五気六味:寒/甘、鹹
帰経:脾、肝
はたらき・適応症状
1、養血益気
気血不足による疲れ、息切れ、自汗、めまい、顔面蒼白、産後の貧血、母乳の不足
2、収斂生肌
皮膚の慢性潰瘍
3、生津止渇
のどの渇き、痩せ細り
タコの中医学的効能とは?気血を補い、体を潤す海の恵み
タコは、刺身や酢の物、たこ焼き、煮物など、日本の食卓で幅広く親しまれている魚介類です。歯ごたえのある食感と旨味が特徴で、低脂質・高たんぱくな食材としても知られています。
中医学では、タコは気と血を補い、体に必要な潤いを与える食材とされています。特に、疲れやすさや息切れ、めまいなど、気血不足による体調不良の改善をサポートする食材として考えられています。
今回は、タコの中医学的な効能についてご紹介します。
タコの基本性質
五気六味:寒・甘・鹹(塩味)
帰経:脾・肝
タコは体を冷やす性質を持つ「寒性」の食材です。
「甘味」には体を補い、滋養する働きがあり、「鹹味(かんみ)」には腎などに作用し、体内のバランスを整える働きがあると中医学では考えられています。
脾と肝に作用し、気血を養う食材として利用されています。
1.養血益気(血と気を補い、体力を養う)
タコの代表的な働きが「養血益気」です。
中医学では、「気」は生命活動を支えるエネルギー、「血」は全身に栄養を届ける大切な物質と考えられています。
気血が不足すると、次のような症状が現れやすくなります。
疲れやすい
息切れ
汗をかきやすい
めまい
顔色が青白い
産後の体力低下
貧血
母乳の不足
タコは気と血を補い、体力の回復をサポートする食材とされています。
特に、産後は出産によって気血を消耗しやすいため、中医学ではタコを滋養食材として利用することがあります。
ただし、産後の貧血や母乳不足にはさまざまな原因があります。強い疲労感やめまい、息切れがある場合は医療機関に相談し、母乳不足については助産師などに相談することが大切です。
2.収斂生肌(皮膚の回復を助ける)
タコには「収斂生肌」という働きがあるとされています。
「収斂」とは、体から必要以上にものが漏れ出るのを抑え、「生肌」は傷ついた皮膚の回復を助けるという中医学的な考え方です。
伝統的には、
皮膚の慢性潰瘍
傷の治りが遅い状態
などに用いられてきました。
ただし、皮膚の潰瘍には糖尿病や血流障害、感染症など、さまざまな原因があります。慢性的な傷がある場合は、タコを食べることで治療できるものではありませんので、医療機関で適切な処置を受けることが重要です。
3.生津止渇(体に潤いを与え、渇きを抑える)
タコには、体内の「津液(しんえき)」を補い、乾燥によるのどの渇きを和らげる働きもあるとされています。
中医学では、津液は体を潤す重要な体液であり、不足すると、
のどが渇く
体が乾燥する
痩せ細る
疲れやすい
などの症状が現れると考えられています。
タコは気血を補うだけでなく、体に必要な潤いを補う食材としても利用されています。
現代栄養学から見たタコ
タコは、脂質が比較的少なく、良質なたんぱく質を含む魚介類です。
また、タウリン、ビタミンB12、銅、セレン、亜鉛などの栄養素も含まれています。
特にビタミンB12は赤血球の形成や神経機能の維持に関わる栄養素です。タウリンも魚介類に多く含まれる成分として知られています。
一方で、タコには塩分を含む加工品もあるため、食べ方には注意が必要です。生のタコや茹でダコなどを、野菜と組み合わせてバランスよく食べるとよいでしょう。
タコを薬膳として楽しむ
タコは和食との相性が良く、毎日の食事にも取り入れやすい食材です。
おすすめの料理には、
タコとわかめの酢の物
タコと大根の煮物
タコと野菜の炒め物
タコ飯
タコときゅうりの和え物
などがあります。
ただし、タコは中医学では「寒性」の食材とされるため、冷えが気になる場合には、生姜やねぎなどの温性食材と組み合わせるのもおすすめです。
まとめ
タコは中医学において、
気血を補い、疲れや息切れ、めまいなどを改善する
産後の体力回復や母乳不足をサポートする食材とされる
皮膚の慢性潰瘍の回復を助けると考えられている
体に潤いを与え、のどの渇きなどを和らげる
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https://ameblo.jp/stephen19690326/entry-12975915687.html
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