mixiユーザー(id:809122)

2008年01月08日12:19

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心理学

『まぐまぐ』の総合大賞にも輝いた人気のサイト『心理学ステーション・世界一セクシーに心理学を学べるサイト』は面白い。
喜国雅彦風のマンガもきれいで良い。
http://sinri.net/


僕は心理学を科学とは思っていないが、哲学よりも実学っぽくて興味はある。

単純に言い切ってしまえば、心理学とは裏読みの学問と言えるのではないだろうか。
それが真実でなくても、とりあえず別の視点で読み説くと、人は意表を突かれてハッとするものだ。するとそれこそが真理であるかのような気になったりする。

でも、重要なのは別の視点を持つということなのだ。
それは科学にも芸術にも通じる姿勢だろう。
そうした基本姿勢を示唆するという点で、心理学には一定の価値があるだろう。


例えばこれ。
フォト


これは真実とは言えない。
言うまでもなく、マジックミラーを疑うことは、鏡を見る全ての状況でイコールとは言えないからだ。(壁に接していない鏡まで疑うことはないだろう)
さらに言うなら、必ずしもマジックミラーの反射シートはガラスの表に貼られるとは限らないので(車のウインドウなど)、前提自体も正しくない。

しかし、この論法が逆転の発想で鮮やかな跳躍を見せるので、そういう瑕疵はおいておいて魅力的に思える。

ある意味「アハ体験」みたいなものだろう。


こうした鮮やかな別視点からの考察が心理学の本質だ。

このmixiについての考察も鋭い。
フォト


http://sinri.net/comicblog/120.html#more-120

「人間は、自分の気にしている要素ほどジョークにしたがる」
自分からジョークにしてしまえば、相手からいきなりその話題について触れられる危険が回避できる。
これは先日さくらパパで指摘した心理とも共通するだろう。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=666547587&owner_id=809122

だがその事実自体には鮮やかさはない。心理学の本質は別視点の提示かもしれないが、それを魅力的に見せているのは、真実ではない「決めつけ」にある。それこそが鮮やかさを生んでいるといえるだろう。

このギャグで面白いのは、30代を自分の年齢を受けいれられない年代と決めつけている点だ。
このセリフが
「ミクシィで90才みたいな、ありえない歳を書いている男は、自分の年齢を受け入れられない奴よ。」
では、「ああ、そう。」で終わってしまい面白くもない。


つまり、そうした胡散臭いハッタリこそが心理学の魅力なのだろう。もしかしたらそれは本質よりも重要なのかもしれない。

それは芸術にもあてはまると言えるかも。
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