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2008年02月08日15:16

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暴走老人

この間、ムタさんにレスいただいた「列車を止めた時の賠償」について。
記事になっていたので掲出。

新幹線止めた“逆ギレ暴走老人”その賠償はおいくら?
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_02/t2008020725_all.html

>「損害賠償請求は、目に見える実損額が基準で、代替輸送に伴う他社からの請求や車両破損の修繕費などが該当します。それでも、人身事故も含めて、実際に請求するケースはごくまれ。通常は弁護士を通じて数十万円程度のおわび金を包み、鉄道会社も不問に付すケースが多いようです。また列車の遅延賠償は保険で自衛できる面もあり、都市伝説の『1分で何百万円の賠償』は、現実的ではありません」


まぁ、そんな所だろう。
しかし、法的に鉄道会社には賠償請求権が保持されている。
件のような暴走老人には、多少手間でも社会正義の為、あえて高額の賠償金を請求してもらいたいものだ。

おそらくこの80才の狷介不屈な老人は、そうした罰に反省することもないだろうが、社会的には警鐘になるかもしれない。


というのも、近頃中高年の暴走ぶりが目にあまるからだ。
「近頃の若い奴は」などと言うような常套句は、最早あてはまらない。
老人どもはそんなえらそうなことが言えるほど立派な存在ではなくなっているからだ。

キレる大人たち 増え続ける“暴走”
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/080204/sty0802040808001-n1.htm



今話題のこの事件もそんな一つの例と言えるだろう。

<力士暴行死>前時津風親方は「酒入ると人変わる」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=402437&media_id=2
死の「けいこ」解明へ、親方の言葉で暴行エスカレート
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=402586&media_id=20


時津風部屋の元親方、山本順一容疑者は、まさしく人格の悖る暴走老人だったのだろう。
普段は温厚で人格者を気取っていても、それがその人の本性から来る性質ではなく、社会が要請する「見かけ」を取り繕っているに過ぎない。その本質は身勝手で抑制が効かない残酷さを持つ、訓練されない子供のような人物だったのではないか。

そんな老人が、今とても多くなっているような気がする。



もはや伝統と格式を重んじる角界で精神修養をするなんてことは絵空事になっているのだろう。
八百長をやりながら決してそれを認めない形式主義。指導力のない理事長や、好きにふるまう横綱、そして無能なその親方。
どこを見ても範と成りうるような所はない。

「徴兵制で精神教育を」などと言っていた知事もいたが、淀んだ溜水のような組織で本当に精神修行ができると思っているのだろうか。
たいていそういうことを言う奴は、自分がチャラチャラした青春を送ったような人物で、自分が経験しなかった厳しさが、きっと後進の為になると幻想を抱いているのだろう。


そうした体質の古い組織を牛耳っているのはきまって老人であり、そうした老人の質が今や壊滅的に低下しているのではないか。

社会にあっても、モラルやコンプライアンスに意識が高いのは、むしろ若い層だ。
歳をとるほど、なぁなぁでいい加減になってくる気がする。


戦後のヤミ市時代の無法状態に育った老人や、高度成長の自分さえ良ければ世代の中高年、そしてバブルの浮き足立った頽廃に塗れた中年。
そんな連中が、ただ年上というだけで人間が上のような気になり、若い者に訓戒を垂れるなんて滑稽な図だ。
いや滑稽なだけならいいが、なまじ力を持っているだけに余計に始末が悪い。


暴走老人どもには「もっと若い者を見習え」と言ってやりたい。

老人の鳥羽口にある僕だけど。
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