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2025年10月07日16:08

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BETTER MAN ベター・マン(Better Man)

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 「グレイテスト・ショーマン」のマイケル・グレイシー監督が、イギリスの世界的ポップ歌手ロビー・ウィリアムズの波乱に満ちた人生を、斬新な映像表現でミュージカル映画化。主人公ロビー・ウィリアムズを猿の姿で表現するという奇想天外なアイデアと幻想的な世界観、そして圧巻のミュージカルシーンでダイナミックに描きだす。

イギリス北部の街に生まれ、祖母の大きな愛に包まれながら育ったロビー・ウィリアムズ。1990年代初頭にボーイズグループ「テイク・ザット」のメンバーとしてデビューし、ポップスターの道を駆けあがっていく。グループ脱退後もソロアーティストとして活躍し、イギリスのポップス界を代表する存在へと成長。しかしその裏には、名声と成功がもたらす大きな試練が立ちはだかっていた。

「グレイテスト・ショーマン」のアシュレイ・ウォーレンが振付を担当。本作のために制作された楽曲「Forbidden Road」をはじめ、ウィリアムズの名曲の数々が物語を彩る。2025年・第97回アカデミー賞で視覚効果賞にノミネート。(映画.comより)







<2025年4月7日 劇場鑑賞>

 英国の音楽に詳しくないです。そこの知識があるかないかで、この映画に対する感じ方が違ってくるように思います。テイク・ザットのことはチラッと知っていたくらいで(男性数人で優し気な歌を歌っていたイメージ)、ロビー・ウィリアムズは確か007の主題歌を一度歌っていたはずで、この2組が結びついていませんでした。なるほど、彼もメンバーだったのですね。



 主人公が「サル」だと言うのはとても斬新な演出だと思いましたが、個人的には、話が駆け足だったような印象です。いろんな出来事を盛り込みたかったのはわかりますが、なんとなく主人公の人生の上面(うわつら)を撫でたような感じに。もっと、描きたかった出来事を絞って深く描いた方がよかったんじゃないかな、と思いました。



 同じように”歌手になりたかった”父親に認めてもらえなかった、とか、有名になっても父親はスターの彼ばかりを見ていて、”本当の息子”を見てくれなかったとか、結局家族を捨てた父親に対するコンプレックスが人生の底辺にずっと流れていたような描き方でしたが、そうかなぁ。いや、そうなんでしょうけれど、そんなに親を気にするのかなぁとも思っていました。いつも応援してくれている優しい祖母がいつもそばにいましたし、親って子供を責めるもんだし(私の親は罵りっぱなし)。ロビーのお父さんのように、自分を信じて(家族を捨ててでも)自分の夢を実現するために家を出るくらいのほうが、そのお金も勇気もないくせに、人生うまく行かないのがすべて人のせいみたいに周りを罵り続ける毒親よりよっぽど筋が通ってると、個人的には思います。そんな優しい祖母がそばにいない子供もいっぱいいるし。ロビーは才能もあったし、まだ恵まれているほうじゃないのかな。



 きっと優しい子供だったのですね。それにしても、エルトン・ジョンの伝記映画でも、お父さんに”大事にされなかった”コンプレックスが描かれていたし、英国って、なかなかに「父親に認められる」ってことが難しいのですね。私は女だし、両親ともに嫌いだったので、別に父親や母親に認められなくても平気だったこともあり、あんまりこういう気持ちはわからないのだけれど。もう早々に「親子は違う生き物」「分かり合う必要は全くない」と達観(?)していましたから。もっとも、私には仲良しの弟たちがいて、皆で親に対するバリアを張ってたから、仲間がいたことが大きかったのかもしれません。



 でも、鮮やかな映像・舞台、素晴らしいパフォーマンス、さすがに「グレイテスト・ショーマン」のマイケル・グレイシー監督!って感じでした。見ごたえありました。主人公が最後までサルなのもイカしてました!
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