表記も「危機一発」であるとの誤解が広まったともいわれる。
原作『ロシアから愛をこめて』を「ロシアより」に変えたのは「ロシア経由で」と「ロシアへの愛(母国愛)以上に」の2つの意味を持たせる為という可能性あり(「ロシアから」だと後者の意味が欠ける)。(参考文献=「キネマ旬報」007特集号への寄稿で「シリーズベスト10投票」にて訳者が「苦心の邦題を勝手に…」(邦題に苦心した他作品も含め)とコメント。

キャラクター、キャストなど
本作は、ケリム・ベイを演じたペドロ・アルメンダリスにとって遺作となる。撮影当時、すでに末期癌に冒されており、彼の出演部分が撮影終了した直後にUCLA病院に入院したが、そこで拳銃自殺を図ってしまった。なお、息子の「二世」が「消されたライセンス」に出演している。
レッド・グラントを鍛え上げたスペクター秘密訓練所の責任者・モゼニー役のウォルター・ゴテルは、後に『私を愛したスパイ』〜『リビング・デイライツ』でソビエト情報局のゴーゴル将軍を演じた。
映画版では本作で初めてスペクターの No.1 ブロフェルドが登場するが、顔も見せなければ名前も明らかにしない。この人物を演じたのは、『ドクター・ノオ』で配下のデントを演じたアンソニー・ドーソン。声はエリック・ポールマンがアフレコをしている。
映画版ブロフェルドのペットはペルシャ猫で、本作以降も毎回膝の上に抱くシーンが登場。その他、本作では水槽に闘魚(Siamese fighting fish)を飼っていた。
クロンスティーン(スペクターNo.5)役のヴラディク・シェイバルは、番外編『カジノ・ロワイヤル』にも、ル・シフルの部下として登場。ポーランド出身の俳優で、テレビシリーズ『謎の円盤UFO』のドクター・ジャクソン役などでも知られる。
ブースロイド役が、前作のピーター・バートンからデスモンド・リュウェリンに替わる。本作では装備主任(Equipment Officer)と紹介され、ボンドに特殊装備のアタッシェケースを渡す。「Q」と呼ばれるようになるのは、次作の『ゴールドフィンガー』からで、シリーズでもお馴染みとなっているボンドとの掛け合いも次作以降。この後、第8作『死ぬのは奴らだ』を除き、第19作『ワールド・イズ・ノット・イナフ』までのシリーズ全作品に登場することになる。
前作『ドクター・ノオ』でボンドとカジノで知り合った、ユーニス・ゲイソン演ずるシルビア・トレンチが再び登場。レギュラー化の計画もあったというが、結局本作が最後の登場となった。
原作のエンディングでは、小説第1作『カジノ・ロワイヤル』でボンドに協力したフランス参謀本部2課のルネ・マティスが顔を見せるが、本作では出てこない。このキャラクターは、2006年の『カジノ・ロワイヤル』でモンテネグロの現地部員と設定変更されて、ようやく登場している。

秘密兵器など
アタッシュケース。銃弾20発、ナイフ、ソブリン金貨50枚(25枚ずつ2本のストラップに収納)が隠されており、アーマライトAR-7(赤外線照準器が付属)が入っている。(AR-7にはスコープは付属しないため、収納式ストックは専用に改造されている)また、タルカム・パウダーの容器に詰めた催涙ガスをセットすると、ケースを普通に開けた際ガスが噴出する。これを避けるには、つまみを水平に回してから開く。Qブランチが開発したもので、ブースロイド少佐から説明を受けた後、Mの命令で携帯させられた。
盗聴器探知機。電話に仕掛けられた盗聴器を探知。特に他のものに偽装はしていない。
ローライフレックス・2眼レフカメラに偽装した小型オープンリール・テープレコーダー。
レッド・グラントの腕時計。竜頭を引くとワイヤーが伸び、これを相手の首に巻きつけて絞め殺す。
ナイフを仕込んだ靴。スペクターのローザ・クレッブが使用。
原作によると、ナイフに塗られていたのはフグ毒で有名なテトロドトキシン。原作ではこれを刺されたボンドが呼吸困難に陥り「一体どうなるのか!?」というところで終わってしまう。次作『ドクター・ノオ』で、その後人工呼吸によってボンドが一命を取り留めたことが明らかになるが、映画では製作順序が逆になったため、このエピソードは変更されている。
特殊装備搭載のボンドカーは、まだ登場しない。本作の序盤で、ボンドはベントレーマークIV・コンバーチブルに乗っている。自動車電話付きで、ポケットベルで呼び出しを受けたボンドは、この電話で本部と連絡を取る。どちらも、当時はまだ珍しいものであった。
原作のボンドは、初め1933年式ベントレー・コンバーチブルに乗っていたが、第3作『ムーンレイカー』で大破してしまい、1953年型の二台目に乗り換えた。

その他
『ルパン三世』のTVスペシャルでは既述した「危機一発」という表記がタイトルに使われたり(1989年放送の『ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!』)、本作と同じタイトルの作品(1992年放送の『ルパン三世 ロシアより愛をこめて』)も製作され、冒頭のシーンのオマージュがされるなど、本作はそれなりに馴染みのある作品になっている。
2005年に本作のゲーム版がPSP、PS2用ソフトとして発売されている。ジェームズ・ボンドの声をショーン・コネリーが担当している。
1961年、ライフ誌に載ったケネディ大統領の愛読書10冊の中に、本作の原作が入っていた。
ソ連の暗号解読器の名前は原作ではスペクターだが、映画では敵がスペクターに変えられたため、混同を避けるためレクターに変更された。
ボンドとシルビア・トレンチが河畔でピクニックをしているシーンは、イギリスのバークシャーにあるハーレーでロケされた。
ボンドはパンアメリカン航空の旅客機で、イスタンブールのイェシルキョイ空港に到着する。
ケリムはボンドを船に乗せ、地下貯水池をソ連領事館の真下まで案内する。
ケリムがボンドを連れて行った村のシーンは、イスタンブールのアジア側郊外にあるペンディク(Pendik)でロケされた。
ボンドはボスポラス海峡クルーズ船の上で、タチアナからレクターの情報を聞き出す。
ボンドがタチアナの持ち出したソ連領事館の青写真を入手した場所は、聖ソフィア寺院。
レクターを奪取したボンドは、タチアナを連れシルケジ駅からオリエント急行に乗車。ストーリー上では、列車はその後ユーゴスラビアのベオグラードとザグレブに停車。
グラントと戦いこれを倒したボンドは、タチアナを連れユーゴスラビア国内の踏み切りで下車し、トラックで陸路を逃亡した後、ボートでアドリア海を航行してヴェネツィアへ至る。
原作では、グラントとの戦いはスイス・イタリア国境のシンプロントンネル内で行われ、その後ボンドたちは、フランスのディジョンで途中下車してパリへと到る。
トラックがヘリコプターに追われるシーンや、ボートチェイスのシーンは、実際はスコットランドで撮影された。
ボンドとタチアナはヴェネツィアで運河をクルーズし、ため息橋の下を通過する。このシーンではコネリーとビアンキは現地ロケを行っておらず、スタジオでスクリーン・プロセス撮影をしている。
ケリムを負傷させたソ連の狙撃者クリレンクの隠れ家は、巨大な映画広告の裏にある。この映画は、ブロッコリとサルツマンのイオン・プロが、本作と同じ1963年に制作した『腰抜けアフリカ博士』である。クリレンクは、看板いっぱいに描かれたヒロインであるアニタ・エクバーグの口の部分に作られた出口から脱出しようとしたところを、ケリムに狙撃され落命する。なお、原作では映画『ナイアガラ』の広告になっていて、マリリン・モンローの口から脱出する。
オリエント急行の食堂車で、ボンドたちは舌平目のグリルを食べる。この料理にボンドはテタンジェ・コント・ド・シャンパーニュ・ブラン・ド・ブランを注文。一方グラントは、赤ワインのキャンティを注文し、ボンドの不審を招く。
映画での敵役はスペクターだが、原作ではスメルシュとなっている。また原作での黒幕はイワン・シーロフであり、彼は実在した人物である。

スタッフ
原作:イアン・フレミング
監督:テレンス・ヤング
製作:ハリー・サルツマン、アルバート・R・ブロッコリ
脚本:リチャード・メイボーム
撮影:テッド・ムーア
編集:ピーター・ハント
音楽:ジョン・バリー
主題歌:マット・モンロー
作曲:ライオネル・バート
楽曲録音プロデューサー:ジョージ・マーティン
美術:シド・ケイン
特殊効果:ジョン・ステアズ
視覚効果:ロイ・フィールド
メインタイトル・デザイン:ロバート・ブラウンジョン

キャスト
ジェームズ・ボンド:ショーン・コネリー
タチアナ・ロマノヴァ:ダニエラ・ビアンキ
ローザ・クレッブ(スペクターNo.3):ロッテ・レーニャ
レッド・グラント:ロバート・ショウ
ケリム・ベイ:ペドロ・アルメンダリス(w:Pedro_Armendariz)
ケリム・ベイの女:ナジャ・ジレン
モーゼニー:ウォルター・ゴテル(w:Walter Gotell)
M:バーナード・リー
Q:デスモンド・リュウェリン
マネーペニー:ロイス・マクスウェル
クロンスティーン(スペクターNo.5):ヴラディク・シェイバル(w:Vladek Sheybal)
シルビア・トレンチ:ユーニス・ゲイソン
ゾラ:マルティーヌ・ベズウィック

日本語吹替
TBS『月曜ロードショー』

ショーン・コネリー:若山弦蔵
ダニエラ・ビアンキ:鈴木弘子
ロッテ・レーニャ:沼波輝枝
ロバート・ショウ:内海賢二
ペドロ・アルメンダリス:大宮悌二
バーナード・リー:今西正男
アンソニー・ドーソン:早川雄三
ロイス・マクスウェル:花形恵子
ウォルター・ゴテル:飯塚昭三
その他:緒方敏也、寺島幹夫、広瀬正志、西村知道、加川三起、日比野美佐子、若本規夫
日本語版制作
演出:佐藤敏夫
翻訳:飯島永昭
調整:前田仁信
効果:遠藤グループ
製作:東北新社・TBS
配給:ムービーテレビジョン
テレビ東京再放送担当スタッフ
テレビ東京担当:深澤幹彦、渡邊一仁
製作協力:武市プロダクション、ムービーテレビジョン
2006年11月22日発売 DVD アルティメット・コレクション

ショーン・コネリー:若山弦蔵
ダニエラ・ビアンキ:林真里花
バーナード・リー:藤本譲
ロバート・ショウ:山野井仁
アンソニー・ドーソン:稲垣隆史
ロッテ・レーニャ:巴菁子
ウォルター・ゴテル:島香裕
日本語版制作
翻訳:平田勝茂

※注
日本でも「ダブルオーセブン」と言うようになったのは1970年代半ば以降

From Russia With Love Opening w/ Matt Monroe's vocals

(o・ω・o)ボンド役はショーンコネリーが一番いいですよね〜

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