多くの人は本音で語る能力を持っている。ただ、それをためらうだけの理由も同時に持っている(多くは照れによるようだ)。多くの人は我々のように強くはない。いきなり本音で語ることができないだけなのだ。だから、そのきっかけを与えれば簡単に口を開く。それは酒であったりムードであったり信頼関係であったりする。
しかし、毎回毎回きっかけをつくるのは手間がかかる。酒の場でしか本音を語れない人とはあまり親しくなれないだろう。夜中の電話一本でもいきなり本音で語れる友人は大事にしたい(遠距離の電話代でもたかが知れているのだ)。
本音で語れる友人が少ないと嘆くのは、そのきっかけを自力で創り出すのが苦手なのであろう(そう、彼もまた我々のように強くはないのだ)。たまたま、いきなり本音で話すことができる人を見つけれればよいのだが、なかなかそうもいかないらしい。そんな場合は、とにかく信頼関係がある人に対しては本音を出すタイプの人を見つけて、その間に信頼関係を築くことだ。最初の1度の手間ですむ。
どうやってそんな人を見出すかって?
経験的には、少なくとも10人に1人はいるようだから、10人に声を掛けてみるがいい。外れ籤はもともと捨てるつもりだと割り切ってやってみるがいい。なあに、籤代など安いものだ。
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