「フォレスト・ガンプ 一期一会」のロバート・ゼメキス監督とトム・ハンクス、ロビン・ライトが再結集し、リチャード・マグワイアの傑作グラフィックノベル「HERE ヒア」を映画化した壮大なドラマ。地球上のある地点にカメラを固定し、その場所に生きる幾世代もの家族の愛と喪失、記憶と希望を描く。
恐竜が駆け抜け、氷河期を迎え、オークの木が育ち、先住民族の男女が出会う。やがてその場所に家が建てられ、いくつもの家族が入居しては出ていく。1945年、戦地から帰還したアルと妻ローズがその家を購入し、息子リチャードが誕生する。世界が急速に変化していくなか、絵を描くことが得意なリチャードはアーティストを夢見るように。高校生になったリチャードは別の学校に通う弁護士志望のマーガレットと恋に落ち、2人の思いがけない人生が始まる。
ハンクスがリチャード役、ライトがマーガレット役を務め、最新VFXの技術を駆使しながら、それぞれの10代〜70代の姿を演じた。(映画.comより)
<2025年4月14日 劇場鑑賞>
定点観測という発想は斬新だったと思います。しかもオールキャスト。トム・ハンクスやロビン・ライト、久しぶりにがっつり出ているところを見たポール・ベタニー、その妻はケリー・ライリー。でも、主だった話はポール・ベタニーの息子トム・ハンクスとその妻ロビン・ライトにまつわるもので、そこはラストでも暖かく振り返るようになっていたりして、それなりによくできていたと思うのですが、その他の話、例えば同じ場所で、古代には恐竜が走り回っていました、とかそんな描写があっても「ふ〜〜ん、そうなんだ。そうだろうね」みたいな、「だから?」なシーンが結構あって、まぁ、長い年月を経る間に、同じ場所でもいろんなことがあったんだよ、ということを言いたかったんだろうけれど、そこがイマイチ魅力になり切れていない感じの映画だったと感じました。
ひと世代上のポール・ベタニーの頑固さなどが”あるある”で、10代だったトム・ハンクスとロビン・ライトが妊娠を機に結婚しなきゃいけないのは「早すぎる」と思いましたけれども、その後の”すべてを諦めてお金のために働く(生きてゆく)”、若いころは夢があったのに、そのうち面倒くさくなって妻にいくらせっつかれても「お金ないし〜」みたいに逃げてしまう夫など、すべてが王道で、誰しもが共感できる内容だっただけに、この家族の話だけに絞って深く描いたほうがおもしろかったかも、と思うわけです。まぁそれはそれでありきたりな映画になってしまってたかもしれませんけど。
ともかく、力の入った映画にしては、結果を伴わなかったんじゃないかな。私ももう少し期待してたかな。コンセプトがよかっただけに、もう少し工夫が欲しかった気がします。この”フォレストガンプ・トリオ”の次回作に期待します。
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