mixiユーザー(id:7793076)

2008年10月15日00:42

3 view

自殺未遂

今日は脳の検査でMRIを受けてきた。
これで脳に障害があるのかどうかが判別される。
・・・検査結果は16日だってさ。

さて日記タイトルにおける自殺未遂だが、事の真相はこうだ。
MRIはちくわみたいな機械の中に入らされてガタゴトされる。(知能低そうな文章だな)
脳を調べるので動かないように頭部を固定され、咳払いや唾を飲み込む時など機械が一瞬ストップした時にするようにと先生に注意される。
ヒエー!そんな事言われると余計に咳払いや唾を飲み込みたくなってくる。
ガチャガチャ、ビッコンビッコン、不快な音を鳴らせて機械は俺様の脳を投影している。
ある程度の時間が過ぎると緊張が解けて咳払いなどの誘惑も無くなってきた。
その安心感が命取りだった。

「やべー、屁が出る」

ちくわの空洞にスッポリ入っているから外の状況が一切分からない。
すぐそこに先生様がいらっしゃるかもしれぬ。
そう思ったら、屁の爆音を鳴らすわけにもいかない。
屁したって気付かれたら恥ずかしいもの。
私は最善の注意を払って片尻浮かせて決して音を出さぬよう屁をすかした。
成功。
音は一切しなかった。
安堵感。
だが・・・懸命な読者諸君なら言わずと分かる結末なのだが、案の定激臭が襲ってきた。
人、一人が入るほどの狭いスペース。
空気の逃げ場などたかが知れてるのだ。

「ぐはあっ!?」

よりによってなんでこんな・・・稀に見るヒット作な激臭が・・・
むむう・・・そう言えば、音を鳴らす屁よりすかした屁の方が臭いのは誰もが認める事実。
音に気が行き過ぎて匂いにまで気がまわらなかった。

「うぐふぅ・・・」

目にしみる激臭にジタバタ暴れ回ることも許されず、数分間を耐えに耐えた。
拘束具に身を縛られ毒ガスを嗅がされるリンチに近いこの状況に涙目で神を呪った。

「俺、何も悪いことしてないのに!」

意識が毒ガスで遠のいていく

「アウシュビッツ・・・」

そう呟くと私の意識が消えていくのを感じた。


気付くと先生に起こされてる私がいた。
どうやら私のゴキブリ並みの生命力が毒ガスの猛攻に打ち勝ったらしい。
先生も私が無事に生還出来てとても喜んでるようだ。
命の有難さを再確認して私は核磁気共鳴画像機器から立ち上がった。
0 6

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する