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2024年06月27日22:29

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2024年ロシア軍とウクライナ軍の戦い(5)第6章から最終第7章 露朝首脳会談 東アジアの安全保障体制 アルメニア UEFA EURO2024企画(5)グループE 第3節 ウクライナ 対 ベルギー戦レポート

日本政府は、物価高対策として、8月以降「酷暑乗り切り緊急支援」と題して、3ヶ月限定で一般家庭に補助金を支給すると発表した。標準家庭において、4月から5月の料金は8000円程度だった。補助金がとまった6月は8930円、7月は8873円になると予想される。8月から10月までの3ヶ月間、政府が1kWhあたり 3,5円程度補助することにより、月910円減額するという。電気やガスは、生活必需品、間もなく厳しい夏を迎える。
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=7917918

 <ロシア軍とウクライナ軍の戦い2024(5)第6章 最終第7章 >

目次 
第6章 プーチン大統領 北朝鮮を訪問
第7章 最終第7章 韓国とアルメニアのロシアへの対応

アメリカの支援を受けてウクライナ軍は、ハルキウ州を防衛する。数少ない強みの射程距離165kmのATACMS(エータクムス)を駆使して、クリミア半島のロシア艦隊を狙い、黒海周辺の防衛に当たる。兵力では圧倒するロシアに、西側諸国からの支援で、防衛に力を入れるウクライナ、戦いは続いていく。

 第1章から第3章 ウクライナ 対 ルーマニア戦レポート 2024年6月18日付 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1987823414&owner_id=32437106

 第4章と第5章  ウクライナ 対 スロバキア戦レポート 2024年6月24日付 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1987863928&owner_id=32437106


第6章 プーチン大統領 北朝鮮を訪問

 停戦ラインは、ロシアが住民投票により併合したと主張する東部4州からの完全撤退を独自に設定する。西側諸国の先進的な武器を所有するウクライナの国土を徐々に侵食しているとはいえ、兵力の消耗は激しい。軍事作戦に理解のある国々へ、プーチン大統領は直接足を向ける。2024年6月19日、プーチン大統領が、就任1年目となる西暦2000年以来、24年ぶりに北朝鮮を訪問した。国賓としてプーチン大統領を迎えるべく、入念に準備していた。ピョンヤン市のメイン通りには、プーチン大統領の顔写真が入った垂れ幕が掲げられる。ピョンヤンの空港には、レッドカーペットを用意し、ロシア大統領機が着陸する前に、最高指導者のキム・ジョウウン総書記が迎え入れた。二人の会談は、2023年9月以来9ヶ月振りだった。当時の舞台は極東のウラジオストクだった。

 ピョンヤンにて、両首脳は安全保障分野での協力を深化させる。ウクライナへの軍事作戦について、キム・ジョウンは積極的に理解を示す立場である。現に激戦地では、北朝鮮製の弾薬が見つかっている。両首脳は、対米姿勢を明確にし、「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名した。

写真 掲載元 毎日新聞 2024年6月19日付
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1027072/
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北朝鮮も、北緯38度線をはさみ、対岸の韓国と緊張関係に陥っている。ロシアと軍事同盟を締結することにより、睨みをきかす。核武装するロシアと軍事的にパートナーを結べば、米韓も制裁発動に対して、躊躇する。現に北朝鮮はこれまで核開発やミサイル発射を繰り返し、近隣諸国から非難されてきた。米韓が軍事的に威嚇すれば、ロシアを盾にとって渡り合える。71年から73年前の朝鮮戦争と同じ構図になった。
 条約の内容によると、ロ朝のどちらか一方が他国からの軍事侵攻を受けて戦争状態に置かれた場合、もう一方は軍事面を含むあらゆる支援を直ちに行う。いわゆる集団的自衛権の発動が可能になるのである。国連加盟国の個別的・集団的自衛権を認めた国連憲章51条、およびロ朝それぞれの国内法に基づいて実施されると、明記した。

 詳細 Jp Pless 2024年6月26日付 https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/81729

 

北朝鮮が、ロシアと軍事協力を結ぶことにより、東シナ海の領有権に関しても、俄然緊迫感が増す。専制主義国家として、ロシアは、中国とは経済的に結びつきを深め、北朝鮮とは軍事部門でパートナー協定を締結した。20日にプーチン大統領は、同じく旧東側陣営のベトナム社会主義共和国へ向った。同国を訪れるのは7年ぶりになる。最高権力者のグエン・フー・チョン氏と会談し、実務を担うトー・ラム国家主席とエネルギー関連について議論した。

 写真=プーチン大統領とトーラム・国家主席
フォト

軍事的にベトナムは中立的立場に立つ。プーチン大統領は、ベトナムの中立外交を尊重したうえで、経済や安全保障分野において、進化させるべく、協定を結んだ。国内のエネルギー資源を輸出することにより、中立国を取り込み、米韓や西欧から引き離す狙いである。

 
    最終第7章 韓国とアルメニアのロシアへの対応

露朝と対抗する韓国は、北朝鮮については独自に制裁を発動する。対象は、武器や石油の輸送などに関与した船舶や機関、個人である。ウクライナへの支援について、一歩踏み込む構えを示した。防衛装備品から、殺傷能力のある武器供与を検討すると声明を出した。2022年に就任したユン・ソンニョル大統領は、米国との関係を重視し、一貫して旧東側陣営とは厳しい態度で臨む。2024年6月5日に韓国の国防省は、朝鮮半島上空で米国との軍事演習を行ったと発表した。

以下 毎日新聞 2024年6月5日付 引用 https://mainichi.jp/articles/20240605/k00/00m/030/179000c

「米空軍のB1B戦略爆撃機を展開し、全地球測位システム(GPS)を使用する精密誘導爆弾(JDAM)を投下する訓練を実施した。同省によると、同機によるJDAMの訓練は7年ぶり。北朝鮮の反発は必至だ。
 演習では、F15K戦闘機による実射撃も行われた。国防省は「北朝鮮のいかなる挑発にも即時かつ強力に報復でき、核・ミサイルの脅威を抑止するための強固な防衛態勢を敷いていることを(北朝鮮に)示した」とのコメントを発表した。」
                               <引用終わり>

新興国や旧社会陣営を中心に外交を展開するロシアだが、アルメニアは西欧へ引っ張られている。6月12日に、パシニャン主張は、ロシアが主導するCSTO(集団安全保障条約機構)を機能不全と否定したうえで、脱退を表明した。2020年11月10日に終結した第2次ナゴルノ・カラバフ紛争において、一方的に軍事的侵攻したアゼルバイジャンに理解を示したロシアに対する信頼をなくしていた。新たに平和条約の締結を呼びかける西欧諸国へ歩み寄る。6月23日(金)付け、フランスのルコルニュ国防省が、X(旧ツィッター)にて、フランス製のカエサル自走榴弾砲を発注したと報告した。

 詳細 写真掲載元 フランス製のカエサル自走榴弾砲 Forbes 2024年6月24日付 https://forbesjapan.com/articles/detail/71910
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 直ちにロシアとアゼルバイジャンは、フランスに対して非難声明を出した。フランスが神経を尖らせるのは、自国領内でのニューカレドニアの独立運動だった。2024年5月から先住民を中心に立ち上がり、暴徒化したことにより、非常事態宣言が出された。フランスは、アゼルバイジャンが、先住民たちを支援しているとの見方を示したのである。ナゴルノ・カラバフ問題で対立するアルメニアに軍事的支援をすることにより、アゼルバイジャンをけん制しているのである。

 当のアルメニアは、2011年から2020年の間、同盟国として割引価格が利く影響により、主要武器の94%をロシアから輸入していた。最も高度な武器は、2019年にロシアから輸入したSu-30SM戦闘機である。現在取得した4機が稼働中である。

写真=ロシア軍で運用されているSu-30SM、輸出用のSu-30MKIを国内向け仕様にしたモデル(画像:ロシア国防省)。掲載元 乗りもの10thニュース 2022年12月31日付
https://trafficnews.jp/post/123587
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 第二次ナゴルノ・カラバフ紛争終結後も、アルメニア人とアゼルバイジャンの領有権の境界では、散発的に争いが続いていた。アルメニア政府は、地域内の政府に対して、インドに発注していたピナーカ多連装ロケット発射機を送っていた。一方のアゼルバイジャンは、最大支援国のトルコから武器調達を受け、イスラエル製ドローンでも、攻撃を繰り返していた。一ヵ月半に渡る紛争において、アルメニア軍は戦車240両が破壊されたとみられている。

 2023年9月19日から20日に渡る「対テロ作戦」を決行し、自治州内のアルメニア人の領土へ奇襲攻撃をかけて、屈服させた。アルメニア人から成るアルツァフ共和国の政府に対して、武力をちらつかせて「2024年1月1日に解散する」との文言が入った文章に署名させた。自治州内に暮らす12万のアルメニア人が故郷から避難した。国際的にアゼルバイジャン領とされながら、アルメニア人が実効支配していた同地区は、長年の争いにようやく終止符が打たれた。アゼルバイジャンが、武力を駆使して、完全に掌握したのである。西側諸国とEUは、和平協議を主催する考えを示している。

 2024年6月25日付け、ロシア軍のウクライナ侵攻に対して、新たに制裁が下った。個人を対象に裁くICC(国際司法裁判所)が、ショイグ前国防省とゲラシモフ参謀長に、無差別にウクライナ領内のインフラ破壊を命じた証拠を掴み、逮捕状を発布した。ショイグ氏は、2024年5月12日に、大統領から安全保障会議の書記に任命されたことに伴い、国防省を退任していた。新たにベロウソウ第一副首相が充てられていた。

 詳細 NHK 2024年5月13日付 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240513/k10014447401000.html

 プーチン大統領も、既に2023年3月17日に逮捕状が発布されている。なお同国はICCの管轄国ではない。外遊先も全てICCの管轄外の国を選んでいた。

国土を巡って戦いになれば、その地で暮らしている民間人は決して無縁ではない。改めて第3国を通じて、一国でも速い終戦が待たれる。

 ウクライナは、アメリカ側から、ロシア領を限定的に攻撃することを認められ、戦況でも盛り返しつつある。西欧諸国でも、開発された武器の実践投入の意味でも、試験台として使用できる。ATACMS(エータクムス)は、威力を発揮し、ロシアの防空レーダーを破壊する。5月中旬に、1.5t前後のATACMSから各数百個ばらまかれた擲弾サイズの子弾は、S-400地対空ミサイルシステムのレーダー1基と発射機2基を撃破したことが確認されている。さらに駐機中の戦闘機4機にも損害を与えたとみられている。

 詳細 写真掲載元 Forbes 2024年6月14日付 https://forbesjapan.com/articles/detail/71692?module=article_related
 
 ロシア側は、さらに制度が高い、S-500地対空ミサイルを配備されたとみられるが、台数の不測に伴い、対抗できていない。現在ロシア本土とクリミア半島を繋ぐケルチ大橋付近に設置しているとみられている。戦闘地域に広く配備されるのは2025年以降とみられている。

 Forbes 2024年6月17日付 https://forbesjapan.com/articles/detail/71726

 写真=S-400ミサイル 掲載元 RUSSIA BEYOUD 2018年10月11日付
https://jp.rbth.com/science/80997-s-400-toriumufu
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 ロシア軍とウクライナ軍の戦いは、開発された兵器の見本市とも化している。戦況の行方を握るのは第三国、ロシアは自国のエネルギー産業を支えるべく、旧社会主義国を中心に、経済または軍事協定を結ぶ。一方ゼレンスキー大統領も、将来的なNATO加盟を見据え、西欧諸国と二国間協定を締結し、互いに安全保障分野で協力を誓った。6月25日、ベルギーの首都ブリュッセルにあるEUの本部は、ウクライナとモルドバについて、正式に加盟交渉を開始したと明らかにした。各首脳から、ウクライナの主権及び領土の一体性を尊重されたものの、申請書が受諾されるには、ハードルが高い。ロシアとの戦いに終止符を打ち、政治体制自体も汚職を無くし、選挙の透明性の確保、財政健全化が求められる。そもそもロシアによる軍事侵攻は、隣国ウクライナが過度に西欧へ近づくことを阻止する狙いがあった。西側の資本主義と東側の社会陣営に分かれた冷戦の構図が、新たに蘇えろうとしている。
 
 
<UEFA EURO2024企画(5)グループE 第3節 ウクライナ 対 ベルギー戦レポート>

 前回 企画(4)6月26日付 アルバニアの歴史1 先史時代から中世 試合レポート グループB最終節 アルバニア 対 スペイン戦レポート
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1987876106&owner_id=32437106

 日本時間6月26日25時、ウクライナ(勝ち点3 得失点差マイナス1)対 ベルギー(勝ち点3 得失点差プラス1)戦が、シュトゥットガルトで行われる。ウクライナは、けが人が出た影響により、2列目のムドリク、右サイドバックのジンチェンコがベンチスタートである。一方のベルギーは、けが人もなく、コンディション的に大きな問題はない。右エンドにウクライナ、左エンドにベルギーが入り、ベルギーボールで始まった。

 ベルギーは、センターハーフをつとめる身長192cmのオナナにボールが収まり、右にトロサールが開く。ウクライナは、3バック(右ザハルニー、中央スバトク、左マトヴィエンコ)と両アウトサイド(右ティムチク、左マイコレンコ)の5バック態勢で望む。6分に、ベルギーは、デ・ブライネからトップのルカクへスルーパスが入った。ウクライナは、スバトクとザハルニーでルカクを挟み込み、スピードを殺す。ルカクはボールタッチしたものの、左足でのシュートは全く勢いがなく、体を投げ出したGKドゥールビンがボールをキャッチした。ルカクは、親指を立てた。マークが厳しい中でも決定機を演出したのである。

 ウクライナは、ドリブラーの左サイドのドクに対して、右アウトサイドのティムチクが対応する。デ・ブライネが、ドクの代わりを引き受けるかのように、左サイドからドリブルでボックス内へボールを持ち込む。ティムチクがブロックし、こぼれたボールをフォローし、3バックの左のマトヴィエンコに繋いだ。

 写真=ドクのドリブルにティムチクが対応 (おそらく後半のプレー)
掲載元 https://terrikon.com/en/posts/484831
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 ウクライナは18分、ヤルムチェクがミドルレンジから左足でシュートを打った。右ネットに向うボールを、GKカステールスが両手でセーブした。ヤルムチェクは、足元のテクニックと、高いシュート力を持ち味とし、前節スロバキア戦では逆転ゴールを挙げた。

 ベルギーは、センターハーフのオナナが、キープ力を発揮する。ウクライナは、センターハーフのブラシコが、オナナを警戒し、パスコースを抑える。無理に体をつけずに対応することにより、ファウルを避けていた。ウクライナは38分、アクシデントが襲った。ボールを持ったオナナに対して、スダコフがスライディングをする。ボールが引っかかり、オナナが倒れた際、スダコフの足首を踏んづけた。主審は笛を吹いて、いったんプレーをとめた。足首を抑えながら倒れ混むスダコフは、、主審から声をかけられる。選手達は、その間給水タイムに入る。ベルギーの1985年9月12日生まれの若き指揮官テデスコ監督は、盛んに指示を出した。ドイツとイタリアの二重国籍を持つ彼は、選手としてプロ暦はなく、2008年からこの試合の競技場を本拠地として使用するVfBシュツットガルトのユースチームのアシスタントに抜擢された。2013年に17歳以下のチームの指揮官を任され、監督としてのキャリアをスタートさせる。トップチームでは、2017年6月にシャルケ04と2年間監督契約を結ぶ。代表チームにおいては、2023年に初めてベルギー代表監督に就任した。

写真=テデスコ監督 掲載元 GOAL! https://www.goal.com/en-gb/lists/belgium-player-ratings-ukraine-euro-2024-romelu-lukaku/bltb42f0898b84cae98#csda2730c849827321
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一方1971年6月4日生まれのウクライナのレブロフ監督は、落ち着いてピッチを見つめている。彼自身は、ウクライナ代表が唯一出場を果たした2006年のドイツWカップでは、ピッチにたっていた。

 44分に、デ・ブライネが左サイドから、トロサールにパスして、中央へ向う。トロサールからのボールを、デ・ブライネは一端キープして、右足でシュートを打った。左ネットに向うボールを、体を倒したGKドゥールビンが、キャッチした。デ・ブライネは、ボールタッチが柔らかく、チャンスメイクに徹する。前半はロスタイム1分で終えた。ゲームは一進一退攻防の展開だった。ウクライナは、大会前に仮想ベルギーとして、1対1で終えたドイツ戦の通り、5バックで望み、サイド攻撃にきっちりと対応した。ベルギーは、デ・ブライネが、中央からサイドまで幅広く動き、ミドルシュート、またはルカクへのパスを選択する。ウクライナ側は、デ・ブライネに対するマークの受け渡しが難しく、しばしフリーでボールを持たせていた。

 後半、ベルギーがボールを握る展開の中、ウクライナは守備の時間が長くなる。12分、デ・ブライネからのボールを、ドクが受ける。ボックス内から左足でクロスを出した。GKドゥールビンの手は届かず、ターゲットのルカクが足を伸ばした。ボールはそのまま逆サイドに流れていった。ボールがタッチラインに切れたことにより、足を痛めて先にピッチを退いた左のウィングバックのマイコレンコの代わりに、ジンチェンコが投入された。

 写真=左側ドク、右側デ・ブライネ 掲載元 THE SPORTING NEWS 2024年6月27日付 https://www.sportingnews.com/us/soccer/news/belgium-ukraine-live-score-result-euro-2024/0ba67d3205c8ccfef3f8e13e
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 ウクライナは17分に、ドフピクが、ハーフウェー・ライン付近の右側まで下がって、コンビを組むヤルムチェクのパスを受ける。後ろからセンターバックのファエスの激しいチャージを受けても持ちこたえる。躓いて倒れた際、主審からファウルの判定を受けた。ドフピクは、キープ力に優れ、ためをつくれる。彼は、3試合目で初めて2トップとして起用されたことにより、プレーエリアが広がった。

 ベルギーは19分、ウクライナの右アウトサイドを努めるオレクサンドル・ティムチクが出したパスがミスになり、デ・ブライネに渡った。デ・ブライネは、フリーでドリブルすると、ワントップのルカクにパスを出す。ルカクは、一端キープして、エリアの右側からシュートした。ジャストミートせず、右に重心を倒したGKドゥールヴィンがしっかりとボールを抑え込んだ。ルカクは屈強なワントップタイプでありながら、スピードにやや欠点があり、フィニッシュに時間がかかった。そのルカクは、直後に、センターサークルの中でポストになり、交代で入ったカラスコへとパスをする。カラスコは、ドリブルしながら状況を確認する。シュートか、パスか、選択に躊躇している間、慌てて戻ったティムティクがシュートブロックするように、カラスコの前に入り込んだ。両者接触した末に右方向にボールが弾かれた。チャンスメイクしたルカクは、競り合いの強さにくわえ、ボールタッチが柔らかく、ポストプレーヤーとして能力を発揮した。ウクライナは、後半に前がかりになる分、徐々に中盤のスペースが開いている。

 27分、左サイドのドクからボールを預かったカラスコが、ミドルレンジから右足でシュートを打った。重心を右に倒したGKドゥールヴィンが、セーブした。ドゥールヴィンは、ボールの勢いに負けず、しっかりと球筋を見極め、右方向に無難にはじき出した。ウクライナはカウンターから、ドフピクがボールを持って、パスコースを探す。そのまま縦へボールを持ち出し、シュートした際、ファエスの足に当たって、コーナーキックになった。ファエスは、体格で勝るドフピクを前にし、肩を当てながら、シュートコースをブロックするように、足を伸ばした。

写真=ドフピクのシュートを阻止するファエス 掲載元 https://www.theguardian.com/football/live/2024/jun/26/ukraine-v-belgium-euro-2024-live-score-updates?filterKeyEvents=false
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続いてもドフピクは、エリア内でボールを受けて、体を反転しながら、左足を振りぬく。スライディングしたファエスの足先にボールが当たって、スピードが落ちると、重心を右に倒したGKカステールスがキャッチした。

写真=ベルギーのファエス 掲載元 GOAL
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ウクライナは徐々にペースを掴み出し、大きなチャンスを迎える。後半37分、右サイドからのコーナーキックを、直接マイコレンコが左足でゴールを狙った。カーブがかかったボールが、丁度ワンバウンドして、ネットに向う。クロスを意識したGKカステールスは、重心を移動しながら、抱え込む。球の勢いによって、ボールがこぼれ、ゴールラインを割った。ゴールラインテクノロジーの導入により、ラインを割っていれば、ランプが点滅する。ギリギリラインの手前で抑えたことにより、失点を免れた。

 43分、ウクライナはエリア内でドフピクがボールを落とすと、交代で入ったマリノフスキーが左足でシュートを打つ。身を挺して左サイドバックのカスターニュがブロックした。カスターニュは、痛みによって蹲ったものの、怪我はなく、やがて立ち上がる。

 ロスタイム4分の表示が出た。勝利が必須のウクライナは、全力で前に人数をかける。スダコフが前に上がってきて、エリア内に入ると、右足でシュートした。ミートせず、腰を落としたGKカステールスが、両手の平でボールをキャッチした。スダコフは、頭を抱え込んだ。ランニング距離が長かった分、フィニッシュの際、息切れしたのである。

写真=スダコフのシュートシーン 掲載元 https://www.hindustantimes.com/sports/football/euro-2024-unlucky-ukraine-knocked-out-after-dull-draw-against-belgium-101719426663739.html
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試合はスコアレスのドローで終えた。後半5バックでスタートしたウクライナは、両アウトサイドが前に上がることにより、裏のスペースを突かれた。ベルギーは、左サイドのドクが、小刻みにステップを踏むドリブルで切れ込んだ。ウクライナは、右アウトサイドのティムチクが下がって対応し、ファウルをせずに、ブロックする。トップのルカクは、見せ場は少なかったものの、ワントップらしく、中盤でクサビになると、サイドからスピードのあるドク、交代で入ったカラスコのスピードを生かせる。随所に個性的なプレーを発揮した。

 ウクライナ側は、無失点で抑えた守備は上出来だったものの、攻撃面において、スダコフは、前半から後半を通して、決定機を逃していた。西暦2002年生まれの彼は、パッサーやドリブラーとしては見せ場を作った。若い彼としては、苦い記憶が残る大会だったに違いない。この試合、スタメンを大幅に入れ替え、最前線をドフピクと共に、ヤルムチェクを並べて、2トップ態勢をとった。相手のマークが分散する分、ドフピクは、動きやすくなり、下がってパスを受けるようになる。無得点で終った要因は、ドフピクとヤルムチェクのコンビネーションにずれが生じたことである。惜しくも勝ち点4を上げながら、得失点差により、4位で敗退したウクライナのメンバーは、サポーターの前で、手拍子を叩いた。スタンドからも惜しみない拍手が送られ、ピッチを後にした。

 写真 掲載元 FREE JOURNAL 2024年6月27日付
https://www.freepressjournal.in/sports/uefa-euro-2024-ukraine-hopes-of-reaching-knockouts-end-belgium-through-to-round-of-16
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