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2024年09月22日19:24

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千秋楽はどこか空回りな負け方だったが、「直近三場所34勝11敗」かつ「三場所中二場所優勝」なら文句ないかな。

■大の里が千秋楽敗れ13勝2敗での優勝に、直近3場所で34勝、場所後に所要9場所の“史上最速大関”誕生へ【大相撲秋場所】
(TBS NEWS DIG - 09月22日 17:37)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=8029589
大相撲九月場所千秋楽、昨日大関豊昇龍を撃破し2度目の優勝を決めた西関脇の大の里ですが、今日の千秋楽は東関脇の阿炎の両手押しに仰け反り、上体が浮いてあっさり引き落としを喰らって“有終の美”を飾らず、13勝2敗で今場所を終え、直近三場所の成績は34勝11敗となりました。大関昇進の目安はクリアしたとは言え、今日の一番の黒星の内容が「直近三場所中二場所目(先場所)の9番」と合わせて昇進への“疑問視”となるポイントになりやしないかと思いましたが、臨時理事会の招集が行われる見通しとなったことで、大の里の大関昇進が確実となったと言う運びとなりました。幕下付け出し(旧制度となった10枚目格)での初土俵から所要9場所での大関昇進となれば、昭和以降では幕下付け出し初土俵としては豊山(後に時津風親方、協会理事長を歴任)と雅山(現在の二子山親方)の所要12場所を大幅に上回る“史上最速”での昇進となりますが、やはり、「直近三場所中二場所での優勝」に加え、右差しに加えて左押っ付けが加わった取り口(が評価され、今場所の技能賞獲得となった)に象徴される、優勝を決めた昨日までの今場所の内容が“決め手”になったと思います。左四つの師匠(第72代横綱稀勢の里)の指導で身に付いたとされる右差しプラス左押っ付けについては八角理事長(第61代横綱北勝海)が「これまでは右だけ警戒していればよかった相手が、左も気を付けないといけなくなり、対策が難しくなった」と称賛したことも大きかったと思います。
しかし、千秋楽の琴櫻と豊昇龍の結びの一番の大関戦が8勝6敗と7勝7敗の一番となる(豊昇龍が押し出しで琴櫻を降して両者8勝7敗)など、昨今“鬼門の番付”となった感が大いにあるのが大関の地位であり、案外手こずることもあると思います。デビュー以来ここまで大きな怪我や負け越しが無く、幕内昇進後の5場所も先場所の9番以外はすべて白星二桁の大の里として、そのあたりの怖さなどに冷静に対処できるのかが、今後の課題になるかもしれません。
さて、三賞ですが、殊勲賞が優勝の大の里に土を付けた東前頭七枚目若隆景、敢闘賞が大の里と賜杯レースに最後まで絡んだ西前頭十三枚目錦木(今日は西前頭七枚目美ノ海の押し出しに屈して11勝4敗)、技能賞は大の里(すべて条件無し、満票)と決まり、今場所活躍した力士が順当に選ばれた印象でした。
その他。唯一、優勝決定戦が行われた序二段では西5枚目の清水海(23歳、境川部屋)が東57枚目大雄翔(22歳、追手風部屋)を叩き込みに退け、優勝。また、関脇霧島は小結大栄翔を突き出しで制し、殊勲賞受賞の東前頭七枚目若隆景は東前頭十五枚目高安を押し出しに仕留めて共に12勝目を挙げ優勝次点。敢闘賞受賞の錦木を押し出しで制した美ノ海は2場所連続となる10勝に乗せ、37歳のベテラン西前頭十五枚目宝富士も東前頭八枚目遠藤を押し出しに退けて、平成28年七月場所以来8年ぶりとなる10勝目を挙げました。
また、結びの一番となった琴櫻と豊昇龍の大関同士の一番は豊昇龍の押し出しとなりましたが、今日が65歳の誕生日でこの一番を以て定年退職となる立行司の38代木村庄之助の最後の裁きだったこともあり、両大関よりも木村庄之助への声援と拍手が大きかった一番となりました。41代式守伊之助時代から差し違いの多さなどいろいろありましたが、弓取り式を終えて花道を引き上げるその表情には、土俵上では見ることのできないような穏やかさと笑みがありました。
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