気の毒な話だよ。クマにとっちゃいい迷惑だ。
おなかが空いたから食べ物のある場所に来ただけなのにね。
ただそこが「人間の縄張り」だったので、
強いクマの縄張りにはいったら弱いクマが追い払われるのと同じ。
人間は、クマを追い払うことができないので、殺す。それだけ。
ワシはな。
病院勤務時にはずいぶん「人工妊娠中絶」をやったよ。
麻酔の加減が上手で患者をうまく眠らせ夕方には帰れるよう覚醒させるし、
手先が器用ですっかり子宮の中身を出して処置後の出血はごく少量。
1週間後の外来受診時にはどこも具合悪いところなし!
そりゃ患者さんには何よりだろうさ。
ただね。実際に処置をするほうからしてみればね、
自分が握った鉗子で、子宮壁にくっついた赤ん坊をひっぱがして、
押しつぶして子宮外に引きずり出すわけでしょ。
そういう、自分が「殺した」赤ん坊を見るわけでしょ。
大変ですよ、けっこう。
だってワシら、子を無事に生きて産ませるのが本来の仕事なんだから。
それでも、どこかの誰かが妊娠して困ってる、
生まれたら殺すしかないとか、自分が自殺するしかないとか、
そういう気持ちでいるんなら、やりますよ。
だって仕方ないじゃないの。
誰でもみんな自分の都合よくうまくいく、なんてことはないわけで。
誰かに都合いいことは、他の誰かには都合が悪いってこともあるんでね。
気の毒だけど、やりたくないけど、やらなきゃならないことがある。
やらなきゃならないときがあるんでございます。
開業したとき「人工妊娠中絶ができる資格」をとらなかったので、
今はやってません。
もうやりたくないんでね。
これも仕方がないことですよ。
■東出昌大「クマを撃った!」駆除する猟師の本音
(日刊SPA! - 11月19日 17:20)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=81&from=diary&id=8562601
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