ちょっと前から聞いてた言葉。
「AYA世代のがん」という言い方をする。
15歳から40歳になるまでの期間を指す。
この年代は進学就職結婚妊娠分娩などなど、生活が大きく変化するイベントが多い。
この年代は「がん(悪性腫瘍)」の患者が少ないのだが、
逆にもしそういう病気になった場合、患者数が少ないので
情報を得にくい。
たとえば学校で勉強が続けられるか、今の職場にいられるか、
結婚を控えているが普通に生活できるか、子供は持てるのか。
小児科は厳密には15歳未満の患者を専門としている。
がん患者は40歳以上で患者が増えてくる。
そのはざまにいるAYA世代患者は小児医療の範囲から外れてしまうので
例えば小児を対象にした医療支援が受けられないことがある。
成人対象の悪性腫瘍に関する支援や援助もこの年代より上対象の場合がある。
治療に関しても、ただ治ればいい、というのではない。
治ったあとの人生が長い。
学校に行けるように、結婚できて子供も作れるように、仕事が続けられるように。
そういう方向を向けた治療と治療後の復帰支援が必要になる。
今まであまり注目を浴びなかったAYA世代のがん治療およびその後の生活に
なんとか目を向けてほしい、という厚生労働省の気持ちは、わからないではない。
医師でも「AYA世代のがん」という言葉をまだ知らない場合はけっこうあるはず。
まずは知ってもらう、それから考えてもらう。
自分周囲にそういう人がいたらどうするか。
自分自身がそうだったらどうするか。
自分の身内、きょうだいや子や孫がそうなったらどうするか。
知らないと考えることができない。
大きな災害が次々起きている昨今。
阪神淡路や東日本大震災の経験を生かして適切な支援と素早い復興を、と思うが
「どうもあまり生かされてないようだ」と思うことも多い。
どこか遠い場所でたまたま起きた「めったにない災害」とでも考えてたのかな。
自分とこに起きるなんて思ってもみなかったのかな。
「もし自分なら」と考えておくことはどんな場合でもきっといつか役立つと思うんだが。
追記;日本女子医大腫瘍内科のHPから引用
(以下引用)
AYA(アヤ)世代って何?
AYA世代は、思春期・若年成人の世代を表す言葉です
「AYA(アヤ)」は、**Adolescent and Young Adult(思春期・若年成人)**の頭文字を取った言葉です。
一般に、15歳から39歳ごろまでの世代を指します。
AYA世代は、進学、就職、恋愛、結婚、妊娠・出産、子育てなど、人生の大きな出来事が重なる時期です。そのため、この世代でがんなどの病気を経験すると、治療だけでなく、生活や将来についてもさまざまな悩みが生じます。
AYA世代の悩みは、治療のことだけではありません
同じAYA世代でも、年齢や生活状況によって悩みは異なります。
学校に通い続けられるか
仕事を休む必要があるか、復職できるか
友人や職場の人に病気をどう伝えるか
恋愛や結婚に影響しないか
将来、子どもを持てるか
外見の変化にどう向き合うか
治療費や生活費をどうするか
家族に心配や負担をかけたくない
同じ年代の患者が少なく、孤独を感じる
病気を治療するだけでなく、学業、仕事、家族、将来の希望を含めて支えることが大切です。
なぜAYA世代への支援が大事なの?
AYA世代の患者さんは、小児医療と成人医療の間に位置することもあり、同年代の患者さんと出会いにくい場合があります。また、周囲の同世代が健康に学校生活や仕事を続けているため、「自分だけ取り残された」と感じることもあります。
早めに相談することで、
学業の継続や復学について調整できる
休職・復職や働き方の支援を受けられる
妊娠・出産への影響を治療前に確認できる
治療費や利用できる制度について相談できる
外見の変化や性に関する悩みを相談できる
心理的な負担や孤独を軽くできる
可能性があります。
妊娠・出産について
抗がん薬、放射線治療、手術などは、治療内容によって将来の妊娠や生殖機能に影響する場合があります。
将来子どもを希望するか、今は決められない場合でも、できるだけ治療を始める前に主治医へ相談することが重要です。
卵子・精子・受精卵などを凍結保存する「妊孕性温存」という選択肢があります。
さいごに
AYA世代の悩みは、病気や治療のことだけではありません。
学校、仕事、恋愛、結婚、妊娠・出産、家族との時間など、これからの人生も支援の対象です。
「こんなことを医療者に相談してよいのかな」と思う内容でも、遠慮する必要はありません。
厚労省「がん患者と家族に不快な思い」川口春奈主演映画とのタイアップ中止、ポスター回収
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=8920102
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