ミクシィでこの記事を取り上げてくれないので自力で書く。
と、言っても実はもう終わった話だが
「東京で働いている人間が地方に移住して就職すると補助金が出る」
…という国の制度は前からあったらしい。
正確には「東京およびその近郊」に居住して就業している場合で、
地方に移住(住民票の移動)と就業(就職もしくは自営業を開始)がセット。
たまたま東京から「両親のいる田舎に帰ってそっちで仕事」とかなら
「お金もらえてラッキー」かもしれないけど、
この制度で60万円(最大支給額)もらいたくて移住する人間など
ほとんどいるまい。
東京で仕事してるのはその必要があるから。
リモートワークも定着した現在、必要ないのに東京にいる人間はいない。
ワシだって住みたいぞ。
美術館と映画館がいっぱいあって毎日退屈しない。
物価が高いとか電車移動は足の悪い人間には向かないとかは別として。
調べてみると「地方から東京に流入」する人口は女性のほうが多いそうだ。
そこで政府は考えた。
「女性が地方に移住して、就職しなくても結婚したらお金を出そう!」
金額はもとの話と同じ最大60万円。
地方で婚活するからその交通費から補助するってさ。
この話を最初に聞いたとき「内閣、バカなの?」と思った
(何度も思ってるが)
そもそも、なんで地方から多数の女性が東京に流入するのか?
地方には女性の仕事がないからだ。
市役所勤務できたらいいほうで、スーパーレジ打ちや清掃業、もちろんパート。
あとは結婚するしかないからだ。
いい年になっても結婚しないと人非人(にんぴにん)の扱いを受ける。
しかも結婚すれば、働いていようがなんだろうが
「家事子育て親の介護」はぜーんぶ嫁の仕事!
地方行事(お祭りとか)の準備はもちろん、座り込んで飲むだけの男どもに
せっせと酒を運ぶのも嫁たちの役目。
そんなのがいやだから東京に来たんだよ。
嫁に行くとしても地方に戻る前提の長男は嫌われるんだよ。
(そもそもたいした家柄でもないのになんで長男が家を継ぐとか言うのか不明)
そういう状態なのに、地方に移住して結婚したらお金あげます、ってどうよ?
全然わかってない、ってことでしょ?
しかもたった60万円。
それこそ地方の結婚式でちょっと裕福な家なら
「おばあちゃんが孫の結婚祝い」にそのくらいの金額を出す。
おばあちゃんの気持ちなら喜んで受け取るけど、
日本国がひとりの女性の将来の夢と希望を買い取るのに60万円。
しかも、実際に考え付いた人間は違うんだろうけど(あの人かな?)
発表したのは自見地方創生相。
女のくせに女を嫁奴隷として金で動かそうというひどい政策に
何の疑問も持たなかったのか?
…とはいえ、この日記に引用した記事にあるとおり
「8月28日に公表」されたこの案は「8月30日に中止」された。
発表したとたんに批判が相次いだので考え直すためにいったん引っ込めた、形だが
発表する前に「批判相次ぐ」ことを内閣府のだーれも予想できなかったとは、
次の自民党総裁選もどうなることやら。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024083000694&g=pol
自見英子地方創生担当相は30日の閣議後記者会見で、結婚を機に地方移住する若年女性に支援金を支給する方針を事実上撤回すると表明した。2025年度予算概算要求に関連経費を盛り込んだが、未婚女性に限定して支援することに批判が相次いでいた。
女性の結婚移住を支援 東京からUIJターン後押し―政府
自見氏は「政策の趣旨により即した事業となるよう、移住支援の在り方について今後中身を検討し直すよう指示した」と述べた。
政府は東京から地方に移住する単身者に、自治体を通じて最大60万円の支援金を支給している。近年、東京圏への転入超過数は女性の方が男性より多く、政府は女性の地方移住を後押しするため、この支援金事業の拡充を検討。未婚女性が結婚を機に移住する場合の支援金上乗せなどを想定していた。
自見氏は会見で「男女の賃金格差やアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)、固定的性別役割分担意識が、女性や若者の地方移住を阻害する要因と考えられる」と強調。こうした要因の解消につながる内容に支援策を見直す考えを示した。
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