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2026年01月27日07:07

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小噺0551 繊維補強コンクリート

ロシア−ウクライナもイスラエル−パレスチナも、今まで停戦合意を何度もしながらそれを無視した戦闘が続いています。増える一方の死傷者はもとより、ミサイルやドローンの攻撃に晒された建物が崩壊して瓦礫になっている状況は悲しい限りです。

https://share.google/qzxlmDBzWNvdrrD6k

瓦礫の多くはモルタルやコンクリートて途方もない量です。が、粉砕してセメントに加える砂として再利用します(鉄筋が入っている場合は、それを取り除いて別途リサイクルします)。
なお、セメントに砂を混ぜたものがモルタル、さらに砂利を混ぜたものがコンクリートですが、以後は合わせて「コンクリート」と表記します。一般的・慣習的にそう称します。

さて日本では、高度経済成長期にとてつもない数のコンクリート建造物が造られました。行政は港湾や橋や高速道路や鉄道高架橋、民間もビルなど。大きな構造体が容易に建造できましたから。しかし、完成してから数十年経つと強度が低下することが長らく問題となっていました。笹子トンネル天井崩落事故なども起こっています(2012年12月。天井コンクリートが剥離落下、走行中の車3台が下敷きになって9名が死亡)。そこでコンクリートに樹脂繊維を混ぜる方法が考案されました。

https://share.google/UQDBbLuj8cr7tiqkm

粘り強さが加わってコンクリートの強度は飛躍的に上がります。コンクリートの付加価値を簡単に上げられる方法として、多くのメーカーが競って販売しています。

https://share.google/2WmZTQsTRQWO1Oz8b

ウクライナ各都市やガザでの復興に活かしていくことはmustであり、そのために日本の企業と現地施工業者との協業が始まっています。

なお、この長さ数センチメートルの棒状樹脂片以外に、シート状の補強材もあります。

https://share.google/QLilUSBrjKNhY4ySg

ところで、このようなコンクリート補強材は石油由来の樹脂製です。何とか天然素材を使えないものか、と思います(昔は土壁材料に藁を混入していました。でも荷重が掛かる床などのコンクリートには心もとないですね)。

例を探すと、過去にコンクリート補強に鉄筋やステンレス筋ではなく竹(竹筋)を用いることがありました。九州の幸野川に掛かるアーチ橋など。

https://share.google/divhPADRMVMeRvX4B

これに限らず、竹は建材として利用されていました。例えば節を抜いた竹を配管に使うなど(熱を加えれば曲がりますから曲部もOK)。石油由来の塩化ビニール(エンビ)製の配菅が普及する以前の自然の建材です。
今でも水はけが悪い畑の暗渠(あんきょ)排水などに使われます。

https://share.google/2SXC31QY8p0HnOuHl

もちろん土を被せますが、土壌に染み込んだ水は竹の間を通って流れていき(節を抜かなくても)、水はけが改善します。昔の人の知恵ですね。
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