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2024年06月24日22:15

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2024年ロシア軍とウクライナ軍の戦い(5)第4章から第5章 スロバキアとリトアニアの選挙戦の行方 EURO2024企画(3)グループE 第2節 ウクライナ 対 スロバキア戦 宇宙ごみが自宅を直撃NASAを提訴する 

 6/24(月)

本日、人工衛星の落下物に関するニュースがあった。2024年3月8日アメリカフロリダ州ネイプルズ市のこと、とある一軒家に、何の前触れもなく、空から大きな塊が、落下したのである。木造の屋根を貫通し、床まで突き破った。現物を回収したところ、円筒状の金属の塊だった。一般家庭では、使われない金属片である。空から降ってきたことから、航空機の残骸を疑う。実のところ、正体は地球を周回軌道する人工衛星の破片、いわゆる宇宙ごみを示すスペースデブリだった。一軒家の主は、現物を特定すると、人工衛星を運営するNASA(アメリカ航空宇宙局)を提訴した。原告側の弁護を担当する地元のクランフィル・サムナー法律事務所はプレスリリースにて明らかにした。その額は8万ドル(約1270万円)超である。NASAは、コメントを控えている。

写真=NASAが公開した人工衛星の破片 掲載元 読売新聞ONLINE 2024年4月16日付 https://www.yomiuri.co.jp/science/20240416-OYT1T50154/
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 宇宙ゴミについては、人的被害を及ぼすことは昔から指摘されている。米連邦航空委員会(FAA)は、2023年10月5日に、人工衛星の落下に伴う事故の可能性について検証した報告書を公開した。2035年までに地球低軌道(LEO)にある衛星コンステレーションから落下した破片が、2年ごとに死者を出す可能性があると、記している。空の便にも少なからず影響を与える。年間0.0007%の割合で破片が航空機に衝突し、悲惨な事故を引き起こすと確立を弾き出した。

 詳細 デブリの事故について UchBiz https://uchubiz.com/article/new29579/

 幸い、2024年3月8日に、フリロダ州ネイプルズ市の一軒家を直撃したスペースデブリにより、人的被害は出ていない。

 重さ700gの金属の塊が直撃すれば、大きな事故に繋がる。世界各国が競うように人工衛星を打ち上げるようになった時代、新たに安全性についても問われている。

https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=145&from=diary&id=7913649

<2024年ロシア軍によるウクライナ軍の戦い(5)第4章から第5章 スロバキアとリトアニアの選挙戦の行方 EURO2024企画(3)グループC 第2節 ウクライナ 対 スロバキア戦レポート>

 目次
第1部 2024年ロシア軍とウクライナ軍の戦い(5)続編 スロバキアとリトアニアの政治体制
 第4章 スロバキアの政治体制 ポピュリストのフィッツォ首相が銃撃を受ける
 第5章 リトアニアの大統領選挙戦 対ロ強硬姿勢のナウセーダ氏が当選
第2部 EURO2024 グループE 第2節 ウクライナ 対 スロバキア戦レポート
 第1章 前半戦レポート
 第2章 後半戦レポート

 EUROのグループE第2節で対戦したウクライナとスロバキア、共に国境を接する旧東側陣営ながら、民主主義を選んだ国である。政治家同士の結びつきも強い。今回2024年ロシア軍とウクライナ群の戦い(5)の続編として、スロバキアと共に、リトアニアの国政選挙を中心にレポートした。バルト3国のリトアニアは、1991年の独立以来、速くから西側諸国へ近づき、2004年3月にNATOに、5月にはEUに加盟した。国家元首である大統領は、常に一貫して対ロ強硬姿勢を貫く。一方スロバキアは、首相と大統領共、ロシア寄りに近い政策を掲げていたものの、国民の意向を汲み取り、表向きにはウクライナ支援を継続する意向を示した。詳しく紹介する。

第1部 2024年ロシア軍とウクライナ軍の戦い(5)続編 スロバキアとリトアニアの政治体制

 第1章から第3章と共にEURO2024 ウクライナ 対 ルーマニア戦レポート
6月18日付 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1987823414&owner_id=32437106
 

   第4章 スロバキアの政治体制 ポピュリストのフィッツォ首相が銃撃を受ける

  NATO諸国の間でも、コロナと共存する時代に入った今、選挙戦の争点は、ウクライナ支援に絞られている。旧東側陣営のスロバキアは4月6日に行われた大統領選挙戦の決選投票にて、保守派のフィツォ首相に近い、ペレグニ氏の当選が確定した。開票率99.66%の段階で、ペレグリニ氏の得票率は53.26%。対立候補で親欧米派のコルチョク元外務・欧州問題相は46.73%にとどまった。ペレグリニ氏は、首相のフィツォ氏が属する政党スメルの党首を務める。

写真 掲載元 詳細 Reuters 2024年4月8日付 https://jp.reuters.com/world/us/TRVD32YERFNCXGDISFHDNWRCWM-2024-04-07/
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議院内閣制の同国において、首相が実務を担う。大統領は、法令に対する拒否権と、憲法裁判所に提訴する権利を得ている。安全保障政策においては、内閣の決定に従い、外交を行う。ウクライナへの支援停止を公約に掲げた政党スメルから、首相と大統領が選出されたことにより、自国の経済に有利な政策をとるとみられている。国会にてロシア寄りの姿勢を打ち出していたフィツォ首相は、野党から批判され、軋轢を生む。国民の間でも、支持派と不支持派との間で、分断が進んだ。国内情勢の悪化を受けて、ウクライナに対する見方を180度変えた。2024年1月24日に、フィツォ氏自身、ウクライナ西部ウジゴロド市に直接足を運び、シュミハリ首相と会談した。

 写真=ウジゴロド市で会談するフィッツォ首相(左側)とシュミハリ首相(右側)
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後にスロバキア首相府の発表によると、EU加盟を支持したものの、NATO加盟については、互いに相違点があると明らかにした。ウクライナへの500億ユーロ(約540億ドル)のEU支援ファシリティーを引き続き支援する。ウクライナへの姿勢を軟化したとはいえ、安全保障政策では一定程度距離を置く。

4月11日、スロバキア東部のミハロフツェで政府合同会議を開催し、両国間の外交や経済協力に関する協議を行った。フィツォ首相は、1月24日にウクライナのウジゴロド市での会談と同じく、領土の一帯性と主権を尊重し、公正な平和的な解決を望むと、出席したシュミハリ首相に伝えた。軍事支援は、政府として停止するが、民間レベルでは継続すると、明らかにする。もう一つの争点はエネルギー分野である。ロシア軍による破壊工作により、ウクライナの首都キーウを初め、停電が頻発した。電力供給網の途絶は、復興の妨げになる。両国の合意事項として、ウクライナのムカチェボとスロバキアのベリケー・クプシャニ(ともに両国国境近くに位置する町)の間で、2028年末まで送電を行う国際連系線を整備し、完成させることで一致した。またウクライナのシュミハリ首相は、復興プロジェクトに、スロバキアの企業の参加を取り付けた。秋には、ウクライナ・スロバキア・ビジネスフォーラムの開催に向けて、事を進めていく。

 詳細 JETRO ビジネス短信 2024年4月18日付 https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/04/13a4ee99309cafeb.html



フィッツォ首相は、ウクライナへの連帯を示す世論に後押しされ、態度を軟化させていたのである。ポプリストとして、過度に軍事的、経済的援助はためらう傾向がある。避難民の受け入れを制限し、政権に批判的なメディアにも取り締まりを強化しようとしていた。自国第一主義、または民主政治に否定的になると、国民の反発を招き、自身の立場を危うくする。5月15日、外遊先の町ハンドロバにて、至近距離から71歳の男性に銃撃され、一時は意識を失って倒れた。緊急搬送され、命を取り留め、病院で治療を受けながら、快方を待った。6月5日に、病室にて、ビデオ映像を公開した。7月の職務復帰を目指してリハビリに励んでいることを明かした。

 詳細 フィツォ氏のビデオ声明について 読売オンライン 2024年6月6日付
https://www.yomiuri.co.jp/world/20240606-OYT1T50135/
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 地元スロバキア当局によると、その場で取り押さえた犯人の71歳の男性は、著述家兼活動家であるという。スロバキア内務省によると、警察からの取調べの際、ロシア寄りの姿勢に不満を抱き、犯行に至ったという。メディアによると、殺人未遂罪で起訴され、最大終身刑が下る可能性がある。現政権への反対デモの増加から、治安部隊との間で、緊張感が高まっていた。一時は命を失う危険があったフィツォ首相、今後国民により歩みよった政策をとるのか、他の西欧諸国からも注意深く見守られている。

   第5章 リトアニアの大統領選挙戦 対ロ強硬姿勢のナウセーダ氏が当選

 関連日記 ロシア・ウクライナ危機2021−2022 第5回 7月から10月初旬 ウクライナの独立記念日、反転攻勢 飛び地カリーニングラード 反転攻勢の立役者、ザルジニー司令官 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1983436892&owner_id=32437106

 ソヴィエト連邦時代一方的に併合されたバルト三国のリトアニアでは、一貫して国民の間でも、対ロ強硬姿勢の政治家が、支持される傾向にある。5月26日に大統領選挙戦の当開票が行われ、現職のナウセーダ氏が勝利宣言した。対抗馬となった女性の首相シモニテ氏が敗北を認めたのである。選挙管理委員会によると、投票率49,15%、開票率98%時点において、ナウセーダ氏74,43%に対し、シモニテ氏24,06%だった。前回2019年の選挙戦でも、両者の間で決選投票が行われ、66対33で、ナウセーダ氏が勝利していた。

 詳細 写真掲載元 THE SANKEI NEWS 2024年5月27日付
https://www.sankei.com/article/20240527-72R3BYSB25NBPOTXTDLO7KFINE/
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両者共、ロシアへの警戒感が強く、選挙公約において、GDPの3%を国防費に当てると訴えていた。中国への姿勢の違いから、有権者の対応が別れたとみられている。2021年11月に同国で初めて開設した台湾の事実上の大使館「台湾処」について、ナウセーダ氏は名称変更を示唆した。対抗馬のシモニテ首相は、台湾の名称を継続使用すると訴えていたのである。ナウセーダ氏は、中国からの輸出が止まったことにより、再開を考えての配慮だったとみられている。

リトアニアの大統領は、フィンランドと比べても、発言権がある。内閣の方針に従い、外交を行うフィンランドと比して、リトアニアは外交や安全保障政策の基本方針を決定する権利を持つ。国防省、検事総長、中央銀行総裁の人事権も与えられている。ロシアと国境を接した小さな国々が、独立を勝ち得るには、他国との協調姿勢が欠かせない。国防を強化することにより、NATO諸国との関係を深めていく。

   第2部 EURO2024 グループE 第2節 ウクライナ 対 スロバキア戦レポート

 前回 グループF 第1節 ジョージア 対 トルコ戦レポート
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1987842741&owner_id=32437106

 写真 リンク 無記載 VIETNAM,VN 2024年6月21日付
https://www.vietnam.vn/truc-tiep-ukraine-0-0-slovakia-hiep-1-quyet-tam-o-the-duong-cung/


 6月22日(金)、グループC 第2節 ウクライナ(勝ち点0)対 スロバキア(勝ち点3)のゲームが、デュッセルドルフ・アリーナで行われる。初戦を0対3で落としたウクライナは勝利が必要な中、ベルギーを相手に1対0で辛勝したスロバキアは、ベスト16入りへ向けて、失点を避けながら、リスクマネージメントな戦いをすることが予想される。

 写真=キックオフ前の両キャプテンによるフラッグ交換、右側ウクライナのヤルムチェク、左側スロバキアのシュクリニアル
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       第1章 前半戦レポート

右エンドにウクライナ、左エンドにスロバキアが入り、スロバキアボールでキックオフした。

 開始早々、スロバキアが、サイドを使いながら、パスをまわしていく。9分、左サイドを突破したハラスリンが、エリアに入り、そのままシュートをする。重心を右に傾けていたGKトルビンは、右ひざを曲げながら伸ばして、セーブした。初戦3失点のルニンに代わって先発起用されたトルビンは、一つセーブを記録した。16分には、エリアすぐ外中央やや左からのFKのキッカーを、左サイドバックのハランツコが勤める。右方向から
助走して、左足で直接ゴールを狙った。ライナー性のボールが、左に飛ぶと、横飛びしたトルビンは、反対方向に弾いた。ピッチにすばやくボールが転がって、スローイングとなった。開始早々トルビンのセーブ数は3つ、ウクライナは押し込まれる展開である。17分、左サイドのスローイングポジションに前線の左サイドを勤めるハラスリンが付いたものの、急いで駆け寄ってきたFKのキッカーだったハンツコに譲る。ハンツコは、小走りするハラスリンに向ってボールを投げる。ハラスリンは、ボールの行方を追いながら、右足の甲で下から蹴り上げた。大きな放物線を描いたボールが、ファーサイドに落ちていく。ターゲットのシュランツが、ジャンプして、ボールをたたきつけた。ピッチをショートバウンドしたボールは、右に体を倒したGKドルビンの肘の下を抜けて、ネットを揺らした。1対0.スロバキアが幸先良く先取点を奪った。ハラスリンが上げたボールは、落差があった分、DFの対応は難しかった。ターゲットのシュランツの頭にぴったりとボールが収まったことで、上手くピッチに弾みながら、ゴールネットに向った。

 写真=シュランツの先制ゴール 掲載元 FOX NEWS 2024年6月21日付
https://www.foxnews.com/video/6355450183112
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 写真=シュランツの先制ゴール 別角度 掲載元 VOX 2024年6月21日付
https://vov.vn/the-thao/ket-qua-bang-e-euro-2024-toi-216-ukraine-nguoc-dong-ngoan-muc-truoc-slovakia-post1102985.vov
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 負ければ後がないウクライナは33分、右サイドバックのオレクサンドル・ティムチクがボールを持ち上がり、エリア内からシュートを打った。ピッチにすばやく転がっていくボールは、右手を伸ばしたGKドゥブラフカの指先をかすかに掠めて、左ポストに当たって跳ね返された。記録上、ドゥブラフカの指先には当たってないとの判断から、セーブ数としてカウントされていない。的確に反応したことにより、調子の良さを示している。続いて最終ラインのロングフィードから、2列目のムドリクが、オフサイドラインを破って飛び出していく。ムドリクはエリア内で左ひざにボールを当てて足元に置く。速やかにGKドゥブラフカが前に飛び出して対応する。ムドリクの右足でのシュートを、ドゥブラフカは跳ね返した。

写真=ムドリクのシュートをセーブするドゥブラフカ 掲載元 VOX 2024年6月21日付
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ムドリクは、パッサーでありながら、抜け出すスピードにも優れている。42分、右サイドからウクライナはFKを得た。右利きのムドリクと左利きのジンチェンコがポジションについた。主審の笛が鳴ると、助走をつけてジンチェンコが左足でシュートを打った。カーブがかかったボールを、重心を左に移動したGKドゥブラフカがセーブした。
前回EURO2020は中盤で起用されたジンチェンコは、今大会サイドバックで2試合連続スタメンである。守備力よりも、ドリブラーとして定評がある。ジンチェンコが上がることにより、スロバキアの中盤の左ドゥダにスペースを与える欠点がある。前半はロスタイム1分で終えた。スロバキアは先取点をとったとはいえ、徐々にウクライナはペースを掴み始めていた。トップのドフピクは孤立気味であるものの、2列目右のヤルムチェク、左のムドリクが盛んに飛び出すことにより、チャンスが生まれる。ポジショニングとキャッチングの安定感からスロバキアは、GKマルクドゥブラフカが好セーブを続けている。

         第2章 後半戦レポート

 エンドが代わり後半8分、ムドリクが出したパスを、エリア内のドフピクが後ろを向きながら受ける。フィニッシュへはいたらず、DFをひきつけて、スダコフにバックパスをする。スダコフは、左サイドを上がったサイドバックのジンチェンコにスルーパスを送る。ジンチェンコは、左足でグラウダーのクロスを送った。ペナルティーキックポジションのすぐ左で、ターゲットのシャパレンコは、左足のインサイドでボールを合わせた。微妙にカーブがかかったボールは、横飛びしたGKドゥブラフカの指先を巻いていき、ネットに突き刺さった。1対1.スタンドから青と黄色の国旗がはためく中、シャパレンコはガッツポーズする。シュートの方は、ミートしなかったとはいえ、狙いが正確で、枠にきっちりと収まった。

 28分、ヤルムチェクがセンターサークル付近から突破する。左側からムドリクがサポートするように飛び出す。エリアすぐ外で、ヤルムチェクは息切れしたのか、センターバックのシュクリニヤルとの勝負を避けて、ムドリクにパスをする。ムドリクは、やや角度が厳しいところから左足を振りぬいた。インコースをカヴァーしたGKマルクドゥブラフカの手を掠め、ポストに跳ね返された。ヤルムチェクは、完全に裏を狙って、飛び出したものの、シュートの余力がなく、ムドリクへのパスを選択する。ムドリクの方は、ヤルムチェクのシュートに備えていた。キーパーがリバウンドを出すことを予測し、オフサイドラインを意識して動いていたのである。決定機を演出したものの、互いの意思の違いにより、逆転ゴールを逃す結果になった。

 写真=ムドリク(右側)とバブロ(左側)
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スロバキアの方は、前半から一転して中盤が間延びすることにより、スペースが出来ている。

 33分、ウクライナは、右サイドからシャパレンコが、ゴール前を走るヤルムチェクを狙って、柔らかいボールを送った。エリアに入ったヤルムチェクは、右足の甲でトラップする。前に飛び出したGKドゥブラフカのタイミングをずらすかのように、右足の裏でボールをたたきつけた。ズブラフカは、右に体を倒したものの、ボールに触れず、ネットへ転がっていく。急いでボールを追うセンターバックのシュクリニアルは、スライディングでカットを試みるものの、わずかに届かず、ネットを揺らした。2対1.一本のパスから、逆転ゴールに繋がった。

写真=逆転ゴールを上げたヤルムチェク
フォトフォト


ヤルムチェクは、トラップした瞬間、キーパーが視野に入ったものの、すぐに蹴り方を判断する。そのまま強くボールを蹴れば、ズブラフカに跳ね返される。そこで、振り幅を大きくしながら、ボールにタッチすることにより、ピッチの上を転がしたのである。ライナー性のシュートに備えたGKドゥブラフカは、完全にキッカーに交わされ、痛恨の失点となった。リードを守り抜く覚悟を決めたウクライナは、一転して守備的になる。両サイドバックもオーバーラップを控え、スルーパスに備える。スロバキアは、センターバックを押し上げ、パスを回しながら、スペースをうかがう。両者残り時間大きな決定機は生まれず、試合終了を告げる長い笛が鳴らされた。2対1でウクライナが、スロバキアに逆転勝利を飾った。初戦の0対3の敗戦から息を吹き返したウクライナは、ベンチからも選手がピッチに上がり、フィールド上のメンバーと抱擁を交わす。後半は一転してウクライナペース、スロバキアは、最終ラインのコントロールに失敗し、2列目のムドリクとヤルムチェクに裏のスペースを突かれる。前に上がったディフェンスラインが、戻ることにより、消耗が激しくなる。一方ウクライナは、2試合連続トップのドフピクにボールが収まらず、孤立気味だった。躍動したのは、中盤の右サイドを勤めるジャパレンコである。後半9分に、相手ゴール前でシュートを決めて、同点ゴールを奪う。後半35分には、柔らかいボールタッチから、ゴール前に走るヤルムチェクを狙ってパスを送り、逆転ゴールをアシストした。後半一気に盛り返したウクライナは、次の最終節ベルギー戦に繋がる勝利だった。 

写真=試合終了後ファンに挨拶するウクライナの選手達 掲載元 英語サイト
https://madhyamamonline.com/sports/football/euro-cup-2024-ukraine-beat-slovakia-2-1-despite-latters-early-lead-1300818
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