mixiユーザー(id:39816565)

2025年06月16日18:04

62 view

愛を耕すひと(Bastarden)

フォト

フォト

フォト
 18世紀デンマーク。貧窮にあえぐ退役軍人のルドヴィ・ケーレン大尉は、貴族の称号を懸け、ひとり荒野の開拓に名乗りを上げる。しかし、それを知った有力者フレデリック・デ・シンケルが自らの勢力が衰退することを恐れ、ありとあらゆる手段でケーレンを追い払おうと躍起になる。襲い掛かる自然の脅威とデ・シンケルからの非道な仕打ちに抗いながら、彼のもとから逃げ出した使用人の女性アン・バーバラや家族に見捨てられた少女アンマイ・ムスとの出会いにより、ケーレンの頑なに閉ざした心に変化が芽生えてゆく…。そして、それぞれが見つけた希望とは―。(公式ウェブサイトより)





<2025年2月15日 劇場鑑賞>

 この原題は「私生児」と言う意味らしいです。そう、マッツ・ミケルセンは立派な軍人ですが、そもそも地主(爵位があったのかも?)と女中との間にできた私生児だったのです。いろいろな境遇を経て来たのでしょう。その辺は描かれないのですが、退役軍人となった今は、爵位を求めて不毛の土地ヒースを開拓する許可を申請しています。今まで何人もの人が挑んでは夢破れて来た荒地。貴族たちは「無理無理」とか言うのですが、国王が許可しました。

 もちろん、一筋縄ではいきません。本当に不毛の地なのです。でも、退役軍人の年金を得ているマッツさんは、細々とチャレンジを続けます。一緒にやってくれる若者(牧師さん)や横暴な領主から逃げて来た下働きの夫婦など、それなりに仲間も得て、とにかく粘り強くやってます。そうこうしているうちに、迫害されているロマの女の子を保護しました。こんな小さな少女に罪はないのに「ロマは不吉だ」とか言われて悪いことが起きると「ロマなんかがいるからだ」といわれのない責めを受けていたのです。もうその頃には、下働きの夫婦のうち、夫は領主に殺されていました。横暴な領主は熱湯をかけてその男を殺してしまったのです。しかも、皆がいる前で。その領主と結婚するべく送られてきたノルウェーの貴族の娘エレルが「やめて」と懇願しても、見世物をやめなかったのです。なんて男でしょう。権力を誇示することに執着し、なにかやり遂げそうな寡黙な退役軍人に嫉妬し、そんな行為(命令一つで人に熱湯をぶっかけて殺してしまえること)が女性を魅了すると本気で思っている狭量男。みっともないですね。

 事実、マッツさんは黙っていても、やっぱり女にモテるのです。領主はさらに、ドイツからやってきた入植者たちをも犯罪者たちを使って襲わせたりもします。なんで黙ってがんばっているマッツさんをそこまで目の敵にするんでしょうね。最終的には、入植者たちをかばって反撃したマッツさんも捕らえて牢屋に閉じ込めてしまいます。



<ここからネタバレ>

 女たちも連携して復讐を始めます。婚約者だったエレルは、こんな男と一緒になる気はさらさらなかったのですが、それらしく装い、領主を誘い出します。そして、眠り薬の入ったワインを飲ませ、ふらついたところに下働き夫婦の妻アン・バーバラが武器を持って乱入。夫の敵を取ります。ざまぁみろ。

 もちろん、アン・バーバラは拘束されます。マッツさんは解放され、家に戻ります。その頃にはじゃがいもなど、作りやすい作物には成功しています。しかし、娘同然に育てて来たロマの娘は相手を見つけてお嫁にいってしまいました。年頃なのですから、幸せになってもらわないとね。ということで、一人になってしまったマッツさん。そのうち、犯罪者(女囚)の送還があると聞きつけ、車を襲い、女囚たちを解放します。もちろん、アン・バーバラも。せっかくもらった男爵の爵位でしたが、もうどうでもいい。二人は、畑も家も捨てて一緒に旅に出ました。(あんな不毛の地に作物がなるようになったのに、ここはちょっともったいない気がしました。)

<ネタバレおわり>

 ある程度は史実らしいです。でもまぁ、マッツさんだと「やってしまえるんだろうな」って最初から思ってしまいますね(笑)。どうしようもない領主がいたり、頑なな人種差別など、話としてはあるかなって感じだったけれど、それにしても残酷すぎる仕打ちの連続。なんか、しんどかったです。
3 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2025年06月>
日 月 火 水 木 金 土
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

最近の日記

もっと見る