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2007年10月12日18:20

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NHK教育『中国語会話』

 NHK教育テレビの『中国語会話』の講師は楊達さんです。番組のウェブページの出演者紹介によれば、上海出身で早稲田大学文学部教授ですから、えらい人なわけです。えらい人ですけれど、テレビに慣れているわけではありません。
 基本的にはまじめな人なのでしょう、第1回の放送の冒頭で「ついに始まってしまいましたね」と口を滑らせて視聴者を不安にさせています。
 さすがにこれは番組内で問題になったのか、第2回の放送の冒頭ではアシスタント・前田知恵の「調子はどうですか」という台本ばりばりな問いに対し、「絶好調です」と棒読みで答え、見事に傷を広げています。正直、見ているこちらとしてはもう中国語どころの騒ぎではないのですが、そこはNHK教育、なにごともなかったのかのように番組は進行していきます。
 生徒は2007年ミス・インターナショナル日本代表の白田久子と中学生の栗原裕貴。おそらく番組の目玉の一つ、文法体操のコーナーでは、このミス・インターナショナルと中学生がジャージ姿になって、飛んだり跳ねたりステップを踏んでいます。体のリズムで言葉を憶えるというのは、近年の流行らしく有効でもあるのでしょうが、この体操はちょっと訳がわかりません。放送中の午後11時(ちなみに再放送は午前6時)にテレビの前で同じことをするわけにもいかず、手持ち無沙汰に眺めるだけだったりします。収録は振り付けを憶えてみんなで合わせたりするのに手間がかかって大変とのことですが、無駄な努力のような気もします。
 4月から始まったこの番組も先月末に最終週を迎え、携帯電話による視聴者参加の一斉テストが行われました。これはなかなかおもしろかったと思います。
 今期の『中国語会話』はいくつかの実験的な試みがなされる一方、全体的にまとまりの欠ける出来だったといえるでしょう。もっとも、番組のまとまりと学習効果に相関関係があるのかどうかはわかりません。

 ちなみにNHKの語学講座は4月開始の半年を1セットとして、10月からは時事的なコーナーの一部を差し換えて基本的に再放送になります。興味を持たれた方は今から見始めるのもよろしいかと。

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