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2007年04月02日01:29

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東京腸捻転〜#24 猛虎伏草〜

注:『東京腸捻転〜#24 猛虎伏草〜』というライブを見てきました。以下はその感想を書きます。
東京腸捻転はDVDになると思いますので、ネタばれがお嫌な方は読まれない方が宜しいかと存じます。

それでは、ネタばれOKの方のみいらっしゃいまし〜。

東京腸捻転〜#24 猛虎伏草〜
ソワレ

東京腸捻転は、レギュラー芸人とイレギュラー芸人が分かれてネタを行なう形式です。別にそれでネタ勝負するワケじゃないんだケド・・・。昔から何故かそういう形式なのです。

腸捻転軍団(レギュラー芸人)
劇団ひとり氏
ホーム・チーム
シャカ
東京ダイナマイト
ダーリンハニー

胃拡張軍団(イレギュラー芸人)
イワイガワ
キングオブコメディ
THE MAN氏
ラバーガール
島田夫妻

口内炎軍団(超若手芸人・・という括りらしい)
因みに何故『口内炎』かと言えば「気になって仕方ない(芸人だ)から」という理由らしい。
ちゃんと理由があったんだね。

・EE男
・柳原可奈子さん

ネタざっくり紹介。尚、タイトルは分からないので私が勝手に付けました。

・キングオブコメディ
単独ライブ『誤解』でやっていた“教習所”のネタ。
(多分、私のブログの何処かに、大雑把にネタがメモってあるので、気になる方は、探してそちらをご覧下さい)

歌はライブ時はMC TAKAHASHIの歌だった(と思った)が、SMAPの歌になっていた。(MC TAKAHASHIを唄っても、単独見てない人には分からないものな(^_^;))

このネタ。色々新たな発見もあった。
今野氏は、教習を受けながら、着々と寝る準備をするのだな。
教官(高橋)「次にするコトは?」
生徒(今野)「布団を敷く!」
教官「違います、バックミラーを直すです。次は?」
生徒「電気を消す!」 
教官「放っておくと、今野さん、どんどん寝る準備始めちゃいますので・・・。」
この前に「歯を磨く!」という台詞もある。

あと、生徒の今野氏は質問ではなく「詰問があります!」と言うのね。
教官「問い詰めないで下さい」

今野氏はOPで舞台に出てきた時、「ハンディキャップというDVDが出てます!」と明らかに、ハンディキャップのある人風味(分かってくれ(^_^;))で言っていた。ホムチ・檜山氏「DVD冒頭からモザイクだよ。」

・ラバーガール
単独ライブでやっていた『足ツボマッサージ』のネタ。
コレもネタが大雑把にメモってあると思うので、気になる人は、探して読んでみて下さい。

但し、時間の関係か気持ち悪いからか(笑)、ふくらはぎ頬擦りマッサージの部分と、お尻マッサージの部分はなかった。
最後、大水氏が飛永氏に馬乗りになり、殴りあうのだが、やはり飛永氏の動きは妙だ。妙〜に女性っぽい。
なので、何となく、大水氏が飛永氏を押し倒しているようにも見える(笑)。
しかも、胸をバンッと飛永氏が叩くも、大水氏は目の前で拳を握り、飛永氏に見せるだけなので、大水氏が完全に飛永氏をバカにしてるようにも見える(笑)。

・THE MAN
『マザコン現場監督』。やはりTHE MAN氏は凄いな・・と。
やっぱり好きだなと。

工事現場。電話をかける現場監督。
電話の相手は母親。
「納期が間に合わない。どうしたら良いと思う?母さん?」
「僕にはこのビルはデカ過ぎたんだ。現場の人は皆、僕のコトをバカにして、僕の言うコトなんか聞いちゃくれない。左官屋さんは休憩ばっかりしてるし、水道屋は水ばっかり飲んでる!」
現場監督は、母親に必死に仕事を辞めたいと訴える「僕にはこんな仕事は無理だったんだ!それに僕は、本当は映画監督になりたかったんだ!」
母親に本当は自分のコトを愛していないんじゃないかと言い出す現場監督。
「デキちゃったからって、勝手に俺のコトを生んだんだろう?」

取り合わない母親にキレて1度電話を切るも、オレオレ詐欺を装ってもう1度電話をかける現場監督。
当然すぐにバレる。
「ごめん。ごめんよ母さん。もう仕事を辞めるなんて言わないよ。とにかく母さんここに来てくれないか?・・・心強いんだよ!」

コレ、オチが凄く綺麗だった印象があるのに、忘れてしまったのだ(T_T)。チクショウ!あと、現場監督が「本当は僕は○○をしたかったんだ」ともう一つ言うのだが、コレも忘れてしまった。 

THE MAN氏は耽美だ。
私は彼を「お笑い界の耽美派」と呼ぶ。
でも、最近まで彼の何が耽美なのか分からなかった。
このコントを見て、私はやっと、私にとって、彼の何が“耽美”なのか分かった気がした。

それは“狂気”。
叫ぶ狂気ではなく、静かな狂気。

便宜上、“マザコン現場監督”・・“マザコン”という言葉を使ったが、実はネタを見てると、もっと根の深い、近親相姦チックなドロリとしたモノを感じる。
マザコンと言うより、“自立仕切れていない男の、狂気を孕んだ母親好き”・・とでも言えば良いか。オイディプスか。コレが多分“狂気”の源。
面白いコトに、ドロリとした何かを感じさせるのに、THE MAN氏本人は、やたらあっさりとしている。コントの温度も低い。
この辺り、私のツボとなったのだろう。

何故か私は、彼を見てると、マーダーケースブックか何かで読んだゲイのシリアルキラー(食人鬼)を思い出す。失礼だとは思うが。
「もうすぐキミの心臓の音が僕のモノになるよ。生で食べてあげるよ。さぁ、楽しもうじゃないか。」
そんなコトを言っちゃうゲイのシリアルキラー。彼も何処か静かな狂気だと思った。
何かしら魅力的にも映るじゃないか。

・島田夫妻
“なぞなぞオペラ漫才”
ユミ子さん「夜くっついて昼離れるモノはな〜んだ?」
みちおさん「目蓋」
ユミ子さん「ブ〜ッ!みちおさんと私でした。」
みちお「(照れながら)ユミ子ちゃ〜ん」
と言っていたのが何か好き(笑)。

いつも通り、みちおさんの「カンツォーネ!」ツッコミもありました。

クレイジーキャッツが所属してるナベプロの芸人。
クレイジーが、ジャズ+コントなら、こちらはオペラ+漫才か。そう考えると、事務所の選択が上手かったようにも思う(笑)。
プロのオペラ歌手でもあるんですよね。

舞台最後、協賛のロッテのガムのCMを作る・・というのをやったのだが、島田夫妻は“ハレルヤ”に載せて、ガムのCMソングを披露。あまりの歌の上手さに「CMコレだけで良いんじゃない?」と他の芸人に言われる。(笑)

余談だが、島田夫妻が冒頭で歌うのは決まってJ.シュトラウスの“春の声”なのだが、おかげで、クラシックのコンサートでこの曲を歌われると、島田夫妻が出てくるような気がしてならない(笑)。

・イワイガワ
“刑事とリストラサラリーマン”
強盗犯を張る刑事(井川)。
現場に差し入れを持って来る男(岩井)。この男、刑事でも何でもなく、ただのリストラサラリーマン。
刑事に会社員時代の名刺を渡すも
刑事「(リストラされたなら)これはいらないです。」

差入れは“あんぱん”だと言うが、実は、バナナマフィン(笑)。
刑事「飲み物ないし、食べたら喉カッラカラになるからいりませんよ。」
この男は、自主的にこの辺をパトロールしているらしい。どう見ても本人が不審者のようなのだが・・・。

男は用事があると言い、一旦現場を離れるも、今度は女装して現れる。怪しまれないように、女装してパトロールをしているらしい。
刑事「よけい、怪しまれると思いますが・・・。」
男の携帯電話が鳴る。携帯電話を出そうとするも、出てくるのは女性のパンティのみ。
刑事は無線で「不審者、確保しました。」
張り込んでいた強盗は逃げてしまった。

オチの部分。何となく、強盗の下りはいらないような気もする。
確保でオチでも良いのかな・・と。スパッとしてて。
でも、イワイガワは、オチに結構の良いネタが多いですよね。綺麗にオトしたいタイプの芸人なのかも知れん。

幕間トーク。
相方の嫌なところを言う。
ラバーガール・大水氏は、相方・飛永氏に電話をして、出なかった場合、返信がないのが嫌だと。
飛永氏「メールは返信する」と言っても、大水氏「メールも返ってこない!」と怒る。そして何故か言い合いに。
キング・高橋氏「あぁ・・これで解散ですね。」
私には、付き合いたてのカップルが、メール来る来ないで揉めてるようにしか見えず(笑)。

キングオブコメディ・高橋氏。今野氏の“毛深いところが嫌だ!”と。夏とか薄着になると、毛が見えるし、今野氏がセーラー服を着て、コントするとへそ毛が見えて嫌だと。
今野氏「それは、永久脱毛をすれば良いってコトでしょ?」
高橋氏「違う!もう内面から変えて欲しい。毛の生えない体になって欲しい。」
今野氏「それは無理。」
高橋氏「っていうか、もういっそ生まれ変わって欲しい!」

高橋氏、ムチャ言わんで下さい・・・(^_^;)。
そういえば、高橋氏はあまり体毛が濃い方じゃないんだな・・と何となく思う。だから余計、毛が嫌なのかも知れん。

イワイガワ・井川氏の要望。
岩井氏のあまりに緊張し過ぎるところをどうにかして欲しい。
シアター・アプルの舞台に出た時、浅井社長が、うなぎの折り詰めを差し入れに持って来てくれた。
皆で食べたのだが、岩井氏、舞台に立つ直前、あまりの緊張の為、トイレで折角食べたうなぎを全て吐いたそうだ。
井川氏「常に手が震えてるし、どうにかして欲しい。」
岩井氏「だって、こんなに他人がいる前で、何かやるんだよ。緊張するでしょ?僕はもう治しようがないので、(お客さんの)皆さんが慣れて下さい。」

・EE男
“あんぱんマン”ハリウッド仕立て。
アンパンマンをハリウッド風に仕立てたコント。
バイキンマンを銃で撃つアンパンマン。
最後、アカデミー賞を取って、“アンパンマン本人”が出て行くのが可笑しい。
嬉しさを伝えたい人に「TAKASHI・YANASE」(やなせたかし・・作者だ)がいた(笑)。

彼らは本当に映画好きだねぇ。
現在、銀幕会議2でも活躍中。

・柳原可奈子
“西船橋のコギャル”。
最近TVで良く見る電車内のコギャルネタ。
TVで見るやつより長かったです。
「うける」とか「超アツイんだって」やら、ギャル語満載。

プリクラを見せて「それ、超ヤベーでしょ?オールやってムクんでっから。」というのが好き。
ムクんでいるの・・・ですね?(笑)

・シャカ
“モーションキャプチャー”
アルバイトに来た男(植松)。ディレクター(大熊)らしき男が、アルバイトの説明をする。
格闘技ゲームで、実際にモデルの映像を撮り、それを参考に動きをCGで作るので、その動きのモデルの仕事だと教えられる。
しかし、男は格闘技経験ゼロ。

ディレクターの指示通りに動く男。

“真剣白刃取り”のポーズと、キメポーズ(「1バ〜ン!」みたいに人差し指を上げ、手を上に挙げたポーズ)のみ上手い。
キックがどうしようもなく下手な男。
ディレクターの指示が飛ぶ。

文章では伝わらぬが、植松氏のキックの動きが妙なんだ。足が上がらないのね(^_^;)。
大熊氏は見事な上段蹴りを見せていましたが。
上段蹴り後「筋がピキーンていいましたよ」と言っていたが。

植松氏。1度、何故か、意図せず腰に手を当てた変なキメポーズになってしまい、それを大熊氏にツッコまれていた。

・ダーリンハニー
“結婚式”
司会者(長嶋)と、お祝いメッセージを送りに来た男(吉川)。
男「ご結婚おめでとうございます。ストーカーに悩んでいた時は心配しましたが、結婚して良かったと。」
男は歌を披露する。
曲は「おれとおまえが」歌詞は、“俺とオマエが”のみ。
司会者「俺とオマエがどうなったのか全く分かりませんでしたね。」

男はもう1曲披露する。
男「僕はキミのウチを知らないが、僕はキミのウチを知っている〜♪」
どうやら男は、結婚した女の子が好きで、冒頭の挨拶のストーカーは彼本人だったようだ。

繋ぎが綺麗なコント。
あと、吉川氏は唄っている時楽しそう。

・東京ダイナマイト
“オレオレ詐欺からのフィットネス”
オレオレ詐欺のネタの最後にフィットネスのネタを繋げたもの。

このオレオレ詐欺のネタ。もう2年前くらいからやっており、しかも、以前もこのネタに手を加えたネタだったので「いい加減、このネタもういいよ・・・」と思ったのだが、彼らが着ていた“和服”を見てフッと思う。
「ひょっとして、彼らは、この長いルーテンング自体がネタなのじゃなかろうか?着物は落語を想起させる。落語は何回も同じ話をするじゃないか・・・。」と。
多分、私の考えすぎ(笑)。

・劇団ひとり
“姥捨て山”
江戸時代。ある村では、姥捨ての掟があった。
男は姥捨ての対象になった自分の母親を背負い、山に入る。
自分の母親を捨てるが、辺りは暗くなり、自分の帰り道が分からない。
そんな時、母親は「そんなコトもあろうかと、目印に枝を折ってきた」と言う。
男は母親に感謝し、折れた枝を目印に歩くが、1周して、元の場所に戻ってしまう。微笑む母親。
もう1度試すも、やはり、元の場所へ。
何回やっても同じ結果に。ほくそえむ母親。
どうやら母親は、捨てられる腹いせに、枝をメチャクチャに折っていたらしい。
男はそれでも、何とか村に帰るが、数ヵ月後、村に異変が起こる。
山に残したババ達が野生化して、畑を荒らしたり、家畜を襲ったりするという。

男は途中で出会った侍と共に、山にババ狩りに行く。

ガサガサと音がし、侍は刀を構えるも出てきたのは、小さな(?)子ババ。
子ババに気を取られていると、今度はボス(?)ババである、大ババが登場。大ババは侍の首にかじりつく。侍は持っていた刀で自分もろとも、大ババを刺す。
男は大ババを見て驚く、それは自分の母親であった。

・ホーム・チーム
“殺し屋”。
雇われた殺し屋(与座)。しかしこの殺し屋。「空手で世界一」と言って殺し屋になったらしいが、本当は空手は日本で18番目(微妙〜(^_^;))。

しかも、友達と遊んでいたところを急に呼び出されたので、拳銃も所持していない。困ったボス(檜山)は殺し屋に、相手を怖がらせろと命令するも、ろくな怖がらせ方をしない。
悪口を言えと言っても「オマエの母ちゃん・・・あ、お母さんのコトを言うのはいけないは・・・。」と言いもしない。

最後どんでん返しで、この殺し屋が捕まっていた方の仲間だった・・というオチがあります。
久々に、ホムチのコントを生で見ました。漫才は見ますが、コントは久々で嬉しかったです。

空手の型を見せて怖がらせる時、微妙〜に間違った“ベスト・キッド”だったのが可笑しかった。

ホムチ・与座氏は、EDで、バック転と、横にクルクルって回転する技を見せてくれました。

ED。劇団ひとり氏がシャカに、しきりにムチャ振りをしていたのだが、それで終わりが、ちょっとグダグダになってしまった感じがある。
告知をやったら後はスッと終わらす感じで良かったと思うのだが。
でも、舞台後「最後のひとりのムチャ振りが面白かった〜」と言っていたお客さんもいたので、感じ方は人それぞれなのだな・・とも思うが。

ひとり氏は、OPで出てくる時もやたら時間を使っていたが、後ろがつかえてしまうので、この辺りはサクサク下りて来ても良かったとも思う。
「キャー」が一番多いのは、ひとり氏なので、観客へのサービスもあるのだろうが。

このライブ。レギュラーメンバーのブロマイドを売ってるのが見てて楽しい。
買いはしないが、人が買ってるのを見るのが楽しいのだ。
シャカ大熊氏や、ひとり氏や、ワイングラス持ってる檜山氏の写真が完売していた。
やはり顔ですか?(笑)
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