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2026年09月04日07:04

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クルマ0548 第2弾(ARNOLT ASTON MARTIN)

1952年のトリノ自動車ショー(イタリア)にて、アメリカのStanley Harold Arnolt(スタンリー・ハロルド・アーノルト)は、イタリアのカロッツェリアBertone(ベルトーネ)の2代目社長Giuseppe Bertone(ジュゼッペ・ベルトーネ)に面会しました。その際「厳選したイギリス車のシャシー/エンジンを送らせるから洒落たスポーツカー・ボディを架装して欲しい」と依頼しました。

彼は、ヨーロピアン・テイスト(イギリスの機械系+イタリアのボディ)の垢抜けたスポーツカーのアメリカでの需要を確信し、ベルトーネに協力を依頼したのです。
アーノルトMG(本稿0547)として始まったこのプロジェクトは、第2弾としてアストンマーティンが選ばれました。

1953年、イギリス・ミドルセックス州フェルサム(当時)のアストンマーティンから、主力モデルDB2のシャシー/エンジンがイタリア・トリノのベルトーネ社に送られ、コンバーチブル3台・クーペ1台・スパイダー3台が生まれました。

コンバーチブルはGiovanni Michelotti(ジョヴァンニ・ミケロッティ)がデザインを担当しました。アメリカで販売された際には約13000ドルのプライスタッグが付けられていたと言います。標準のDB2の倍以上です。

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唯一のクーペもミケロッティがデザインしました。シャシー番号LML/765のDB2のファクトリー・ボディを下ろして架装され、シムカの創業者として知られたフランスの実業家Henri Pigozzi(アンリ・ピゴッツィ)に納入されました(1955年、パリ)。
1976年にアメリカに渡り、数人のオーナーの手を経て(博物館に展示されていたことも)、2019年から現オーナーの元にあり、徹底的なレストアが施されました。

赤く塗られていた頃。
https://share.google/rxIPYddNGWRbCs7IS

オリジナルのシルバーブルーに戻されました。
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一方、スパイダーは新進気鋭(当時)のFranco Scaglione(フランコ・スカリオーネ)がデザインしました。流麗なボディは目を見張るほどスタイリッシュです。シャシー番号LML50/502・LML50/505・LML50/507に架装されました

LML50/502
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LML50/505
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LML50/507
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インストルメント・パネルも素晴らしいデザインです。

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これらアーノルト・アストンマーティンにはDB2の水冷直列6気筒DOHC2580ccが搭載されていましたが、高性能版ヴァンテージ用に125馬力にチューニングされたユニット(ノーマルは105馬力)でした。

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このエンジンはWalter Owen Bentley(ウォルター・オーウェン・ベントレー)が設計しました。彼は自分の会社(Bentley Motors Ltd.)が倒産した後、ロールスロイスを経て1935年にラゴンダに移籍しましたが、ラゴンダはアストンマーティン共々1947年に実業家David Brown(デビッド・ブラウン)に買収されました。ですので、W.O.ベントレーもアストンマーティンに移っていました。

上記7台のアーノルト・アストンマーティンが世に出た時点で、ベルトーネとライバル関係にあるTouring(ツーリング)と関係を深めていたアストンマーティンは、アーノルト=ベルトーネは競合モデルだとして、上記7台をもってシャシー/エンジンの供給をストップしました。

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