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2007年10月07日01:52

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沢尻騒動

和田アキ子「沢尻はもういいよ」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=311388&media_id=8

 タレントのあらゆる言動には値札がついています。スポンサーの要請によるものもあれば、タレントにつけられた値札の額を書き換えるためになされるものもあります。タレント自身の値札は、別の機会における宣伝活動によって換金されるわけですから、行き着くところは同じです。
 スキャンダルにすら値札がつけられる現状をみるにつけ、もはやタレントの言動について判断することを放棄してしまっていました。彼女は自分の値札の書き換えに失敗しました(機嫌が悪かっただけかもしれませんし、自分が値札化されることを拒否しようとしたのかもしれませんが、それは本人にしかわからないことです)。事務所と、彼女を起用している広告代理店とスポンサーは頭を抱えたでしょうが、おおかたの人間には関係ないことだったと思います。

 この件についておもしろかったのは、こうした仕組みの頂点に位置するタレントの一人、和田アキ子が、やはり自身のポジションについてまったく無自覚だったことです。現在の彼女の主な仕事は、こうした状況で「しめる」や「もういいよ」とカメラやマイクの前で言うことです。さすがに練達のタレントだけあって、介入のタイミングやフレーズなども考え抜かれたとしか思えないほど精緻をきわめていますが、本当は自分が最大の受益者であることすら気づいていないでしょう。
 『七人の侍』のラストシーンにならえば、沢尻エリカを葬った塚に目をやりながら「勝ったのは和田アキ子だ」とつぶやいて立ち去る志村喬ような気分ですが、さすがに自分でもなにを書いているのかわからなくなってきました。
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