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2025年11月04日09:11

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理気類の食材、玉葱

五気六味:温/辛、甘
帰経:脾、胃、肺、心

はたらき・適応症状

1、健脾理気
食欲不振、腹部の張り、下痢

2、和胃消食
消化不良、げっぷ、吐き気、胃もたれ

3、発表通陽
発熱、悪寒、胸・背・腹の冷え・痛み

涙の奥にある温もり ― 玉ねぎの力
日々の食卓に欠かせない食材、玉ねぎ。
炒めても、煮ても、生でもおいしく、料理の味を引き立ててくれる万能野菜ですが、東洋医学の視点から見ると、玉ねぎはただの「脇役」ではありません。
その温かい性質と独特の辛みには、体を整えるさまざまな力が秘められています。

■ 五気六味から見た玉ねぎ
玉ねぎは「温」の性質をもち、「辛」と「甘」の味を併せ持つ食材です。
「温」は体を内側から温め、「辛」は気血の巡りを促し、「甘」は脾胃を補ってバランスを整えます。
その作用は「脾・胃・肺・心」に帰経し、特に胃腸を元気にし、冷えや滞りによる不調をやわらげる働きがあります。

■ 玉ねぎの主なはたらき
�� 健脾理気(けんぴりき)
玉ねぎは「脾(ひ)」の働きを助け、気の巡りを整えます。
食欲がない、胃が張る、下痢をしやすいといった症状に効果的です。
体の中心を温め、滞っていた気をスムーズに流してくれるので、疲れた胃腸にやさしく寄り添います。

�� 和胃消食(わいしょうしょく)
消化を助ける働きがあり、食べすぎや飲みすぎによる胃もたれ、げっぷ、吐き気などにも用いられます。
玉ねぎの辛み成分には、胃液の分泌を促す作用があり、消化をスムーズにしてくれます。
揚げ物や肉料理の付け合わせに玉ねぎがよく使われるのは、理にかなっているのです。

�� 発表通陽(はっぴょうつうよう)
体表に働きかけて陽気の巡りを良くし、発熱や悪寒、冷えによる胸・背中・お腹の痛みを和らげます。
風邪のひき始めに体が冷えてだるいときや、寒さで体がこわばるときに、温かいスープや炒め物で摂ると、体が内側からぽかぽかしてきます。

■ 暮らしの中での取り入れ方
玉ねぎは加熱すると甘みが増し、胃腸にやさしくなります。
スープや煮込み料理にすれば、冷えを防ぎながら消化を助ける養生食に。
一方で、生の玉ねぎには気を発散させる力があるため、食欲がないときや風邪の初期にぴったりです。

また、玉ねぎには血液をサラサラにする働きもあり、気と血の巡りをともに整えてくれます。

■ おわりに
玉ねぎは、涙を誘うほどの辛みの中に、体を温めるやさしい力を秘めた食材です。
冷えや胃の不調、疲れを感じたときこそ、温かい玉ねぎ料理を。
そのやさしい甘みと香りが、心と体のめぐりを整え、日々の元気を取り戻す手助けをしてくれるでしょう。

詳細はこちらへ
https://ameblo.jp/stephen19690326/entry-12942771964.html
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