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2025年03月29日18:21

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ひまわり(1970)(I girasoli)

 ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニというイタリアの2大スターを主演に迎え、戦争によって引き裂かれた男女の愛を描いたドラマ。

結婚して幸せな日々を送っていたジョバンナとアントニオだったが、第2次世界大戦が勃発し、アントニオはソ連の最前線に送られてしまう。終戦後、帰らない夫を探しにソ連を訪れたジョバンナは、命を救ってくれたロシア人女性との間に家庭を築いていたアントニオと再会する。逃げるようにイタリアに戻ったジョバンナだったが、数年後、もう一度やり直したいとアントニオが訪ねてくる。

「ミラノの奇蹟」(1951)、「悲しみの青春」(71)などで知られ、74年に他界したイタリアの名匠ビットリオ・デ・シーカの晩年の名作。2011年にニュープリントでリバイバル公開。2020年、製作50周年を記念したHDレストア版でリバイバル公開。2023年には新たに修復を加えたデジタルリマスター版を字幕版&日本語吹き替え版で公開。(映画.comより)





<2024年12月22日 劇場鑑賞><午前十時の映画祭>

 最近、午前十時の映画祭づいています(笑)。やはり名作はいいですね。この作品も、若い頃一度ビデオで見てあるのです。でも、改めて見返してみると、話を勘違いして記憶していたり、自分が「道」という映画と記憶が混ざっていたことに気付いたりと、こんなに名作なのに、失礼極まりない私でした。ビットリオ・デ・シーカ監督、ごめんなさい。

 帰らない夫を根気強く探すソフィア・ローレンがすさまじかったですね。私はこんなふうになれるのかな、と思いました。しかし、たった一人の男に、やっぱり巡り合うんですね。こんなこと、あるのかな。今みたいにSNSもない時代に。そして、若い女と再婚していた夫。ショックですよね。でも、記憶を失い倒れていた夫が、助けてくれた女性と一緒になるってこと、頭では理解できるし、そのおかげで夫は死なずに済んだことも理解できる。しかも、若い奥さんはいい人なんです。これ、もっともやりきれないパターンですよね、誰も悪くないだけに。

 ソフィア・ローレンも、夫が別の女性と家庭を持っていることを知った後に、違う男と家庭を持ちました。今更、マルチェロ・マストロヤンニが「やりなおそう」と訪ねてきても、もうどうすることもできません。お互い、子供だっています。ソフィアに会うために夫を送り出してくれた若妻を裏切るわけにもいきません。あんなに愛し合っていた二人ですが、ここは大人の選択をするしかなかったのです。悲しすぎますね。戦争さえなければ。

 しかし、個人的には、このまま二人は離れて暮らし、二度と会うことはないだろうと思いますが、連れ合いがそれを知らないのならいざ知らず、事情を知っているモスクワの若妻は、このまま暮らしていけるのだろうか、と思ってしまいます。もちろん、夫は優しいでしょう。でも、何かの時に「夫は別の女性のことを考えているかもしれない」といちいち思ってしまわないでしょうか。針の筵なこと、ないのでしょうか。気持ち複雑でした。
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