昨日、少しふれたのであらためて『てるてる家族』。
私が見てきた朝の連ドラの中でも秀作の一つです。
俗にミュージカル仕立てといわれますが、当然ながら大規模なモブシーンがあるわけではなく、ドラマの間に歌と踊りが少し入るぐらいというのが本当のところです。それでも、下手したら大いにハズしかねないこのスタイルをきちんと成立させたのですから、それだけでも楽しい作品になっています。って、考えてみたら子ども番組のノウハウを応用できたのかもしれませんね。『プリンプリン物語』なんか、ミュージカル人形劇だったし。
淡い恋心を抱いた少年が去っていった後、それまでたどたどしく口ずさむだけだった『ケ・セラ・セラ』のナンバーを歌う冬子に、通りの人たちが唱和していてちょっとしたモブシーンになる序盤の山場はさすがに盛り上がります。ドラマも少女時代に別れを告げ、俳優も子役から石原さとみにバトンタッチ。
実は、さっきチェックしていて気がついたのですが、脚本はいま『風林火山』を担当している大森寿美男でした。そりゃ、うまいはずですわな。
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