生まれつき全く痛みを感じないが、それ以外には何も特別なものをもたない男が、銀行強盗の人質に取られてしまった恋人を助けるため奮闘する姿を描いたアクションコメディ。
生まれつきどんな痛みも感じない体を持つネイトは、気弱で真面目な銀行員としてごく普通の人生を歩んできた。しかしある日、大切な恋人シェリーが銀行強盗の人質にとられてしまう。“戦闘力ゼロ”のネイトが彼女を助け出すために使える武器は、“痛みゼロ”の特殊な体だけ。生まれて初めて無痛の体が役に立つ時がきたネイトだったが、痛みを感じないというだけで不死身というわけではなく……。
無痛の体を生かして普通ならありえない方法で戦う主人公のネイト役を、デニス・クエイドの息子でテレビシリーズ「ザ・ボーイズ」で知られるジャック・クエイドが務めた。また、ネイトが立ち向かう強盗サイモンにはジャック・ニコルソンの息子レイ・ニコルソンが扮し、大物俳優を父に持つ二世俳優が共演。そのほかの出演は、ネイトの恋人シェリー役に「プレデター ザ・プレイ」のアンバー・ミッドサンダー、ネイトの親友ロスコー役に「スパイダーマン ホームカミング」シリーズのジェイコブ・バタロン。監督は、「ヴィランズ」「ステイク・ランド 戦いの果て」などの作品を手がけてきたダン・バーク&ロバート・オルセン。(映画.comより)
<2025年6月22日 劇場鑑賞>
なかなかに面白かったです。主人公のネイトは真面目で仕事熱心、今は銀行の副支店長になっています。ただ、おとなしく気弱で、自分が痛みを感じない体を持っていることがコンプレックスにでもなっているのか”友人はネット上”とかそんな感じで、目立たぬように生きています。自分の舌を噛み切ってしまってもわからないから、という理由でチェリーパイを食べないくらい、固いものを避け、噛まずに済むものを食べているので、友人と食事に行くこともありません。そんな引っ込み思案な彼に、初めて彼女ができました。銀行に新たに就職してきた事務員のシェリーです。彼女はわりと積極的で、彼女から食事に誘ったり、「大丈夫だから」と一緒にパイを食べるよう仕向けたり、はたまた学生時代の同級生にからかわれているネイトをかばってそいつをギャフンといわせたり。ネイトは彼女のおかげで世界が広がりました。
そんなウキウキな毎日だったのに、ある日銀行に強盗が押し入り、彼女を人質に取って去って行ってしまいました。大切な彼女が!もう今までの黙っているだけのネイトではありません。無痛の体を張って、彼女の救出に向かいます。
とまぁそんな話です。当然警察も出動するわけですが、女性刑事に「私たちに任せて、危険な行動は控えてください」と言われたネイトが「あなたにも大切な人が?」と問う場面があります。「もちろん。娘よ」と答えた女性刑事に「彼女がさらわれたら、人任せに?」と問うて黙らせてしまいます。とても印象に残るやり取りでした。もちろん、素人が捜査を攪乱してはいけません。しかし、「わかるなぁ」と思いました。
この映画は二世俳優対決になっているのですが、あまりにイメージ通りなので笑ってしまいました。気弱で優男なネイトがデニス・クエイドとメグ・ライアンの息子で、強盗の主犯格で乱暴な男がジャック・ニコルソンの息子なんです。こんな父親(あるいは母親)譲りそのまんまのイメージって、本人たちが嫌がらなかったのかなぁ、と思いました。素直なお子たちなんですね。
トム・ホランド演じるスパイダーマンのアジア系親友が、最後にひょっこり顔を見せたときはびっくりしました。でも、ネットでしか知らない、会ったこともない友人がいい人でよかった。
とにかく、楽しめました。きちんとハッピーエンドだし、いい人が報われる。おすすめです。
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