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2007年06月05日05:02

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姿なき侵略者

DVDレコーダーが壊れた。
メーカーに修理を頼み今日はその修理日だった。
テレビを動かし、周りを動かし、まるで年末の大掃除だ。
そしたら何年も前の友達のアメリカ土産のマルボロタバコが見っかった。
もうけもうけ。
修理費16000円は痛かったが、これでDVDが見れるから許してあげる。
ツタヤで映画3本借りてきて映画鑑賞満喫。
至福の時である。

とまあ、通常の人間ならここで話は綺麗に終わるだろうが、そうはいかないのが俺様である。
その夜、私は天使のような笑顔で眠りに入った。
すると、どこからともなく異音が近付いてきた。

ふぃ〜〜〜〜〜ん・・・・

「・・・蚊?部屋を片付けてる時に窓を開けてたあの時か!?」
私は起きるのが面倒くさかったので虫だけに無視を決め付けた。(拍手)

ふぃ〜〜〜〜〜
ふぃ〜〜〜〜〜
アホの蚊はアホのように旋回を繰り返しているようだ。

ふぃ〜〜〜〜〜いんっ!

「ふおおおおおっ!!」
私は飛び起きた。
「今、止まった!耳に止まりやがった!!」

安眠を妨げられた私は阿修羅と化していた。
電気を点け飛行物体をくまなく探した。
だが・・・危険を察知したのかアホ蚊は全く姿を現さない。

「やりおるな・・・」

こうなりゃ知恵比べだ。
私は寝たふりをしてアホ蚊をおびき出す「寝たふり」作戦を敢行した。

ふぃ〜〜〜〜〜
姿なき侵略者は帰ってきた。
俺様に殺されるとも知らずに・・・

ふぃーいんっ!

「一直線かよっ!!」

タイミングを外され面食らった私はとりあえず自分の耳を引っぱたいた。

ばしぃ!!

「ぐあぁ!」

電気を点け叩いた手の平を覗くとアホ蚊の木っ端微塵になった姿は無く、手の平が赤くなってるだけだった。

「おのれぇぇぇぇ・・・」


その後、アホ蚊と私の死闘は何度も繰り返された。

ふぃ〜〜〜〜〜

ばしぃ!!

「うぐぁ!」

ふぃ〜〜〜〜〜

ばしぃ!!

「ふぐぉ・・・」


ただいまAM5:00。
夜は明けて外は明るくなってきた。
今まで生きてきて、これほどの殺意を覚えた事は無いかもしれない。
今日は薬屋でベープマット買ってこよう。
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