今朝は森高千里の初期ベスト盤『森高ランド』(1989年)を聴いてました。
彼女がデビューした1987年といえば、バンドブーム全盛期。BOØWY、レベッカ、ブルーハーツ、渡辺美里の時代。80年代アイドルブームは既に衰退期に入っており、アイドルを売り出すのも工夫が必要になってきてた。
森高千里はアイドルだったけど、デビュー曲「NEW SEASON」はガールズロックっぽかった。この曲は凄く良い曲で、こういう路線でやっててもそこそこ売れた気がするけど、彼女は路線変更して妙な方向に行く。ミニスカ&美脚で世の青少年を誘惑しつつ、それまでのアイドルが絶対に歌わなかったようなことをユーロビートやロックに乗せてシレッと歌うようになったのだ。
たとえば「うわさ」って曲。それまでのアイドルだったら「あなたとうわさになってもいい」みたいに、噂の具体的な内容を歌ったはずだ。でも森高千里が自分で作詞した「うわさ」は違う。「噂話をするのは楽しいし私もいつもしてるけど、今回は私自身が噂のネタになってしまった!マジでついてない!でもその噂は事実とは違うわ。そんなふざけた噂を流した奴は出てこい!」という歌だ。こんな歌、それまで聞いたことがなかった!
「ストレス」はもっと凄い。これも本人作詞だが、「ストレスが溜まってて困ってる!」ということをユーロビートに乗せてひたすら訴えている。初めて聴いた時はコミックソングか何かだと思ったよ。
というわけで面白い曲が多い(合間には普通に良い曲も多い)『森高ランド』なんだけど、オレが一番好きなのはやっぱり南沙織のカバー「17才」かな。これは国産ユーロビートの名曲!まさにバブル真っ只中の1989年の音だなぁ〜って思う。聴いててホント楽しくなるね

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