夕食後、自分の部屋でパソコンに向かっていると、二子shu-3がきた。
「パパ、このパンツ、もう捨てたほうがいいかな」
みると、shu-3が風呂に入ろうとしていたのだろう、下着をもって立っていた。手にしたパンツをみると、股の下あたりがすりきれかけている。
「もう捨てていいんじゃないか?」
言うと、
「そうかな。でも、これ気に入ってるんだよね」
「そうか。じゃあ、ママに縫ってもらうか」
「うん。そうする」
「パパがテープで貼ってやってもいいぞ」
無論、冗談だ。
「いや、テープはいい」
shu-3がキッチンに向かい、妻=ママに向かって話しているのが聴こえてきた。
「ママ、パパの遺言でさぁ。縫って、って」
遺言って、まだしばらく死ぬ予定はない。
単語としてどこで聞いたのかしらないが、意味はちがうんじゃないだろうか。
せめて、伝言、とかね。
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