mixiユーザー(id:809122)

2008年01月29日14:50

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生な情報

Murrariさんの日記で知ったアメリカのこのサイト、ちょっとスゴイ。

Rotten Neighbor

http://www.rottenneighbor.com/
http://itnp.net/category_betsu/57/596/

僕は常々、インターネットでのローカル情報のデータベースが、新しいネットビジネスのチャンスだと思っているのだが、ある種これは、その究極のアイデアと言えるかもしれない。


ネット情報は広域展開する共有情報についてはだいぶ整備されてきたが、地域性のある生活に根ざした情報はまだまだだ。
情報と違って人間の活動範囲は制限がある。
その制限にマッチした情報こそが、本当のニーズある情報と言える。

サラダにクレソンを入れたいけど、どこの店に売っているのか。どこが安いか。
どこのレンタル屋に行けば見たい映画ソフトがあるか。レンタル中じゃないか。
買いに行ける範囲の中古自動車屋の在庫は、どんなものがいくらであるのか。その中古屋の評判はどうか。
近隣の月極駐車場の場所と空き具合。その利用者と情報交換すれば、お互い便利な場所に借りられるトレードが可能かとか。
郊外でタクシーを拾う時、GPSによる空車タクシーの位置をネットで検索できるとか。

そういうピンポイントの情報が、これからのネット情報の主アイテムになるのではないかと思う。


そうなると、そうした情報の管理が問題になってくる。

鮮度のない情報に価値はないし、そうした旬の情報の正確さをいちいち検証していくことは現実的でもない。そうなると無責任な情報も増えてしまうだろう。

「情報」がこれまではまだ抽象性のある一般知識だったのだが、ローカル情報というのはリアルな「生な情報」として、ピンポイントで利用性が高くなる分、扱いはよりデリケートになってくるだろう。

しかし、知りたいことと知られたくないことのバランスは、実際折り合いをつけることは不可能だとも思う。


そんなことの実験場として、この『ロッテン・ネイバー』の今後を興味深く見守りたい。
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