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2025年02月19日09:21

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松原照子の「世見」(転載)

本日の世見  2025年2月19日(水曜日)

『神楽』

神楽(かぐら) 現在の若者達はこの言葉をご存知だろうか。
神楽とは、神様を祀る時に奏する舞楽のことなのです。
この神楽は、平安中期に宮廷で行なわれた大嘗祭(だいじょうさい)の宴遊が始まりと言われているのですが、日本中にどのように広まったかはわからないようです。

神楽が盛んに行なわれるようになったと言われているのが宮崎県です。
「高千穂の夜神楽」は、全国的に知られている神楽です。
この高千穂は、天照大神の孫、皇室の祖先となったとされる神様が降り立ったとされる天孫降臨神話ゆかりの地なのです。
この神楽、過疎化や少子化で、伝承するのが難しくなっている気がします。
“国が守るべき神楽”だと私は思っています。

大まかに申しますと、神楽には「巫女神楽」「採物神楽」「湯立神楽」「獅子神楽」があり、私ね、日本舞踊の原点って神楽なのではと思ってしまいます。
巫女に神が舞い降りるという「巫女神楽」、神々や鬼神などを表す面を着けて舞
う「採物神楽」、獅子頭を御神体として舞う「獅子神楽」。
そして、中でも祭場の中心に置かれた煮えたぎる湯釜の中の湯を振りかける「湯立神楽」は凄いとしか言えません。
一度は行ってみて欲しいと思っています。

「遠山の霜月祭り」は、宮崎駿監督の映画『千と千尋の神隠し』の発想の元になったとも言われています。
「霜月祭り」の霜月とは11月の事で、太陽が衰え復活する冬至もありました。
歌舞伎の世界でも、霜月の11月に「顔見せ」があります。
この地(長野県飯田市)の人達、八百万の神に扮して煮えたぎる大釜の回りを踊りながら(ここが凄いの)、素手で熱湯をはね飛ばす‥‥凄いでしょう。
国の重要無形民俗文化財になるのがわかります。
平安時代からほぼ同じ形式で行なわれている祭りです。
ホラホラ、耳を澄ますと「ヨーセ ヨーセ」の掛け声が聞こえてきますよ。
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