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2025年10月26日09:44

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Facebookから転載

野村慶太郎

いつも何かと意識高い系の知人の女性。
田舎住まいで農業やってると言ったら「あー、農業良いですよね〜。ナチュラル〜。土に触れるって大事ですよね〜」とか言って子連れで見学に来ることに。

そして当日。
もう秋なのにまだ暑くて日差しも強かったのだが、真っ白のワンピースで登場。
「あー、癒される〜!土っていいなー」
いきなり裸足になって草むらの中を歩き始める。
サンダル片手に持って、髪かきあげながら満面の笑みで振り返って、なんかもう映画の1シーンだけども……マムシに噛まれますよ。そのへん。

「あ、池だー!お水がすごくきれいー!」
白いスカートを無造作にたくし上げて、すいすいと池の中に脚を進めるナチュラリストなワタシ……でも、その池、スッポンに噛まれますよ。

「干しワラだー!わー!こういうベッドって素敵かも」
確かにハイジはそんなベッドでしたけども、ワラの上に倒れ込むのは良いけどダニに噛まれますよ、そこ。
クララじゃないんです貴女は。

「あ、なにこの虫ー?カワイイ!」
指先に小さな虫をとまらせて自然派のワタシ。
でもカメムシの一種でヤラレると2万年は臭いやつだ、そいつは。

「小川って素敵ー!お水きれい!飲めるんですかー?」
飲めますけどその辺にいるとブヨかマムシに噛まれますよ。

「わー!星がきれいー!」
そう言って山に入ろうとするけどツキノワグマの通り道です、そこ。
見ちゃいられないぐらい危ないし子供まで犠牲になっちゃ大変だ。

もうなんか相手するのドッと疲れた。
田舎は都会と違って戦闘力の高い昆虫や爬虫類の巣窟です。
本物のナチュラリストを目指すなら、まずはせめて図鑑でも読んで自然の怖さを学んでから。
田舎の人は無造作にスタコラ自然の中を歩いてるように見えて、実は常に足元にマムシがいないか目を配りながら歩いてるんですよ。
夜?出ません、夜は。ヤバイので。
夜は野生の時間で、人間は寝る番です。
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