こんにちは、移り変わる制度の波に飲まれる前に、乗りこなせるようにしたいと考えている石井伸之です。
本日は午前中、大変お世話になっている秘書の方との意見交換、午後3時からは自民党三多摩議員連絡協議会の冬期全議員研修会に出席し、第一部では「児童相談所、児童養護施設について」、第二部では「誰もが活躍できる社会の実現に向けて」をテーマに、それぞれ講演を伺い一日が終わりました。
講演内容を記しておきたいと思います。
第一部「児童相談所、児童養護施設について」
令和4年に策定された計画では、立川児童相談所の管轄区域から西多摩地域の8市町村を新設する西多摩児童相談所へ移管し、立川児童相談所の管轄を国立市、立川市、昭島市、日野市、武蔵村山市、東大和市とすることが示されました。
社会的養護は、大きく「家庭養護」と「施設養護」の二つに分けられます。
家庭養護には、里親制度やファミリーホームがあり、施設養護には、児童養護施設、乳児院、児童自立支援施設、自立援助ホームなどがあります。
法律上は家庭養護を優先する方針が掲げられていますが、現状では社会的養護を必要とする子どもの約8割が施設で生活しているとのことです。
乳児院については、東京都内に11施設あり、従来の大規模な施設から4人から6人程度の小規模な生活単位へと移行するなど、家庭的な養育環境の実現に向けた取り組みが進められています。
また、児童養護施設は都内外を合わせて67施設あり、その内訳は、都内の民間施設53施設、都外の民間施設8施設、都内の都立施設2施設、都外の都立施設4施設となっています。
さらに、専門機能強化型児童養護施設制度の取り組みや、施設を退所した子どもたちへのアフターケアも重要な課題となっています。
具体的には、自立支援コーディネーターの配置、居住費の支援、退所後の相談対応、交流会の開催支援など、子どもたちが施設を退所した後も安心して生活できるよう、継続的な支援が行われています。
社会的養護自立支援拠点事業については、令和8年度に東京都内で6施設が設置される予定です。
既に平成25年度には、国分寺市に社会福祉法人子どもの家が運営する「ゆずりは」「ながれる」が設置されており、立川市には令和7年度に一般社団法人リーチ奨学育英会が運営する「サテライト立川」が設置されるなど、国立市周辺でも支援体制の整備が進んでいます。
子どもたちが家庭環境や施設での生活を問わず、安心して成長し、社会に巣立った後も孤立することなく、自立した生活を送れるよう、切れ目のない支援の重要性を学びました。
第二部「誰もが活躍できる社会の実現に向けて」
東京都では、全国初となる「東京都雇用就業分野における女性の活躍を推進する条例」を制定し、令和8年7月1日に施行しました。
講演では、男女間における家事・育児の負担の差が依然として大きいことが指摘されました。令和3年の調査では、家事・育児などに費やす時間は、男性が1日平均1時間1分であるのに対し、女性は4時間58分となっており、大きな格差が生じています。
また、理系分野を専攻する学生についても、男性が約7割を占めるなど、男女間の進路選択の偏りも課題として挙げられました。
今回の条例では、三つの基本理念を掲げるとともに、各主体の責務を定めています。一方で、罰則は設けず、企業や社会全体の自主的な取り組みを促進する理念推進型の条例となっています。
女性の活躍を推進するためには、まず企業が自社の現状を把握し、課題を分析することが重要です。そのため、東京都では無料で利用できる「女性活躍推進度診断ツール」を提供しています。
具体的な職場環境の改善事例としては、女性専用の仮眠室の設置、子育て中の従業員に対する勤務時間の調整、ファミリー休暇の導入などが紹介されました。
また、女性の職場環境改善プロジェクトや育業推進応援事業、職場の施設・設備の改善、働く女性の健康支援などに取り組む企業に対して、奨励金を支給する制度も設けられています。
これらの取り組みについては、東京都の女性活躍推進サイトで詳しく紹介されています。
さらに、「女性リーダーズ応援ネットワーク」では、女性リーダーの育成、企業間の交流会、高校生を対象とした出張授業などを実施しています。東京都の「女性活躍フラッグシップサイト」を情報発信のプラットフォームとして、幅広い取り組みを展開しています。
このほか、男性の育児休業、いわゆる「育業」の取得支援や、女性のキャリアアップ支援などについても説明がありました。
講演の中では、働く女性が理想とする将来の姿を思い描き、自分自身の可能性を広げるために、一歩を踏み出すことの大切さが強調されました。
特に興味深かったのが、ライフ×キャリアシミュレーター「イフキャリ」です。
このシミュレーターでは、将来の働き方や結婚、出産、育児などのライフイベントを選択することで、生涯年収がどのように変化するのかをシミュレーションできます。自分の将来設計を考えるうえで、非常に参考になる取り組みだと感じました。
「イフキャリ」はYouTubeでも紹介されていますので、ぜひご覧いただきたいと思います。
今回の研修会を通じて、児童相談所や児童養護施設における子どもたちへの切れ目のない支援の重要性、そして、性別にかかわらず誰もが能力を発揮し、活躍できる社会を実現するための環境整備の必要性について、改めて学ぶことができました。
今回学んだ内容を、今後の市政における政策提案や議会活動に生かしてまいります。
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