地域の図書館でたまに公開講座を開いてまして、先日のテーマは系図の調べ方の入門編でした。
関心の高いテーマであるらしく、申し込みが多くて会場をいつもより広い部屋に変えたそうです。
受講者は高齢の方ばかりでした。
入門編というだけあって内容はオーソドックスでした。
ご先祖を探す場合には、さかのぼって調べていくのが鉄則だそうです。
たとえば、いくら自分が波多野秀尚の子孫だといっても、秀尚から調べて自分につなげていこうとすると間違いがおきやすいとのこと。
というか、そういう調べ方をする人がいるのですね。
実際に調べるのは菩提寺の過去帳や宗門人別帳になるそうで、武家ならば分限帳も有効ですが、個人の家系については図書館でわかることは少ないようです。
だいたい寛永(1624〜1644)まで調べられたら十分に成功、元和慶長(1596〜1615)なら十二分に成功、天正(1573〜1592)だったら大成功とのこと。
天正といえば、信長・秀吉・家康の時代ですから、その時代に自分のご先祖がどこでなにをしていたかわかれば、それは楽しいだろうなと思います。
ツクダの『戦国群雄伝』シリーズのこのユニットにいたんじゃないかと思ったりとか。
最後に一口メモ。
調査のために役所で除籍謄本をとる場合、理由を「家系図を作るため」にすると断られることがあるそうです。「墓石を作るため」とかにしておくと吉とのこと。
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