ドコモの既存ブランドも錚々たる面々ですが、こちらもかなりの陣容を誇っていますね。
ドコモ、新ブランドで新CM開始──成海璃子、堀北真希、爆笑問題らを起用
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=469252&media_id=37
というより、最近はタレントを大量に投入したCMが目立つように思います。
それもそこそこのレベルを質より量で勝負、なんてことはなくて単品でも十分に成立するレベルでさらに絨毯爆撃、みたいな。
とりあえず、いま思い出せる例はこのふたつ。
●資生堂・TSUBAKI
相沢紗世・蒼井優・杏・生方ななえ・香里奈・黒木メイサ・鈴木京香・竹内結子・田中麗奈・仲間由紀恵・広末涼子・観月ありさ
●ロッテ・ガラナチョコレート
石川遼・上戸彩・榮倉奈々・長澤まさみ・堀北真希・森迫永依
携帯電話やシャンプーはイメージ商品なので、まだわからなくもないですが、1枚98円のチョコレートにこれだけ投資して回収できるのか他人事ながら心配になります。むしろ、ロッテのイメージ広告という位置づけでしょうか。
そういえば、榮倉奈々と森迫永依はNHKの朝の連ドラ『瞳』で共演してますね。
閑話休題。
しかしながら、それなりのタレントをそろえて起用するとなれば、費用の方も相当にかかるはずです。
広告するのが企業である以上、相応の回収を見込めるからこそ投資するのでしょうが、それほど効果があるものでしょうか。私ですら憶えている、というのはすごいことかもしれませんが。
出演に応じるタレントの側からも、なにかしらメリットがあるのでしょう。
スポンサーとタレントの双方に利点がなければ、こういう形式のCMが続けて製作されるとは思えないからです。
タレントがCMに出演するというのは、基本的に自分のイメージを換金する作業といえるでしょう。
CMに出演することでタレントのイメージも上昇するという幸福なめぐりあわせもありますが、やはり、そういうことはまれです。
まとめてCMに起用される場合、そのなかでランクの低いタレントは往々にして他のメンバーと並んでいるだけでもイメージが上がりますから、それだけでも得です。
一方、高いランクのタレントにとっては有利な起用法とはいえません。一人だけランクが高くて、リーダーとしてのポジションを与えられているなら有効でしょうが、たいていは甲乙つけがたいランクのタレントが3人以上起用されており、序列づけはまあ無理です。
トップクラスのタレントがそろえられていて、そこに選ばれるというのはイメージが上がる要因になるでしょうが、そもそも単品で売れるタレントにとってそれは有利でしょうか。
木村拓哉と渡哲也ぐらい異色の組み合わせなら、それはそれでありかと思わなくもないですが、特にそういうわけでもなさそうで。
ネットのニュースなんてそんなものだといえばそうなのですが、相変わらず知りたいことに限って書いていないなあと思います。まあ、この記事もタイアップみたいなものでしょうけれど。
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