虚構の愛で人をその気にさせる、のはむかーしからのやり方。
吉原でも、同じ。(あれは売春だとかいう話にしないように)
相手をその気にさせてお金を払っていただく。
おいらんには何人もなじみ客がいるのは知っているが、
会っているときは「あなただけ」の気持ちにさせるのが手練手管。
客も重々承知で会いに行く。
おいらんは「見受け」をしなければ廓の外にでられず、
見受けには目ん玉飛び出るような金がかかる。
よほどのお大臣でなくては見受けは不可能。
わかっているから、お金のない人間はお金をためてたまに行くのを楽しみにした。
たまには「27歳定年」まで待っておいらんを女房にする一般庶民もいたようだが。
今の水商売と違うのは、店にいる女の子は別に「店の外に出れない」わけでない。
店外デート禁止の店でも、客が個人情報を探り出して家まで行く、
店の外で待ち伏せしてあとをつける、などが可能。
さらに、店で会うのには確かに金がかかるが、吉原のおいらんほどではない。
となると、あまりお金のない思い込みの強い男は
「この女を俺のものにする」的思考でストーカーになり、
思い通りにならないと殺人まで犯す。
吉原でも「心中」はあったけど、玄関で刃物は取り上げられたはずだし、
客とふたりきりになるのはふとんの中だけ、それも
「付き添い」の番頭新造(おいらんの用足し係)がふすまの影で控えていたり、
夜中にはあんどんの油注ぎがふとんのそばまできたり、で相手が騒げば殺すまでいかない。
大門(吉原の唯一の出入り口)のそばには四郎兵衛会所といって
見張り番の若い者が詰めている場所があり、お役人や岡っ引きもいることがある。
女の足抜けやお尋ね者の出入りを見張るためだが、何かあれば駆けつけてくる。
店によっては用心棒の浪人を雇っていることもある。
女を商売道具に使うなら、道具をきちんと守る制度や設備が必要だが、
今の世の中にはそれがない。
女が自分で護身術を習ったりして自分を守ろうという積極性もない。
だからこういう事件が起きる。
■東京・新橋のガールズバーで従業員の18歳女性が刃物で刺され死亡 客の男(49)を現行犯逮捕 警視庁
(TBS NEWS DIG - 10月27日 11:43)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=8072967
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