ネタ不足

今まで何回もドラマになっている原作を引っ張ってきて、それにさらにいらん工夫を
付け足す…テレビドラマ界はよほど原作不足に喘いでいると見た。
でもって、こういういらん工夫を付け足したものは、大抵悲惨なことに。

内田春菊先生は、この原作を“こびとポルノ”のつもりで描いたのが、何が何やらで
純愛物語にとられてしまったのに困惑したとか。
一度ドラマ化の話が出たときにも、制作者が「ちよみは処女でなければならない」
とかなんとか得体の知れない思い入れを熱く語り出して「あー、こりゃあかんな」と
そのときは断った、ということがあったそうで。

で、今までのドラマ化では原作の最終話を読んだ視聴者から「ちよみを殺すな」
というお便りが殺到したもので、いつだったかのドラマ版では、風船にぶら下がって
帰って来るというなんともメルヘンチ〜ックな終わり方をしたんだとか。
せっかくまたドラマにするんだ、こんどこそは原作に忠実な終わり方をして
もらいたいものです。　「逆転」している時点ですでに「忠実」にはなりませんが。

…あと、このFANTASTICS八木勇征とやらのフィギュアか、高さ15cmのアクリル
スタンドを「原寸大南くん」と称して売り出すものと見た。
そして、痛いファンがそれをまちなかに持ち出し、レストランで料理のそばに
立たせて撮った画像をSNSに投稿するものとも見た。
はっ()、そうか、原作通りだと、飯沼愛とやらのフィギュアかアクリル
スタンドを愛でたり持ち出して撮影する男が出て来てキモいから…ということか!?
杉作J太郎先生の「フィギュアDEデート」みたいな感じになるから!?




■「南くんの恋人」男女逆転で令和初の映像化 飯沼愛＆FANTASTICS八木勇征、初共演でカップル役【南くんが恋人！？】
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=137&from=diary&id=7873645