セガのイメージガール

　近所のセガのゲームセンターの前の歩くと石原さとみのポップやポスターが目につきました。
　気になってよく見てみると、２００７年度のセガのイメージガールは石原さとみとのこと。ずいぶんと路線を変えたものだと思って調べてみたら、歴代のイメージガールはこんな感じでした。


●２００２，２００３年　ＭＥＧＵＭＩ
”初代イメージガールとなるＭＥＧＵＭＩさんは、セガのアミューズメント施設の持つ、刺激的で明るく健康的なイメージに合う女性として選ばれました”
http://www.sega.co.jp/corp/release/2002/0711/

●２００４　ＳＵＧＡＲ
http://www.sega.co.jp/corp/release/2004/0610/
”セガ アミューズメントでは、国際的に活躍するＳｕｇａｒのピュアでクリーンなイメージが、幅広いお客さまにお楽しみいただけるアミューズメントの健全な魅力と合致することから、Ｓｕｇａｒをイメージキャラクターとして選定いたしました”

●２００５，２００６年　小倉優子
http://www.sega.co.jp/corp/release/2006/0523_2/
”幅広い層に親しまれ、愛されている小倉優子さんの魅力は “全てのお客様に安心してお楽しみいただける” セガのお店が目指す健全性と合致しているため、引き続き2006年度セガ イメージキャラクターとして活躍していただくこととなりました”

●２００７年　石原さとみ
http://sega.jp/corp/release/2007/0704/
”石原さんの持つピュアで明るいキャラクターと爽やかな笑顔は、セガの目指す施設の方向性と合致するため、「セガスタッフ代表」として起用することといたしました”


　初代のＭＥＧＵＭＩにだけ、”刺激的”というフレーズが用いられています。たしかに２００２年度の青いウィッグをつけたＭＥＧＵＭＩはちょっと作りすぎでいささか引いた記憶があります。２００３年には法被姿になりますが、浴衣でなくて法被というあたりにセクシャルさの供給がみてとれます。
　刺激が強すぎたという反省があったのか、次のＳＵＧＡＲでは”ピュアでクリーンなイメージ”をアピールする運びとなりました。リンク先にありますが、彼女たちは韓国の人気ユニットだそうです。私は調べるまで存在すら知りませんでした。歴代でも知名度は段違いに低いと思います。
　ピュアでクリーンにしてもパンチなさすぎ、という反省がされたのでしょうか。次は”幅広い層に親しまれ、愛されている”として小倉優子が起用されました。こりん星のゆうこりんが訴求する層も大概に偏っている気がしますが、新たな子どもたちのファン開拓を期待され、これには十分に応えたようです。
　いよいよ石原さとみの登場となるわけですが、ＭＥＧＵＭＩから”明るい”とＳＵＧＡＲから”ピュア”を受け継ぎ、歴代の集大成といった印象を受けます。一般的に最も健全なイメージをもたれているであろう彼女にのみ、”健康的”や”健全”といったフレーズが見られませんが、これはこれまでの用い方がいささか期待をこめたものであったことを物語っているようです。

　二代目ＳＵＧＡＲの印象がうすいため（というより知りませんでしたが）、がらりと路線が変わったように思いましたが、イメージガールは作りこみ系とピュア・ナチュラル系が交互に起用されています。というわけで、来年（石原さとみが続投したら再来年）のイメージガールは中川翔子あたりでしょうか。
　ながながと考えながら書いたのに、どうにもありがちな結論になってしまい、われながら脱力です。