mixiユーザー(id:1682634)

2008年05月19日17:46

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政略「天下三分の計」を説明

# 最初に言っておくけど、政治や戦争や兵法や数学の話だよ。

「モケモケ」は共食いする生命体です。
強いモケモケは弱いモケモケを確実に食べることができます(弱肉強食)。そして、同じ強さのモケモケが争うと共倒れになるので、通常はそのようなことは発生しません。面白いことに、モケモケは共食いするとぐっすり眠ってしまう性質があります(そして他のモケモケに食べられてしまうのです)。

このモケモケが一つのエリアに3匹いたとしましょう(強いモケモケ2匹をAとBとし、弱いモケモケをCとします)。ちょっと考えると、モケモケCはすぐにAかBに食べられてしまいます。しかし、実際にはそうならないことがあります。なぜならば、Cを食べたモケモケはその次に自分が食べられてしまうからです。

それではもしモケモケが4匹いたらどうでしょう(1匹だけが弱いとします)。なんと、この場合は弱肉強食が1回だけ発生します。なぜならば、最初に共食いしたモケモケは残った2匹のにらみ合いの中で悠々と眠ってられるのですから。

この考え方を拡張していくと、モケモケが奇数匹の場合は共食いは発生せず、モケモケが偶数匹の場合は1回の共食いが発生することになります。

=

世の中が安定するには、同じ程度の強さの勢力が均衡しているか勢力の数が奇数であることが重要です。逆に言えば、奇数の勢力による相関の中では、弱小勢力も生き残ることが出来ます。情勢にともない力関係が変動した場合のことを考えると、「均衡」よりも「奇数」の方が安定し続けることが出来るといえます。
どこかと同盟して他国を攻め滅ぼす場合は(どんなに目先の条件が良かろうとも)その後の勢力図を考慮しなければなりません。

そういうこと。
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