相変わらず映画を観ています。
昨夜は、1966年のイギリス・アメリカの映画『わが命つきるとも』を観ました。
監督は『真昼の決闘』、『地上より永遠に』などのフレッド・ジンネマンです。
第39回アカデミー賞では8部門にノミネートされ、うち6部門を獲得しています。
ご覧になった方もいらっしゃるかと思います。
この映画は、当時の政治・社会を風刺した『ユートピア』の著作で知られる、
イングランドの法律家、思想家、人文主義者のトーマス・モアを主人公にしています。
モアは、ヘンリー8世に信頼され大法官までのぼりつめますが、
ヘンリー8世の離婚問題で対立し、反逆罪で処刑されました。
その処刑の時の話が有名なので、以前書いた事があります。
断頭台に身体を横たえたモアは、
斧を振り下ろそうとする役人の手を制し、
そっと伸びた顎鬚を台上からかき上げながら、
「チョッと待て!この鬚は大逆罪など犯してはいないからな。」と言ったそうです。
これが映画では、どのように描いているのか興味がありましたが、
モアは髭を伸ばしていなかったので、当然ありませんでした。
処刑後、モアの娘が、彼の頭部を役人を買収して手に入れ、
シャレコウベになるまで毎日抱きしめて涙を流していたと言う、話もあります。
この話は、映画の後日談でその旨書いてありました。
この経緯について書いたのは、下記ですので、宜しければご覧下さい。
https://tennenkozi.hatenadiary.jp/entry/a6ac722c3f37926cc5dfc3b52235a4f1
この映画では、トーマス・モアをポール・スコフィールドが演じていますが、
この人は、初めて観る俳優でした。
ヘンリー8世を 『007 ロシアより愛をこめて』とか『バルジ大作戦』に出演した
ロバート・ショウが演じています。
また、ウルジー枢機卿をオーソン・ウェルズが演じていました。
映画の主人公の、妥協せず権力に屈しない生き方は、
若い頃ならば素晴らしいと思ったかも知れませんが、
今は、何もそこまで突っ張らなくても
良かったのではないかと思いながら観ていました。
ヘンリー8世の離婚問題は、イギリスがローマ法王と対立し、
ローマカソリックから抜けてイギリス国教会となり、現在に続いていますし、
ヘンリー8世と恋人のアン・ブリーンの娘がエリザベス1世になります。
イギリス史の転換点を描いているなぁとも思いました。
【今日の一句】
難しい つなぐ言葉が 出て来ない
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