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2025年09月21日00:00

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【PS4】 穢翼のユースティア 【8/1〜8/27】

 


★★★★★★★☆☆☆(7/10)



2022年6月23日発売のエンターグラムのゲーム!ジャンルはADV!
2011年にAUGUSTからPC向けに出たものが、
2014年にVITAに移植され、それが再移植された形になります!

7時間でフィオネEND
5時間でエリスEND
5時間でコレットEND、ラヴィリアEND
6時間でリシアEND
6時間でティアEND

総プレイ時間は29時間、トロフィーも100%にして終了!
だいぶ前にVITA版をレビューしましたが、内容は同じで変更はありませんでした!
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【キャラ】

主人公はヒロインより存在感があるカイム・アストレアくん!
幼いころ大崩落に巻き込まれ牢獄にたどり着いた不幸な青年で、
娼館の下働き→暗殺者→娼館街の用心棒というとてもアングラな経歴をお持ちですw
非常にシビアな価値観の持ち主なので、
無愛想で冷たい感じのするキャラですが、娼婦たちからは大人気ですw
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メインヒロインはユースティアちゃん!
「羽化病」という差別の対象となる羽が生える病気に罹患している薄幸の少女です!
過去に暴力を受けていたせいでオドオドしていて、
自主性に欠けすぐに謝る癖があるものの、
本来の性格は明るく純粋で能天気な人を思いやれる優しすぎるただの天使ですw
羽化病で生えた羽すら、
ただ天使度をアップさせているだけかのように見えるレベルで天使ですw
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その他のヒロインは、

フィオネ…防疫局強制執行部の隊長、清廉だが融通が利かない
エリス…娼婦街に住む女医、愛嬌がなく沈着冷静で無愛想かつ毒舌な美人
コレット…唯一の宗教組織「聖イレーヌ教会」の29代目聖女、とても頑固
ラヴィリア…聖女の世話係の聖職者、気弱で押しが弱く世事に疎い
リシア…王家の第一王女、時々召使いに扮し行動する変わり者

と各種キャラが揃っているのにいまいちパッとする子がいませんw
というよりも全てをティアが持っていってしまうのですw
どの子もしっかり可愛くアニメ的なキャラというよりは人間くさいので、
嫌悪感を感じるキャラはいないものの、ティアの天使度には敵わずw








【システム】

ボイスは主人公含めてフルボイス、セーブはいつでも出来ます!
ADVに欲しい機能は全部あるのでシステムは不備なく快適です!

今作のシナリオは完全に1本道で進んでいく作りになっているので、
ティアルートのみが正史で他キャラは選択を誤った際のおまけ扱いとなっていますw

ノベルゲーらしく選んだ選択肢で分岐はしますが、

1→→→→2→→→→3→→→
↓     ↓      ↓
END A  END B  END C

といった感じで個別ルートに進めばそこで終わり、
進まなければシナリオが進む脱落形式の進み方となっているので実質1本道です!
無駄に何度も共通ルートをやる必要がないのはいいと思いますが、
各ヒロインとの恋愛要素は完全におまけで個別エンド自体の出来は微妙ですw
ただ個別ルートを無視するのは非推奨で出てくる順に攻略して世界観に浸りましょう!







【グラフィック】

全体的にファンタジーな世界観どおり、
CGも背景も色使いもとても綺麗でグラフィックはかなり高水準ですが、
どのキャラも大体同じ顔なのがとても惜しいところw
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ちなみにVITA版にあった、
「一糸纏わぬ」シーンで服を着ていた違和感CGは直されていましたwww
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【BGM】

中世的な感じでなかなか綺麗です!
雰囲気にもぴったりマッチしていて耳にも優しいので文句はありません!






【シナリオまとめ】

『ノーヴァス・アイテル』という聖女が祈り空に浮かせているこの都市には、
貴族が住む上層と、民衆が住む下層の二つの区域があった。
十数年前【トラジェディア】と呼ばれる光が天蓋を覆い、下層の一部が地盤沈下した。
グラン・フォルテと呼ばれるこの悲劇で多くの人々が死に生き残った人の生活も激変。
地盤沈下した区域は「牢獄」と呼ばれるようになり、
他の層とは容易に行き来ができなくなりカイムも家族や家など全てを失った。

国が見放し無秩序状態に陥った牢獄で、
【不蝕金鎖】という組織に属していたカイムは、
仕事で馬車を迎えに行き、そこで女性たちの惨殺死体を見つけてしまう。
その中の唯一の生存者は、
背中に羽が生える【羽化病】に罹患した少女ユースティアだった。
彼女は突如トラジェディアと同じ色の光を発した。
正体が気になったカイムは彼女を保護し知っている事を聞き出すことにした。
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しかし羽付きである自分が家にいればカイムに迷惑をかけてしまうかもしれないと、
ティアは家を脱走してしまい連れ戻しに来たカイムの前で暴漢に殺されてしまう。
だが完全に死んだはずの彼女は皆無の腕の中で光り始め、
出会った時と同じようにトラジェディアと同じ色の光を発し彼女は蘇生した…。
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同時期、不蝕金鎖はリーダーのジークの命令で【黒羽】と呼ばれる化け物を追っていた。
羽化病になった者を捕え施設へと移送する組織である「羽狩り」のフィオネと協力し、
やっとのことで黒羽を追い詰めたが、それはかつて行方不明になった彼女の兄だった。
さらに自身の仕事に誇りを持ち行っていたフィオネだったが、
内通者が出たうえそれが自身の腹心だったり、
正気を取り戻した兄から羽狩りの仕事は羽化病患者を実験施設へ送り、
間接的に殺しているのと同じだと聞かされ、
兄がこんな姿となったのもその施設のせいだと知ったことで、
自身の仕事へ不信感を持ち始め動揺した様子を見せたが、
フィオネは自身の手で兄の頼み通り兄を討った。
彼女の中にあった正しさや理想はその瞬間崩れ去ったが、
彼女は上司でもあるルキウスに直談判し兄の言った事実が本当なのか調べ始めた。
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黒羽の件が一区切りついたが牢獄ではいつのまにか違法薬物が蔓延し始めていた。
明らかに敵対組織である【風錆】のベルナドの仕業だったが証拠がない。
風錆は元々不蝕金鎖から別れた組織であり、
先代の実子であるジークが頭である事に不満を持った、
妾の子ベルナドが旗揚げした組織だった。
圧をかけてくる風錆をいなしながら仕事をしていたカイムだったが、
仕事外でも問題が起きる。
カイムがかつて身請けし今は医者として娼婦たちの面倒を見ている女、
エリスの様子がおかしくなり始める。
元々身請けされた事でカイムに執着していたエリスだったが、
ティアが現れたことによる不安からか異常行動を繰り返すようになる。
カイムは彼女の親を先代から受けた仕事の一環で殺しており、
身寄りを無くした事で奴隷として娼館に売られてきた彼女への贖罪のため身請けしたが、
エリスはそんな事実はどうでもいいようでカイムに支配されたいと繰り返す。
彼女の心が理解できずエリスを拒否したカイムへの当てつけのように、
彼女は風錆の薬物を使用してしまい、さらに風錆へと寝返ってしまった。
エリスの行動の理由を考えるうちカイムは自分が兄と別れた際に言われた、
「俺の分まで生きて立派な人間になれ」という言葉にこだわっていた事に気付く。
この約束を呪いのようにエリスに押し付けたのにエリス自身を見ていなかったのだと。
フィオネの協力もありベルナドを捕え一連の事件は収束したが、
カイムはエリスと向き合い、彼女に”人生”を生きてもらうため背中を押した。
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しばらく平穏な日々を送っていたカイムだったが、
ある日ティアに聖女から直筆の手紙がくる。
内容は「ユースティアは天使の御子だ、私のところに来て欲しい」というものだった。
あまりにも突飛な内容に不審感を抱いたカイムだったがティアは行きたがる。
自分の生まれた意味がそこに行けばわかるかもしれないと意気込むティアを止められず、
彼女の待つ聖域へと向かう事になった。
盲目の聖女は夢で御子であるティアを迎え入れろと天使から啓示を受けたと言い、
半ば無理矢理次の啓示がくるまで大聖堂に住むことを強要する。
崩落が起きているのに我関せずのような態度をとる聖女にカイムは怒り詰め寄るが、
聖女は「聖女を恨んでいるならむしろ貴方は救われたのだから感謝しろ」とのたまう。
聖女の言動に苛立つカイムだったが、大聖堂で過ごすうち、
聖女は生まれながらに聖女だったわけではなく、
お付きのラヴィと共に大聖堂に拾われ聖職者を目指すようになった事、
都市を浮かせているのが聖女ではない事、
聖女は都市が落ちた時矢面に立ち恨みを背負い死ぬ生贄のような存在である事、
そして神官長は御子を呼び寄せ天使に傾倒している聖女に不満を持っている事を知る。
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さらにルキウスの調べから風錆にクスリを流していたのが執政公であり、
執政公の手のものが大聖堂にいる事を聞いたカイムは、
このまま大聖堂にいる意味はないと大聖堂を去ることを決める。
しかし翌朝血だらけのラヴィが発見される。
ラヴィは羽付きだったが聖女の傍にいるため自分で羽根を切り落とし誤魔化していたが、
失敗して自身を傷付け瀕死となってしまった。
ラヴィを見たティアは力を使いラヴィを蘇生し、さらに羽根まで消し去ってしまった。
ティアは本当に御子だったと喜ぶ聖女はそれを公表する事を決めてしまい、
お披露目の儀を始めてしまうが、聖女が演説を始めたその瞬間、
大きな崩落が起き牢獄が落ちてしまう。
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儀に集まった人々は暴動を起こし聖女は処刑されることになった。
急ぎ状況を確認したカイムは、
行きつけの店ヴィノレタとその店主メルトが崩落に呑み込まれ死んだ事を知る。
ラヴィは自分が身代わりに処刑されるので聖女を助けてくれないかと依頼してくる。
カイムは迷うがその依頼を受け聖女を連れ出すが、
ラヴィが身代わりに処刑されると知った聖女は処刑台へ飛び出していき、
2人で崖下へ落ちて行った。
処刑が終わり新たな聖女が着任し再び日常が戻ってきた。
カイムは裏で手を回しラヴィと聖女を回収していた。
死んだはずの自分が生きている事が受け入れられず聖女は錯乱するが、
ラヴィからの依頼だったことを知り、
聖女ではなくコレットという一人の人間として人生を生き直すことを決めた。
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2人が立ち直ったのを見届けたカイムは上層で真実を知る者を探し、
コレットの聖女が都市を浮かせているわけではないという言葉の真実を探る事にした。
ルキウスにそれを伝え彼と協力し彼の部下となり調査する事にしたカイムは、
執政公ギルバルトが国の政治を実質掌握している事を知り国の体制を調べ始める。
ティアも自身の力のことをルキウスに明かし力を調べてもらうことになった。
カイムは調べているうちに執政公の馬車が死体を下界へ遺棄している事や、
クスリの材料が羽付きから抽出された物である事を知り、
執政公に近づくためルキウスの部下という立場を活かし王城に潜入する。
そこで王女リシアと知り合い牢獄の実態を彼女に話すが、
王女の知る牢獄と実態が大きく乖離している事に気付き、
彼女が執政公の言葉を妄信する傀儡である事を知った。
実際に牢獄に連れ出し現実をその目で見せ本人も自身の無知を痛感したものの、
リシアに実権はなく現実を変える力はない様子だったが、
その日からリシアは公務を執政公に任せきりにせず自身で確認するようになった。
カイムは執政公が立ち入り禁止にしている王城地下へと潜入し、
そこで真っ黒な粘液に襲われる。
ティアの力で浄化されそれは消えたが粘液を消した直後ティアの羽根が大きくなった…。
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戻り地下でのことをルキウスに報告していたカイムは、
その際にルキウスが大崩落の際死んだと思っていた兄アイムだったことを知る。
アイムは生き延び貴族に拾われたが、その貴族は息子を亡くしたショックで狂っており、
亡くした息子”ルキウス”としてアイムを育て始めたという。
カイムはルキウスが兄だと知り複雑な気持ちを抱きつつ調査を進めていくが、
リシアが自我を出し政治に介入してきたのがカイムの入れ知恵だと気付いた執政公は、
ルキウスとカイムを殺そうと策を練り、国王暗殺の冤罪で嫌疑をかけてくる。
国王は崩御し遺言に従いリシアが王女に即位したが、
自分達の立場が危うくなったルキウスはリシアを味方につけ武装蜂起をする決意をする。
カイムはリシアを説得し武装蜂起の旗印として皆を率いてくれと頼む。
執政公の真実を知ったリシアは葛藤しながらもこれを受け覚悟を決めてくれた。
王女が味方に付いたことで軍の士気は上がり、
フィオネ率いる羽狩り隊も加わり武装蜂起が始まった。
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執政公の私兵の殺し屋ガウが現れ目の前でフィオネの兄を黒羽にしたクスリを摂取し、
限界を超えた状態で襲って来た事で状況は一方的に不利になってしまったが、
リシアの覚悟を見た近衛兵ヴァリアスがこちら側についてくれたため辛くも勝利を得た。
執政公を探し初めて城に研究塔がある事を知ったリシアは、
中で何が行われているのか調べに向かう。
そこにはクルーヴィスという女の死体がありそれは執政公の妻だった。
執政公は妻を蘇らせたいという想いだけでここで研究をしていた事を明かし、
この街を浮かせているのは聖女ではなく天使であり、
その天使はこの塔に繋がれ力を吸い上げられ続けもはや力は残りわずかであると語る。
彼らは新たな天使を作り出す研究をし最終段階の人体実験の被験者が妻だったが、
実験は失敗しそのまま死んでしまったため生き返らせねばならないと考え、
その蘇生の研究を進めていたが完成間近で力が暴走し大崩落が起き、
その日以降羽が生える住民が生まれはじめたと真相を話した。
政変され殺されるくらいなら街ごと道連れにすると脅す執政公だったが、
ルキウスとシスティナが彼を打ち見事武装蜂起は成功し、
リシアは正式に戴冠し王となった。
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執政公の研究所を引き継いだルキウスはそこで天使の研究も続けると言い、
そこでティアの能力についての研究をしたいと打診してくる。
自分の生まれた意味を探していたティアは喜んで研究材料になる事を選ぶが、
塔に繋がれた天使から干渉を受けどんどん覚醒が進み天使化していく。
それに比例し浄化の力は上がると同時に感じる苦しみや痛みも大きくなっていくが、
井戸が枯れたり作物が実らなくなったりと徐々に世界も危機になっていく。
天使の力が尽きる事を肌で感じ取ったルキウスは焦り無茶な覚醒を促すことを繰り返し、
ティアはどんどん衰弱し記憶も曖昧になっていく。
研究を理由に塔に閉じ込められることになったティアとカイムは会えなくなり、
ティアが心配をかけぬよう辛いと言い出さないのも災いし、
さらに研究は苦しいものとなっていくがそれをカイムは知らないまま、
世界のためと言い訳しティアの苦しみを見て見ぬふりするしかなくなっていく。
牢獄に現れた粘液の浄化の為の護衛を頼まれ久々にティアに会ったカイムは、
ティアの記憶が喪われている事に気付きルキウスに実験を辞めるよう進言するが、
ひとりの犠牲で世界が救えるのだと言いくるめられてしまった。
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ティア自身も記憶が消えている事に気付き、
なぜこんな事をさせられているのかと悩み始めるが、
自身と世界を天秤にかけ自分を取ることなどできず、
絶望に呑まれながらも辛い実験に耐えていく中、
時折聞こえる声が塔に繋がれている天使のものだと気付く。
そしてその天使の声とティアの絶望はコレットにも伝わり、
天使を助けるという使命に駆られたコレットが不蝕金鎖と牢獄民を従え武装蜂起を決行。
覚悟を決め聖女を旗印にした軍に戦いを起こしたくないリシアの軍は敗北し、
ルキウスは進行を止めるため下層もろとも崩落を起こし反乱軍を落としてしまった。
ついにルキウスの誰かに犠牲を強いて大多数を救うやり方に不満を持ったカイムは、
こんな世界よりもティア自身を守り幸せにしたいと強く思うようになる。
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ティアを連れ出しできうる限りの優しさを与えたカイムだったが、
また共に暮らしたいと言いあった翌朝ティアは、
こうやって甘えてしまわないようにもう自分とは会わないでくれと出て行ってしまった。
そしてルキウスは天使としての覚醒を促すためどんどん過酷な浄化を強いていく。
その結果ついにティアは覚醒し天使となり、
今まで繋がれていた天使の代わりに柱に繋がれる事となる。
さらに傷付いた自信を修復する際に天使の力が発動する事に気付いたルキウスは、
繋がれ意識を失っているティアに何度も剣を突き立て傷つけていく。
ルキウスの凶行を目の当たりにしたカイムはルキウスを倒すが、
死ぬ直前にティアに致命の一撃を突き立てていく。
その瞬間ティアは今までにないほど光り輝き、初代聖女イレーヌの声が響く。
「貴方の母である私を裏切った人間に滅びを」
それに呼応したようにティアは力を放ちはじめ、どんどん街の高度は落ちていく。
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カイムは意識を取り戻した後ティアが自身を責めないように彼女を止めようと、
彼女に近寄るが天使として覚醒したティアの圧倒的な力には人間は勝てず、
どんどん四肢が吹き飛ばされていく。
やっとのことで彼女の足元へ辿り着いたカイムは、
かつて自身がプレゼントしたネックレスをかけ「一緒に帰ろう」と彼女を抱きしめる。
意識を取り戻した彼女は私を犠牲にしないと言ってくれてありがとうと礼を言い、
悔いが残らないように生きるため最後に自分を選んでくれた事に感謝し貴方を守る、
と笑顔で光の中へ消えていく。
ノーヴァス・アイテルは地上に落ちたが、
ティアが命と引き換えに放った力で浄化され大地は粘液などなく美しかった…。
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【エンディング】

EDは6種類!
賛否両論ありそうなものばかりでキャラエンドは正直どれも微妙ですw

■フィオネ
兄の一件以降自分の仕事が信じられなくなったフィオネは羽狩りを辞めた。
自分の信じる者がなくなり寄る辺を失ったフィオネは仕事も家も捨ててしまった。
そんな彼女の危うい様子に自分が支えたいと思ったカイムは彼女に結婚を申し込み、
2人は結婚し共に不蝕金鎖で働いていく事となった。 
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■エリス
生い立ちのせいで自身を人形だといい自分に命令をくれる主人を渇望しているエリス。
自由になれと自分を突き放すくらいなら殺してほしいと懇願するエリスに、
カイムは変われても変われなくてもいい、共に生きて行こうとプロポーズした。
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■コレット
カイムに助けられコレットとして生きることにした聖女は、
カイムに傍に置いてほしいと願い普通の女として働き生きる道を選んだ。
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■ラヴィリア
助けてもらい体調が回復したラヴィは仕事を見つけ働き始めたが、
いまだにコレットの付き人のような雑務も行っていた。
さらにラヴィはコレットがカイムを好いているので懇意にしてやって欲しいとのたまう。
カイムは自分が好きなのはラヴィでありなんでもコレットに譲る必要はないと諭し、
ラヴィと結婚する事を選んだのだった。
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■リシア
まだ幼いが王として生きる事となったリシアを支え、
息が抜ける場所となってやることにしたカイム。
国王の相手となるには身分が足りないと思ったカイムはルキウスの家の養子となり、
身分も手に入れリシアを生涯守り続ける覚悟を決めたのだった。
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■ユースティア
ティアのおかげで浄化された世界を見ながら「ティアの犠牲で世界が助かった」
と考えたカイムに天から声が響く。
「私は犠牲になんてなっていない、自分の意思でカイムさんを救うことを選んだんです」
そして世界と一体になって生き続ける、大好きですと言葉を残した…。
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【クリア後】

クリアしたキャラのアフターシナリオが順次解放されていきます!
これをFDにでもしようと思ったんじゃないかというほどの量で、
その数17、異常なまでのおまけの充実ぶりですw
他の子たちのハッピーエンドafterと比べると、
おまけでも全く報われないティアの扱いは本当に辛いですね…w
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CG、ミュージックモードもありますが、
VITA版にあった謎過ぎるシーンリプレイはなくなった模様ですw
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なお全END後にタイトル画面のAUGUSTのロゴを選択すると、
マジで謎の特殊シナリオが見れますが…これ必要?www
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【総評】

ということで穢翼のユースティアでした!

VITA版プレイ時にもあまりにも最高だという感想を持ちましたが、
改めて10年経った今プレイしてもやはり最高でした!

とりあえずいいとこわるいとこ書いておきます!


<いいところ>

・引き込まれる世界観と背景、ファンタジーとしても良質
・1本道だがワンヒロイン作品として見ればものすごく出来がいい
・主人公が一本筋の通ったかっこいい男
・ヒロイン視点の使い方も上手く中だるみしない
・音楽も綺麗で雰囲気にあっている
・CGも背景も美しい色使いでグラフィックも高得点
・システム面に不備なくプレイが快適
・安易なハッピーエンドに逃げず、でもバッドエンドにならない絶妙なエンディング
・おまけのものすごいボリューム感



<悪いところ>

・ギャルゲーとして見るとメインヒロイン以外のルートは余りにも薄くおざなり
・各ヒロインの個別ルートが若干短く、シナリオは駆け足でものすごくおまけ
・各キャラエンドはシナリオ本編の全てを見ないことにして幸せになってしまう展開
・CGが少なく、立ち絵にも動きがない
・ティアルートがハッピーエンドではない(個人的にこれはいいところに入る)
・おまけですら報われないティアw




こんな感じかな!
10年経っても記憶が美化されていたわけではなく、
やはり最高だったという感想は変わりませんでした!
終始重く暗いシナリオなのに、なぜかうっすら明るさもある独特の雰囲気も色あせず、
「見知らぬ大勢と自分の好きなほんの一握りの人を天秤にかけどちらを取るか」
という選択肢を与えられた二人が、お互いに真逆のエゴを通すという今作は、
10年経って対抗馬が増えているのに物語の見事さは一切変わっていませんでした!
サブヒロイン雑過ぎない!?という感想もそのままですがねw

暗く救いのない、切ないお話が好きな人は絶対にやるべきと断言します!
全人類、やりましょう!!!www


 
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