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2025年12月30日14:55

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Facebookから転載

Facebook「ストーリーテラー」

息子の彼女がうちに住み始めたんです。
夜は寝ない、昼は起きない。
私たち夫婦とはほぼ会話ゼロで、部屋のドアはいつも閉めっぱなし、エアコンはつけっぱなし。
ごはんができても息子が何回も呼ばないと出てこないし、出てきたと思ったら匂いをかいで「ちょっと無理かも」って一言。
息子にデリバリーを頼ませるんです。
家に牛乳やヨーグルトはいろいろあるのに手をつけず、「タピオカミルクティーがいい」とか言い出す始末で……この先を考えると、正直、ため息しか出ません。
これからどう付き合えばいいのか、と。

最初は息子が「数日だけ泊めたい」と言うので、若い二人が付き合っているなら、お互いを知る時間も必要だろうと思って深く考えずにOKしました。
ところが、気づけばもうすぐ1か月。
相変わらず同じ調子です。
夫と小声で何度か話したものの、誰も悪者になりたくないし、息子に「うちは面倒くさい」と思われるのも嫌で。

ある夜、私は台所で息子を呼び止めて、きちんと伝えました。
「住むのはいい。でも、ここはホテルじゃない」と。
息子はまず彼女をかばって、「夜はデザインの作業をしてて、昼に寝てるんだ。食欲もなくて、気持ちも不安定で」と言いました。
そこは理解できる。でも、ルールは必要だと私は言いました。

「食べるか食べないかは自由。でも目の前で『おいしくない』は言わない。デリバリーを頼むなら自分たちで払う。共有スペースはきれいに使う。使わないエアコンは消す。週末は簡単な家のことを手伝う。続けて住むなら、これでいこう」と。

翌日、彼女がドアの下からメモを差し込んできました。
「生活リズムが崩れていて、人と話すのも得意じゃない。気にしないでほしい」と。
さらに、水道光熱費の分として息子に送金していて、「お母さんに渡して」とのこと。
昼には部屋から出てきて、台所で食器を洗い、たまっていたデリバリー容器もまとめて捨ててくれました。
夕方には小さな声でしたが「こんばんは」と挨拶も。
反応があるだけで、こちらの気持ちはだいぶ違います。

その日は好き嫌いも言わず、自分でおかゆを温めて食べ、鍋まで洗って片付けました。
数日経つと、食事の時間に出てこない日は事前に「今日はごはんいりません」と私にメッセージをくれるようになり、エアコンもこまめに消すようになりました。
リビングのゴミがたまっていれば自分から捨てる。
週末に息子が「一緒に窓拭きしよう」と言えば、ちゃんと手伝う。
夫も態度が変わったのを見て、少しずつ怒りが収まっていきました。

夜、たまに10分だけリビングに座って、「この辺でスマホ修理ってどこがいいですか」
「野菜が新鮮なスーパーはどこですか」と聞いてくることもありました。
私がいくつか話すと、うなずいて覚えているようでした。

3週目には、彼女が「ありがとうございます」と一言言って、「今週プロジェクトを提出したら、シェアハウスを探して出ていきます。ご迷惑をかけたくないので」と話してくれました。
私は「若い人にもいろいろ事情はあるよね。ルールをはっきりさせれば、お互いラクになるから」と伝えました。
息子もホッとした顔をして、「彼女が出たら、二人で小さな部屋を借りて、少しずつやっていく」と言いました。

引っ越し当日、部屋はきれいに片付いていて、玄関にみかんの袋が置いてありました。
彼女はドアのところで「すみません、前は周りのことを考えられていませんでした」と。
私は「これからは、先にひと声かける癖をつけたらいいよ。言わずにため込むのが一番しんどいから」と返しました。
息子が荷物を運び下ろし、戻ってきて私たちに「ありがとう、疲れたでしょ」と言ってくれて、その一言にも救われました。

この件が落ち着いて、私は思いました。
誰が誰に従うかじゃない。
いっしょに暮らすなら“境界”が必要で、ルールを最初に出しておけば心がすり減らない。
若い人には若い人のペースがあるけれど、家には家のペースがある。
話せて、負担を分け合えて、直せるなら、まだ一緒にやっていける。
直せないなら、お互いに合う場所で暮らしたほうが、むしろ関係は安定する。
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