夏は、面談のシーズンだ。
夏シフトでイベントとかもないし、ある程度の時間の融通は聞くから。
昔は、秋くらいで終業時間ギリギリからはじめ、長い時には3時間くらい話を聞いているということもあった。
話に区切りがついたと思ったら、夜の8時をまわっていて、カイシャにはほかに誰もいなかった、なんてこともあったものだ。
今は、さすがにそこまではなくなった。
働き方改革の影響もあって、時間に余裕がないときは声をかけづらく、というのは言い訳だけど、この数年、全員はできていなかった。
誰も俺と話がしたいわけじゃないだろう、と言い訳したいところだけど、そういう問題ではない。
管理職として、本来、全職員の話を聞かなければいけないのだ。
中途採用で入ったシャイン、Aさんの話を聞いた。
少し前、同僚との人間関係面であれこれあったのは、センムからの報告で聞いていた。
Aさん自身は、わりとはっきりと意見を言う人なので、もとからいるシャインさんの中にはストレスを感じる人もいる、という面もあるにはあるらしい。
ただ、最近あった問題は、そうした個性に対する不満というほどピンポイントな話ではなかったと思う。その問題は単純に無神経に複数の人を不快にしたシャインがいた、という印象を持っている。
「私、やっぱりここの人たちとは、合わないのかもしれません」
Aさんの、その言葉から、今年度でやめる気かなぁとは思った場面もあった。
いろいろ話を聞き、問題については認識していることと、本人に注意をしなければならないという俺の考えは伝えた。
ドラマじゃないんだから、単純に誰が悪い、誰が被害者だ、なんて方向にもっていったら、零れ落ちるものも多いだろう。
職場の序列が強ければ、上のいうことが絶対、ということになってしまうかもしれないけど、それでは組織は弱くなる。
だから0か1かで、誰が悪いともっていくのではなく、問題とされる行動であったり、あったことについて、焦点を定めて話を進めていかないと話はずれていくと思うんだよね。
いろいろ難しいことはある。
組織ったって、みんなそこそこいい歳した大人だ。
それぞれに意見も考えもあるから、頭ごなしでいったところで聞かない。そこはくみ上げつつ、伝えていく必要がある。
1時間か、いやひょっとしたら2時間近くしゃべっていたかもしれない。
まぁ、いろんな話したし。
相手の話を聞き、それに対して聞きつつ、意見を返してその反応をまた受けて、ってやっていたら、それなりに時間はかかる.
面談のあと、彼女は「来年も続けます」とは言ってくれた。
まずはよかったと思う。
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