五気六味:温/苦、辛、甘
帰経:肝
はたらき・適応症状
1、理気開鬱和中
うつ状態、ため息、わき・肋・胃・腹部の張り・痛み、下痢
香りが心をほどく ― ジャスミンのやさしい薬膳力
ふわりと漂うジャスミンの香り。
その透明感のある甘さと華やかさは、ふっと心の緊張をほどいてくれるようです。
お茶やアロマとして親しまれるジャスミンは、東洋医学の視点では “気の巡りを整え、心と体の滞りをやさしく解きほぐす” 作用を持つ植物として知られています。
とくに 肝(かん) に作用し、ストレスでこわばった心身をゆるめるのに最適な養生素材です。
■ 五気六味から見たジャスミン
ジャスミンは「温」の性質を持ち、「苦・辛・甘」という複雑な味を併せもっています。
温 … 冷えを散らし、巡りを良くする
苦 … こもった熱や滞りを動かす
辛 … 気を発散し、流れをスムーズに
甘 … 心身の緊張をゆるめ、調和する
帰経は 肝。
肝は “気の流れ” を管理し、ストレスや感情と深く結びつく臓です。
そのためジャスミンは、精神的なこわばりや気滞(きたい)による痛みをやさしく和らげてくれます。
■ ジャスミンの主なはたらき
�� 理気開鬱和中(りき・かいうつ・わちゅう)
ジャスミンの香りは、滞った気の巡りを促し、心身の“締めつけ”をほどく作用があります。
こんな症状におすすめ:
気分がふさぐ
ため息がよく出る
わきや肋の張り
胃・腹部の張りや痛み
ストレス性の下痢
ストレスが続いて「胸やお腹が張る」「ため息が出る」といった状態は、まさに“肝の気が滞ったサイン”。
ジャスミンは、この気滞を温かく開放し、穏やかな巡りを取り戻してくれます。
■ 暮らしの中での取り入れ方
● ジャスミンティーで気持ちを整える
最も手軽なのは、温かいジャスミンティー。
香りをゆっくり吸い込みながら飲むことで、心の詰まりがすっとほどけていきます。
● 食後にもおすすめ
胃腸の張りや消化不良を感じるときにもジャスミンはぴったり。
“和中(胃腸を整える)”の作用があり、ストレスで胃が固くなるタイプに向いています。
● 深呼吸と一緒に香りを楽しむ
香りそのものに理気作用があるため、アロマやポプリもおすすめ。
緊張したときや考えすぎて頭が重いとき、ふっと香らせると気持ちが軽くなります。
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