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2026年10月30日10:13

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10月28日 昨日は千葉忠夫さんの講演会に参加しました

 こんにちは、幸福度の高い社会に向けて先進事例を学びたいと考えている石井伸之です。



 本日はロータリークラブの会合に出席した後、夕方には塞の神どんど焼き決算報告を前実行委員長に確認いただき一日が終わりました。



 時計の針を戻して、昨日10月27日午後2時よりFSXホール地下一階において、千葉忠夫さんの講演会に参加しました。



 主催は福祉サービス作業所「ふっくりー」を運営する株式会社「でかぬーて」です。



第一部 千葉忠夫さんの講演会



「デンマークに学ぶ住みやすい社会とは」



 第一部では、千葉忠夫さんを講師に迎え、「デンマークに学ぶ住みやすい社会とは」をテーマに講演が行われました。



 講演では、デンマークが幸福度の高い国として知られ、住みやすく幸せな国と評価されている背景について、さまざまな角度からお話しいただきました。



 「フックリー」はデンマーク語で「心地よい」という意味であり、日々の暮らしの中で心地よさや幸せを大切にする文化が根付いています。



 千葉さんは、会場の参加者に問いかけながら講演を進められ、デンマークの医療制度や教育制度、福祉政策、国民性などについて分かりやすく解説されました。



 デンマークでは医療費が原則無料となっており、教育や福祉にも力を入れています。一方、労働時間や収入については、日本とは異なる社会の仕組みがあることも紹介されました。また、国民がデンマーク王室を敬愛していることも、国の特徴の一つとして挙げられました。



 食文化では、ジャガイモと豚肉が主な食材として親しまれています。また、童話作家のアンデルセン、哲学者のキルケゴール、教育者のグルントヴィといった人物が、デンマークの文化や思想に大きな影響を与えてきました。



 特に印象的だったのは、天然資源に恵まれないデンマークだからこそ、人材を育てる教育に力を注いできたというお話です。社会を支えるためには、まず教育の土台をしっかりと築くことが重要であると学びました。



 教育制度については、中学校卒業後、それぞれの進路に応じて高校や職業専門学校などに進学する仕組みが紹介されました。また、幼児教育では、遊びを通じて学ぶことを大切にしています。



 高齢者福祉については、可能な限り住み慣れた自宅で生活を続けられるよう、在宅介護や高齢者住宅による支援が行われています。さらに、終末期医療(ターミナルケア)においても、本人の希望を尊重し、在宅で最期を迎える方を支える取り組みが紹介されました。



第二部 交流型セッション



 第二部では、参加者との交流を交えながら、デンマークの社会制度や民主主義、福祉のあり方について、さらに踏み込んだ意見交換が行われました。



 デンマークは住みやすく幸せな国として知られていますが、必ずしも「社会福祉国家」と呼ばれているわけではないとのお話がありました。その理由として、国が国民一人ひとりの生活のすべてを保障するのではなく、国民自身が社会を支える主体となっていることが挙げられました。



 幸せな社会を築くためには、民主主義を正しく理解した国民の存在が欠かせません。民主主義を意味する「デモクラシー」の語源にも触れながら、主権在民の考え方や、自由・平等・博愛・連帯・共生といった理念の大切さについて説明がありました。



 また、「親ガチャ」という言葉を例に、家庭環境や生まれ育った状況によって人生の可能性が左右されることについても考えさせられました。



 さらに、女性専用車両の存在を例に、誰もが安心して暮らせる社会を実現するためには、互いを尊重し合う意識が必要であるとの問題提起もありました。博愛の精神についても、常に持ち続けることは簡単ではなく、置かれた状況によって変化することがあるため、日頃から相手の立場を考える姿勢が重要であると感じました。



 高齢者福祉については、単に介護を受けるための住宅ではなく、高齢者が自立した生活を続けられるよう支援する「自立支援型の高齢者福祉住宅」の考え方が紹介されました。



 また、「ノーマライゼーション」をさらに発展させた「ヒューマニゼーション」という考え方にも触れられました。これは、障害の有無や年齢などにかかわらず、相手の立場に立ち、当事者として物事を考えることの大切さを示すものです。



 一方、デンマークにおける移民問題についても紹介がありました。外国人労働者に対して自国民と同様の福祉政策を進めてきたものの、外国人による犯罪などの問題も生じ、移民を取り巻く社会環境が厳しくなっているとのことでした。福祉の充実と社会の秩序をどのように両立させるかは、デンマークにとっても大きな課題となっています。



 福祉の考え方で特に印象に残ったのは、支援する側の都合で「利用者」と捉えるのではなく、支援を必要とする本人の意思や希望を尊重することが本当の支援であるというお話です。国民生活支援法の改正にも触れながら、本人が望む生活を実現するために必要な支援を行うことの重要性が示されました。



 最後に、社会にはさまざまな考え方や生き方があってよく、違いがあることを認め合うことが大切であるとのお話がありました。



 今回の講演と交流型セッションを通じて、住みやすく幸せな社会を築くためには、行政による制度やサービスの充実だけでなく、国民一人ひとりが民主主義を理解し、互いの違いを認め、相手の立場に立って考えることが重要であると学びました。


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