とてもいいことだ。

運慶の仏像、海外流出の恐れ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=411812&media_id=2

国を代表するような文化財は、いわば国際大使のようなものだ。
もっと海外に渡って評価を得てもらいたい。
日本の中にとどまって内輪で楽しんでいても、日本文化の発展には大して利することはない。

文化とはそもそもそういうものではないか。
中国古典の書画や絵画の名品がほとんど日本にあることを考えてもらいたい。

平山某という画家は金と権力にあかして、シルクロードの重要な美術品を略奪、もとい蒐集しているが、彼としたら政情不安で美術どころではない、かの国から美術品を守り、その評価を国際化するという使命感に燃えてのことなのだろう。

日本のような文化後進国の文化財も、世界の先進国（ひとえにお金持ち国）に行って、そこで正しく評価される方が良いに決まっている。

日本人が見たかったら、そこに行くか貸してもらえば良いじゃないか。
それが文化交流というものだ。

この海外流出を惜しむ人は、まず、自分の町の博物館なり美術館に行って、そこにある文化財を再評価してもらいたい。既に与えられた評価に踊らされていずに。



とりあえず、トレーサビリティだけはしっかりしておいてもらいたいが。