とどかぬ想い

仕事が3時前に早く終わり、家に帰って喜びの中でシャワーを浴びる。
ついでにそのまま歯を磨く。
すると一本の電話が鳴った。
私は歯ブラシくわえたまま電話に出る。

「お忙しいところ恐れ入ります。私、なんちゃらかんちゃらのナントカでございますが・・・」

チッ・・・勧誘か。

「ファお、フォれ（あの、俺）いファファをいファいフェう（今、歯を磨いてる）フォフォフォファンフェフへお（ところなんですけど）」

「はい？・・・うまく聞き取れませんが・・・」

カチーーン

「ヘフファあ、いふぁファをいファイフェうふぉひゅーファンふぇう！！」
（ですから、今、歯を磨いてる途中なんです！！）

「はあ・・・」

ピキーーン

ごっくん

「今、歯を磨いてる途中だから電話切ってもいいですか！？」

「あ、失礼致しました！また日を改めてお電話差し上げます」

「うむ」

ガチャリ

ああ・・・気持ち悪い。
俺はアホだ。