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2026年09月20日11:37

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ローズ家 崖っぷちの夫婦(The Roses)

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 1989年製作の「ローズ家の戦争」を、「女王陛下のお気に入り」「ロスト・ドーター」のオリビア・コールマンと「ドクター・ストレンジ」「パワー・オブ・ザ・ドッグ」のベネディクト・カンバーバッチの主演でリメイクしたブラックコメディ。「オースティン・パワーズ」や「ミート・ザ・ペアレンツ」で知られるコメディの名匠ジェイ・ローチがメガホンをとり、ある夫婦の離婚を巡る争いを、痛快なユーモアや風刺、緻密な心理描写を織り交ぜて描いた。

建築家のテオと料理家のアイヴィは、順調なキャリアやかわいらしい子どもたち、完璧な家庭生活に彩られ、誰もがうらやむ理想的な夫婦だった。ところがある時、テオの事業が破綻したことをきっかけに、2人の関係は音を立てて崩れ始める。心の奥底に秘めていた競争心や不満が火を噴き、最初は嫌味を言い合う程度だった応酬が、次第に口論、罵り合い、つかみ合い、やがては銃まで持ち出す事態へと発展する。一度は愛を誓い合った夫婦でありながら、互いに一歩も引かず、ありとあらゆる手段で攻撃し合うことになった2人は、文字通りの命懸けの夫婦ゲンカを繰り広げていく。

脚本は「女王陛下のお気に入り」や「哀れなるものたち」でアカデミー賞にノミネートされたトニー・マクナマラが担当。共演にはアンディ・サムバーグ、アリソン・ジャネイ、ケイト・マッキノンらが名を連ねる。(映画.comより)







<2025年10月26日 劇場鑑賞>

 ベネディクトとオリヴィアが夫婦役?って、最初はびっくりしました。しかし、二人とも”ザ・イギリス人”だから、映画の中で過激な嫌味で相手を攻撃していても、「そんなものなんだろうな」とか「普通なんだろうな」みたいに思ってしまい、あんまり気になりませんでした。そんな理由で、そこのあたりあんまり覚えてないのです。私が鮮明に覚えているのは、バッチさんが作った”斬新な博物館”。見かけに凝り過ぎ、やり過ぎ感に満ちていて、「きっと斬新!とかカッコいい!とか言われてるんだろうな」とは思ったけれど、嵐が来て簡単に吹き飛ばされたときは「そうだろうよ」と思いました。「海沿いなんだから、それくらいのこと予想しろよ」とも思ったし(たとえそれが前代未聞の規模の嵐であっても、似たような嵐はあるんだろうから)、彼は「実際に名声を得てるけど、そこにこだわるタイプなのかもしれないな」と思いました。



 妻(オリヴィア・コールマン)は料理好きで、子供と一緒にケーキを焼いたり(それもものすごく凝ったケーキだったりするのでびっくりしますが)、とにかく「家族は痛風になるよ」っていうくらいおいしそうな料理を作るのです。それで、成功して充分な稼ぎもあるバッチさんは「週3回くらい、趣味で営業すればいいさ」と言って小さなレストランをプレゼントするのです。「えぇぇっ!」って思いました。こんなことしてくれる夫が他にいるでしょうか。なんともうらやましいと、ここでは思いました。



 しかし、上述のようにバッチさんの博物館は、いとも簡単に吹き飛ばされ、当然のようにSNSでその映像が拡散されます。バッチさんの「撮るな、やめろ!」の叫び声と共に。彼は名声と地位を一気に失いました。逆に奥さんのレストランが話題になり、大人気に。オリヴィアは本当に料理上手だったようで、あれよあれよという間に人気シェフになってしまいます。



 そこからはキャリアの逆転です。バッチさんは子育て専属に。何をしていいかわからなかったから?スパルタにスポーツ選手として鍛え上げ、子供たちもその期待に応えます(これがすごすぎ)。オリヴィアは、憧れのシェフからお声がかかったりして、どんどん有名に。稼ぎも増えます。すると、これはこの二人に限ったことではないと思いますが、普段見ないようにしてきた”小さな不満”が溜まってゆくんですね。そしてやがては爆発する、ということになります。しかし、そんな話は普遍過ぎて、いまさら

驚くことでもないので、正直あんまり印象に残らなかったです。アイロニックに過ぎるトークも、イギリス人なら普通にありそうだし、子供たちが自分の両親をクールに分析しているのもあるあるだし、まぁそんなもんかなと。映画、最後まで見ましたけど、これがあの「ローズ家の戦争」のリメイクだと気づきませんでした。マイケル・ダグラスとキャサリン・ターナーの映画はリアルタイムで見ましたが、本当に面白かった。当時若くて独身だった私は、あれを見て「結婚したらランドクルーザーを買おう」と思ったものです。最後の最後に、夫が妻にかけた手を妻が振り払ってから絶命する場面は快哉を叫んだものでした。単に鑑賞している年齢の違いが感想に出ているだけかもしれませんが。



 ま、どこも同じということで。
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