■「お客さま守れなかった」=熊谷社長、攻撃者に憤りも―GMO不正アクセス
(時事通信社 - 11月02日 18:31)
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8月にはすでに脆弱性を指摘されていた。そしてそのまま二か月も放置。
社長は知らなかったと言う。ここで問題なのは「なぜ現場の長がこの脆弱性の報告に対して対応しなかったのか?」と言うことが重要だ。
部門長の怠慢だったのか?
おそらくそれは違う。違わないかも知れないがそもそもそういうやる気の無い人物を長にしている時点で組織の人を見る目がないということに他ならない。しかし、表面的にはそうだが本日は違うところにある。
これもまた日本特有の組織や国民性、文化の問題で起こりうるパターンでもあった。
「今更、ウエに報告は出来ない」
おそらくそういうこと(つまりなぜ事前にわからなかったのか?)を言うと自分の立場も危うくなるということがあったかもしれない。しかしそれは懲罰的管理がもたらず隠ぺい体質を生みかねない。
「今、止めたら社会的な問題に発展する」
これも似たようなものだが「何も問題が起こっていない上に起こるかどうかも分からない脆弱性を突かれたハッキングにいちいち対応できるか」
という理屈だ。これも何かあってしょっちゅう止めていたら「お前は能無しだ」と言われかねないので臭いものにふたをするとか寝た子を起こす様なことはしない方が良いという波風を立てない「配慮」が生んだ悲劇とも言える。
しかし、共通して言えることは「顧客に迷惑を掛けない」ということでは上も下も一致しているのに出来ない。社長が言っていましたよね?「顧客に迷惑を掛けた」と。でも本質的なところでは「面倒くせぇ問題を持ってくるな」とか「何で今頃気が付いたんだ」と言う態度をするだろう。であるなら、もう一つ言うともしそういう組織風土や社長や危機管理部門がそういう態度でなかったら、おそらく報告は上げられ社長に耳にも入っていたはずだ。
聞いていなかったのではない。気軽に報告できる雰囲気、体制でなかったから報告が行かなかったのだ。
だからいつも聞いていなかったとか報告がなかったとか言うが実際は違う。
気軽に報告できる文化が無いから報告がいかないのだ。
それは役所だろうが中小企業だろうが大手だろうが関係ない。日本はいつもウエが感情的だ。「何で今更」とか「面倒くさい案件を持ってくるな」とか。で、いろいろ考えた結果、上には言わない方が良いということになる。それはさっきも言ったように報告したら能力を問われるような雰囲気だから隠ぺいする方に行く。
なぜ隠ぺいする体質なのか?
それは組織がそういう風土だからだ。
もっと言えば経営陣がそういう態度だからだ。
皆、何か報告を上げるたびに「白装束を着て」赴く気で社長室の扉をノックする。
そうでもなければ報告は上げられない。本当に首を覚悟で持って行かないと。
でももしそれで左遷や居心地の悪い処分になって会社を辞めても他に行くところが無ければ正社員待遇が失われれば今までの立派で上品な生活も出来なくなるからそれは出来ないのだ。もし、辞めさせられても50代過ぎればバイトもままならないほど世間は中年を必要としない。今までの華々しい活躍と生活が一変し、周囲からも変な空気が漂うところでとても生きてられない。だから隠ぺいする。
それはあくまでも「自分の身分」の話であり口では顧客に迷惑を掛けないと言っても所詮は自分を犠牲にしてまだはやらない。だから日本は本音と建前で動く民族だと言われる。
日本への旅行者も増え、東洋一と言われながら中身はコレだとしたら本当に魅力のある国と言えるのだろうか?
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