https://www.masahiro-ishida.com/post-19578/
上記資料から。
H25年以後のデータがグラフになっている。
これでみると看護大学の入学者数の伸びはR5年まで続いている。
看護専門学校の入学者数はH28年をピークに減少、以後坂を転がり落ちるような状態。
R2年あたりで看護大学入学者数が看護専門学校を抜いた。
ただしR5年あたりから看護大学の入学者数も減少している。
看護師の数が足りない、どんどんやめていくが新規応募に応じる人間がいない。
最大の理由は「少子化」と思う。
子供の数が減って小学校や中学校ですら廃止、統合されている。
どこの業界も人手不足なら、少しでも楽で給料のいい職業を選ぶだろう。
看護師の仕事はもちろん激務、そして給料は決して多くない。
給料の話をすれば、他業界のように「初任給」は上がった。
その後の昇給がほぼない。ボーナスも上がらない。
「上がらない」のでなく、「上げられない」のだ。
保険診療を行う病院の収入は「診療報酬」である。
月ごとの保険点数を出して、国保、社保からお金が出る仕組み。
この診療でいくら、この処置でいくら、と値段が決められている。
ここ数年、諸物価高騰でたかがガーゼでもどんどん値段が上がっているのに、
診療報酬を決める保険点数はほとんど上がっていない。
実質マイナスのことまである。
それは
国がとにかく医療費を削ろうとしているから
である。それが国民のためと正義のように言う。
そのおかげで、全国の病院は大学付属病院も含め
いつでも倒産しかねない大赤字。
医者の給料は、それこそ研修医は一定額をもらえるが、
長く務めた医者ほど昇給がほとんどない。
看護師の給料も同じだ。
だから医学生の50%近くが卒後の就職先として「美容外科」を希望する。
ほぼ100%自費なので働けば給料が上がる仕組み、
夜間の救急も緊急手術もない。休みもとりやすい。
都会にあるから家族の買い物、こどもの教育にも問題なし。
看護師も同じだ。
美容クリニックに就職し、定時で帰宅できて給料も高い。
入院がないから夜勤もない、重症患者はいないから面倒な処置もない。
でもそれは、仕方のないことですよね。
だって政治家さまたちが「国民のため」に医療費を削減なさってるのですもの。
自分のような「収入はともかく医者仕事が好き」な人間はもう少数派。
あとに残るのは自費の美容クリニックばかり。
それが国民のみなさまの希望なんですよね?
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