私は子どもの頃、トムとジェリーが好きだった。具体的にどこをどう面白いと思ってみていたのかは覚えていないが、まあ子どもとはそういうものだろう。
ただ、ジェリーが可愛いと思っていたことは覚えている。スティッチとかチップとデールとかも可愛くて好きだったし。
けれど一方で、トムがいつもかわいそうな目に合うのがあまり好きじゃなかった。いやトムとジェリーなんてそこが醍醐味のアニメなのに、そこを否定してしまったらトムとジェリー全否定じゃないかと思うが、でも好きじゃなかったんだからしかたない。
だから、たまにトムとジェリーが仲良くしていたり、協力していたりする回がとても好きだった。
トムとジェリーのトム虐は、アニメ的表現でごまかされているが、やっていることはかなりグロテスクだ。海外のアニメってそういうところあるよな。スポンジボブとかも結構ブラックジョークがあったりした気がする。
とはいえ別に私は残虐なのが厭というわけではない。
だって、話は脱線するがダンガンロンパのおしおきとかは好き⋯⋯っていうと悪趣味だが嫌いじゃないし。ちなみに好きなおしおきはやはり千本ノックだ。あれを初めて見た時の衝撃は忘れない。私はアニメからダンロンに入ったのだが、当時千本ノックを見て、まだ耐性の無い中坊だった私はめちゃくちゃショックを受けてしまった。けれど少し経ってから何だか気になってしまい続きを見始めてハマってしまった。それ以降はおしおきも普通に見て楽しめるようになってしまった。性被害を受けた女性が売春に走ってしまう心理にも近いのかもしれない。
ちなみに神さまの言うとおりを初めて読んだ時(弐の連載開始1話)も、ショックすぎてもう二度と読まないと心に決めたのに次週の2話以降も普通に読んでしまった。
あの時体験した千本ノックのトラウマに脳を焼かれてしまい、以降もああいう過激なのを求めていたが、何だかどのおしおきも物足りなくなってしまった。故に千本ノックが一番好きだ。
まあダンロンのおしおきって一番最初が千本ノックだったから過激なのものだと思いがちだが、どちらかというと精神攻撃がメインなので処刑自体は割とサクッと済ませることも多い。その代わり心理面では尊厳破壊の限りを尽くすようなえぐいものが多いのだが。
強いていうなら補修、とんかつの花村、PLEASE INSERT COIN、苦悶の糸とかは結構好きだ。というかV3のおしおきはどれも結構好きかもしれない。
というわけで話を戻すと、別に残虐な描写が嫌な訳では無い。ただかわいそうなのが嫌なのだと思う。ダンロンの場合は、一応殺人をしてしまっているというのもあるからいいが、トムは割と何もしてないのにかわいそうな目にあっている。厳密にはネズミを狙うネコの構図なので何もしていないというのも違うが、いくらなんでもかわいそうな目にあいすぎて見ていられないのだ。
なので創作において誰かがかわいそうな目にあう描写をする場合は、ちゃんとそれ相応の罪を用意して欲しいと思う。
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